わたしとみらい、つながるサイエンス展 EXPO2025 2025.08.14THU-08.19TUE

本イベントは、2025年の大阪・関西万博の会場で開催される、大学をはじめ企業や自治体が協働する研究プロジェクトの成果を発信するイベントです。

サイエンスがつなぐ未来社会の姿を身体で感じることで、未来を担う世代が社会課題を自分ごととして捉え、それぞれが主役となり「未来にどんな社会を作りたいか」を考えてもらうきっかけづくりを行います。また、展示を通して「研究者」を身近に感じてもらいたいと考えています。

ぜひ展示を楽しみながら科学技術や社会の課題、これからの未来について一緒に考えてみましょう!

イベント開催概要

これから開催

EXPO2025

開催期間 2025年8月14日(木) − 8月19日(火)
開催時間 10:00~19:30(最終日18:00 まで)
開催場所 大阪・関西万博会場(夢洲)
EXPO メッセ「WASSE」North / 予約不要
会場HP https://theme-weeks.expo2025.or.jp/program/detail/6704ce4b6143c.html
主催 文部科学省

出展予定の拠点

出展機関

北海道大学 / 東北大学 /秋田県立大学 /慶應義塾大学 / 横浜市立大学 / 信州大学/つくばグローバル・イノベーション推進機構 /長岡技術科学大学 /東京藝術大学・国立アートリサーチセンター/富山大学 / 金沢大学 / 福井大学 / 東海国立大学機構名古屋大学 / 三重大学 / Nプロジェクト(京都大学・大阪高等学校)/ 大阪大学 / 国立循環器病研究センター / 広島大学 / 香川大学 / 九州大学 / 琉球大学 / 沖縄科学技術大学院大学 ほか

ステージ参加団体

明石工業高等専門学校/EKKYO.HUB/学生団体BEAST/熊本県立玉名工業高等学校/神戸大学起業部/早稲田大学総合研究機構グローバル科学知融合研究所

PROGRAM

ステージプログラム

WASSE会場内に2つのステージを開設します。
「みらいステージ」「つながるステージ」それぞれで、出展機関や学生団体、高校生・高専生によるプログラムを実施!
科学技術を一緒に楽しむことができる参加型プログラムも盛りだくさんでお送りします。​
初日のオープニングステージには、イベントアンバサダーの「ゆうちゃみ」さんも登場!​

1日目 8月14日(木)
ステージプログラム1日目
2日目 8月15日(金)
ステージプログラム2日目
3日目 8月16日(土)
ステージプログラム3日目
4日目 8月17日(日)
ステージプログラム4日目
5日目 8月18日(月)
ステージプログラム5日目
6日目 8月19日(火)
ステージプログラム6日目

TOUR

展示体験ツアー

【参加費無料、所要時間60分】

4つのゾーンのメイン展示をめぐる体験ツアーを開催します。
大学等の研究者から解説を受けられ、混雑時でも優先して体験ができるお得なツアーです!
参加希望の方は、こちらのフォームからお申込みください。

※ツアーへの参加費用は無料ですが、万博会場までの交通費及び万博入場料は参加者様のご負担となります。​

スケジュール(所要時間60分)

スケジュール(所要時間60分)

※予約は先着順で、定員10名に達し次第締め切らせていただきます。
※空きがある場合に限り、当日参加を受付いたします。
※どなたでもご参加いただけますが、解説の内容は主に中学生・高校生を想定したものとなります。

EXHIBITION

展示

本イベントには、20以上の大学と研究機関がブース出展しています。
会場は「自分とつながる」「周囲とつながる」「社会とつながる」「地球とつながる」の4つのゾーンで構成されます。
各ゾーンのタブから、展示情報をチェックしてみましょう!

自分と
つながる
周囲と
つながる
社会と
つながる
地球と
つながる
自分とつながる

自分とつながる

カラダとココロ、その自然な営み。
科学の力で見えてくる、
自分という過去・現在・未来。

出展拠点一覧
  • 北海道大学ライフジャーニー<こころとカラダをみらいにつむぎ、せかいをおもう>
  • 大阪大学<脳波見える化>EEG脳波センサーを用いた「脳波の見える化」と脳の反応に基づく自動作曲・英会話力向上技術の体験
  • 国立循環器病研究センター顕微鏡イメージングの新世界 ~透明魚~
  • 大阪大学<おなか見える化>簡便迅速な「おなか見える化」技術 健康意識を育み未病社会の礎に
  • 横浜市立大学大人でもない子どもでもない君達へ -探究型メタバース-
  • 沖縄科学技術大学院大学つながる世界:人間の幸福における生物多様性の役割

メイン展示

日本語
ENGLISH

ライフジャーニー
<こころとカラダをみらいにつむぎ、せかいをおもう>

Life Journey:
Weaving our Future with Mind and Body, Being Heartful of our Global Connections.

ライフジャーニー<こころとカラダをみらいにつむぎ、せかいをおもう> イメージ
北海道大学
Hokkaido University

北海道大学は、自治体と力を合わせ、若い皆さんが自分らしい人生をデザインするために大切な「ヘルスリテラシー」を育むプロジェクトを進めています。「ヘルスリテラシー」とは、健康に関する情報を正しく理解し、自分のために活かす力のことです。
​ 展示では、私たちの「生命」「成長」「ライフジャーニー」が、世代を超えて育まれ、世界へと繋がっている壮大な物語を、美しいCGや迫力のある映像で楽しく感じていただけます。
映像のトンネルを巡り、誕生から始まる生命の素晴らしさ、そして、自分という存在が全ての生命と繋がっていることを体感できる、これまでにないユニークな展示空間です。​

Hokkaido University is collaborating with local governments to foster "health literacy" – the ability to understand and use health information – helping young people design their own lives. Our exhibition uses beautiful CG and videos to show how "Life," "Growth," and "Life Journey" connect us across generations and to the world. Experience the wonder of life and our connection to all beings in a unique video tunnel – an unprecedented exhibition space.

体験の種類→みる きく ステージプログラム

“つながる”リレーインタビュー

北海道大学
産学・地域協働推進機構古田 千尋
インタビュー記事

今回のイベントの見どころを教えてください!

今回の展示は、細胞からカラダ、カラダから地球へ、ミクロからマクロの世界を迫力と没入感のある映像が体験できるドーム回廊です。

ドーム回廊??

ドーム回廊を採用することで、自身が小さくなって、体の中を探検するような体験や、目の前で迫力のある動物たちを見れるような体験を提供したいなと思い、このような企画になりました。

なんだか楽しそう〜。どんな映像が観れるの?

映像は、NHKエンタープライズさんのご協力の元、『人体スペシャル』や『ダーウィンが来た!』『ワールドライフ』の映像をお楽しみいただけるようになっています。本展示『ライフジャーニー〜こころとカラダをみらいにつむぎ、せかいをおもう〜』だけで楽しめるコラボレーションです。

この取り組みを始めたきっかけを教えてください!

2022年にNHKエンタープライズご協力の元、NHKスペシャル ジェンダーサイエンス「男×女 性差の真実」という番組を再編させていただき、『ジェンダーサイエンス』映像を製作しました。この取組みをきっかけに子どもや若者によりわかりやすく、ヘルスリテラシー教育に繋がる映像製作やイベント開催を行ってきました。

なんで再編することになったの?

もともとNHKさんのほうも、今までの番組のコンテンツをそのまま放送して終わりではなく、そこから先になにかみなさまのお役に立てるものを、というお話もありまして、我々の思いとそこが合致し、学びにぜひつなげるものにできたらなということでお話が進みました。

この取り組みが担う未来はどんなもの?

北海道大学COI-NEXT「こころとカラダのライフデザイン共創拠点」では、「他者(ひと)とともに、自分らしく幸せに生きる社会」の実現に向けて活動しています。自分のこころとカラダを理解することや選択肢を増やすことで、自分らしく幸せに生きることに繋がると思います。
本映像やイベントを通して、自分とつながり、他者(ひと)とつながり、改めて自分らしさやライフデザインを考えるきっかけを提供できればと思っています。

他者(ひと)とともに、自分らしく幸せに生きる社会ってどんなこと??

そうですよね、難しいですよね。今結構変化が激しい時代かなと思っておりまして、AIの発達ですとか、気候変動、パンデミックスとか、人口減少とか、先行きが不透明な時代かなと思うんですよね。そういう時代だからこそ、精神的に豊かさとか幸福を追求することが重要かなと考えています。こころと体に目を向けて、自分自身がどう生きたいのかを問うことも重要な時間かなと考えています。それがライフデザインにつながってくるのかなって思います。

未来を作る人たちへメッセージをお願いします!

たくさんあるなと思ったんですけど、中でも好きなことをするとか、やってみるという挑戦?というのはすごい大事だったなと思っていて、自分の好きなことは何か?というのを追求することで、自分らしさに気づいたりとか、それが選択肢の拡大にもつながるかなと思っています。それが多分ライフデザインのもとになってきますし、しいては将来的にはウェルビーイングな暮らしにつながるといいなと思います。

「周囲とつながる」ゾーンの
東京藝術大学・国立アートリサーチセンターへの質問
古田 千尋北海道大学
産学・地域協働推進機構​
古田 千尋
この研究をやっていて、よかったと思うエピソードを教えてください!
東京藝術大学
社会連携センター
センター長
​伊藤 達矢
とにかくいろんな人に会える!一緒に答えのない答えを見つけようと対話する時間がたくさん生まれていくことができることが非常に面白いなと思います。
東京藝術大学・国立アートリサーチセンターのインタビューは次回更新!お楽しみに!

その他展示

日本語
ENGLISH

EEG脳波センサを用いた「脳波の見える化」と脳の反応に基づく自動作曲・英会話力向上技術の体験

Automatic Composition and Improved Concentration in English Conversation Learning Based on Visualised Brainwaves Measured by EEG (Electroencephalogram) Sensors

大阪大学<脳波見える化>

The University of Osaka

EEG脳波センサを用い「脳波の見える化」をテーマとした人間力向上のための、 脳の反応に基づく自動作曲と英会話力向上技術を体験して頂きます。
1つ目の体験では、EEG脳波センサで計測したご自身の脳波を基に、AIを利用して自動作曲を行う技術 「brAInMelody」により作曲された音楽を聴いて頂きます。
2つ目の体験では、「脳波解析による集中力測定」をキーワードとして、脳波センサのデータを参照しつつ英会話力向上に果たす集中力の役割についてお伝え致します。

We focus on “visualization of our brainwaves” which we hope will enhance our human potential. You will enjoy two participatory demonstrations: automatic composition and visualized concentration.
In the first demonstration, you will listen to original music composed by using "brAInMelody," a technology which automatically composes music based on your brainwaves measured by EEG sensors and AI algorisms.
In the other demonstration, you will recognize a correlation between concentration and English conversation proficiency by measuring our brainwaves by EEG sensors and evaluating concentration through its analysis.

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日本語
ENGLISH

顕微鏡イメージングの新世界〜透明魚〜

Exploring the Invisible: Microscopic Imaging with Transparent Fish

国立循環器病研究センター

National Cerebral and Cardiovascular Center

健康寿命の延伸に向けては、がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病といった四大疾患の克服に加え、病と共に生きるレジリエントな社会の構築が求められています。本研究では、一生涯にわたって体がすきとおった新たなモデル動物「透明魚」と、細胞の動きや働きを可視化できる最先端の顕微鏡技術を活用し、これまで見ることのできなかった生命現象の可視化に挑んでいます。万博の展示では、未来を担う若い世代に透明魚と顕微鏡イメージングの世界を体験していただき、からだのふしぎや、いのちの仕組みに興味をもってもらうきっかけとなることを目指しています。

To extend healthy life expectancy, we need not only to overcome major diseases like cancer, stroke, heart attack, and diabetes, but also to build a resilient society where people can live well even with illness. Our research takes advantage of a unique model animal—a tiny fish that remains transparent throughout its life—along with advanced microscopy technologies that allow us to observe cell dynamics and function in real time. At the Expo, we aim to inspire the next generation by showcasing the captivating world of transparent fish and advanced live-cell imaging—inviting them to explore the science of life, the intricate workings of the human body, and the biological roots of disease.

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日本語
ENGLISH

簡便迅速な「おなか見える化」技術健康意識を育み未病社会の礎に

Rapid "belly visualization" technology- Fostering health awareness and laying the foundation for a society where people can live healthy without illness -

大阪大学<おなか見える化>

The University of Osaka

健康の維持・向上は、医療費や介護負担の増加といった社会課題を解決していくうえで重要です。本研究ではDNA増幅法「PCR」の高速化技術を開発し、これを応用して腸内細菌を簡便に測定する方法を実現しました。展示を通じて腸内環境とおなかの関係を知り、食生活など、自身の健康意識を高めるきっかけになればと思います。また、開発した技術を体験できる時間も用意しています。ぜひ、この機会に健康維持・向上と未病社会について一緒に考えてみましょう。

Maintaining and improving health is important in solving social issues such as the increasing burden of medical and caregiving.
In this research, we have developed a rapid maicrofluidic PCR technology for the DNA amplification and established a simple method for measuring intestinal bacteria.
We hope that through this exhibition, you will learn about the relationship between your intestinal environment and your belly, and that it will serve as an opportunity to raise your awareness of your own health, for example diet.
There will also be demonstrations of the developed device.
Lets' take this opportunity to think together about maintaining and improving health, and laying the foundation for a society where people can live health withou illness.

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日本語
ENGLISH

大人でもない子どもでもない君達へ- 探究型メタバース -

The In-Between Generation: Exploring the Metaverse

横浜市立大学

Yokohama City University

若者が生きづらさを感じやすい現代社会において、その解消を通じてウェルビーイングを高めることは重要な課題です。横浜市立大学では、若者の心の課題を包括的に扱う新たな学問領域を立ち上げ、心の回復力である「心理的レジリエンス」の向上を目指したインタラクティブプラットフォームを構築しています。 訪れていただく皆さまには、実際にバーチャル空間の中に入っていただき、さまざまな生き方をする大人のアバターとの対話を通じて大人の姿を知り、生き方・考え方のヒントをもらうことで「自分が将来どうありたいか」を考え、人生のロールモデルを見つけていただきたいです。

https://minds1020lab.yokohama/

Discovering Your Future in the Metaverse
Many young people today struggle with uncertainty about their future. To support them, Yokohama City University is creating a new academic field focused on mental well-being and psychological resilience.
Through our interactive virtual space, visitors especially young people can meet and talk with adult avatars who represent different life paths. By engaging in these conversations, they can gain insights into various ways of living, find inspiration, and start thinking about their own future.
Join us in exploring new possibilities and finding role models to help shape your journey ahead.

https://minds1020lab.yokohama/

体験の種類→みる きく さわる やってみよう
日本語
ENGLISH

つながる世界:人間の幸福における生物多様性の役割

A Connected World: The Role of Biodiversity in Human Well-Being

沖縄科学技術大学院大学

Okinawa Institute of Science and Technology

生物多様性は環境のバランスだけでなく、人間の幸福にも不可欠です。しかし、それが失われることが人間の健康に及ぼす影響については十分に認識されていません。OIST の展示では、生物多様性と人間の心と体の健康の関係や、生物多様性を追跡する環境モニタリングの取り組みを体験型展示を通じて紹介します。バーチャルリアリティと豊かな自然のサウンドスケープに導かれながら、皆さんを水中と地上の環境を巡る旅へお誘いします。OIST Sonic Lab では、研究者がこれらのサウンドスケープが私たちに肉体的、感情的にどのような影響を与えるかを調べるために、キャンパス内のインスタレーション展示でモーションキャプチャーカメラを使って、音を聴いた人々のストレスやリラックスの微妙な兆候を示すボディランゲージの変化を観察するプロジェクトも行っています。次の世代を担う皆さんには、この展示を通じて、環境音が人の肉体・感情に与える関係性を知り、自然の中に身を置くことの精神的効果を実感し、体験を周囲に伝えることで、どうしたら持続可能なライフスタイルを実現できるかを考えていただきたいと思います。 ​

Biodiversity is essential not only for maintaining environmental balance but also for human well-being.Yet, the impact of biodiversity loss on human health is not fully recognized.
This OIST exhibit introduces the link between biodiversity and human health, along with environmental monitoring efforts that help track biodiversity. Visitors can explore these connections in a hands-on way.
Guided by virtual reality and immersive natural soundscapes, you’ll journey through both underwater and terrestrial environments. These rich audio-visual experiences highlight the beauty and diversity of our ecosystems.
At OIST’s Sonic Lab, researchers study how these soundscapes affect us physically and emotionally. By using motion capture cameras in open public spaces, they observe subtle changes in body language that indicate stress or relaxation, revealing how deeply sound influences us.
To the next generation, we hope this exhibit offers insight into how environmental sounds impact the body and mind. By experiencing nature firsthand and sharing what you’ve learned, we invite you to consider how we can all contribute to a more sustainable lifestyle.

体験の種類→みる きく

PRE-EVENT

プレイベント

万博での開催に先がけて、2025年2月に東京都内でプレイベントを開催しました。
プレイベントの様子はこちらからご覧いただけます。

AMBASSADOR

アンバサダー

ゆうちゃみさんがアンバサダーに就任してくださいました!

ゆうちゃみ

2022年上半期ブレイクタレント女性部門第1位に選出された「令和の白ギャル」。大阪府東大阪市出身で、圧倒的な明るさとコテコテの大阪弁が魅力。雑誌専属モデルなどを経て多方面で活躍しており、2025年大阪・関西万博スペシャルサポーターも務めています。本イベントのプレイベントにも来場し、「つながるみらいバルーン」企画に参加するなど、サイエンスがつなぐ未来に関心を持っています。

CONCEPT

コンセプト

あなたは、未来をつくれる人

MESSAGE

メッセージ

つながって、みらいをつくろう

自分とつながる、ひととつながる、まちとつながる、地球とつながる。

「サイエンス」は、何かとつながって、未来をつくるための一歩。

サイエンスをもっと、身近な道具として使えば、自分のなかに芽生えた「知りたい」という気持ちや「分からない」という疑問を大切にして、いろいろなテーマについて考えることができます。

地域に困っている人がいたら、みんなで力を合わせて、まだ答えのない問題に立ち向い、地球の未来を人まかせにせず、自分のこととして、解決への一歩を踏み出していく。

サイエンスをきっかけに、はじまる夢中。広がっていく、みんなの夢。

何とだってつながれるし、誰がやったっていい。

あなたは、どんな未来をつくりたいですか?