Q&A(学校設置者・学校関係者の皆様へ)

感染症対策を講じた上での学習活動の留意点等に関すること

問1 学習指導要領においては、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善が重視されているが、感染拡大防止のための配慮を行いながらそれを進めていくにはどうすればよいか。(令和4年9月20日更新)

○ 新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な指導に当たっては、令和4年4月1日の事務次官通知において示している感染症対策を講じていただいた上で、学習指導要領において示している主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を行っていただきたいと考えています。

担当:教育課程課(内2368)

問2 各教科等の指導について、感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動については、どのようなものがあり、どういった対応が求められるか。(令和4年9月20日更新)

学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2022.4.1 Ver.8)第3章「1.各教科等について」を御覧ください。
 
担当:初等中等教育局教育課程課(内2565)

問3 職業教科における実習等の指導においては、どのようなことに留意する必要があるか。(令和4年9月20日更新)

○ 学校内での実習や産業現場等学校外での実習を実施する際には、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」等に示す感染症対策を講じた上で、共通する感染症対策として、3密を避けることに留意しながら、
・事前に生徒の健康観察を行う
・マスクの着用や共用の教材、教具、機器、設備などの複数の人が頻繁に触る部分について適切に消毒するとともに常時換気する
・貸切バス等での移動にあたってはマスクの着用、会話の自粛、車内の換気(降車時に窓を開けるなど)を徹底する
・共用の教材、教具、機器や設備などを触る前後で手洗い・手指消毒を徹底する
・実習(材料運搬や作業)においては教員・生徒同士の接触を極力避け、個人で使用する材料や道具の配布及び回収は、生徒個人が行う
・生徒同士の距離を可能な限り確保(概ね1~2メートル)し、対面とならないように配置する(身体的距離は「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」に示す地域ごとの行動基準を参考とする)
・空間を分割した少人数での活動を行う
・生徒が長時間、近距離で対面形式となるグループワーク等及び近距離で一斉に大きな声で話す活動については、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」に示す地域ごとの行動基準を参考とする
・実習服やシーツ等の洗濯頻度を高める
 などの取組が考えられます。

○ また、教育内容や施設・設備の利用については、進学や就職を控えた生徒に配慮することが望まれます。

○ 各教科の実習における詳細な留意点等は「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた職業に関する教科の実習等に関するQ&Aについて(一部更新)」(令和3年9月7日付け事務連絡)PDFをご参照ください。

○ なお、「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う医療関係職種等の各学校、養成所及び養成 施設等の対応について」及び「新型コロナウイルス感染症対策に対応するための令和3年度における遠洋実習の特例 の適用方針について(周知)」については、下記をご参照ください。
※「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う医療関係職種等の各学校、養成所及び養成 施設等の対応について」
https://www.mext.go.jp/content/20220722-mxt_kouhou01-000004520_01.pdfPDF
「新型コロナウイルス感染症対策に対応するための令和3年度における遠洋実習の特例 の適用方針について(周知)」
https://www.mext.go.jp/content/20220722-mxt_kouhou01-000004520_02.pdfPDF

担当:初等中等教育局参事官(高等学校担当)付(内2384)

問4 実技を伴う体育の授業において、どのような点に留意すべきか。(令和4年9月20日更新)

○ 体育の授業の実施に際しては、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」に従って、地域ごとの感染レベルに応じた活動を行ってください。

○ 体育、保健体育の授業における基本的な感染症対策を踏まえた指導の工夫例について、教師向けの動画資料を作成していますので、地域の感染状況を踏まえた上で御活用ください。

担当:スポーツ庁政策課企画調整室(内2674)

問5 子供たちの運動不足が懸念されるが、どのような運動を実施するのがよいか。(令和4年9月20日更新)

○ 児童生徒の健康保持の観点から、児童生徒の運動不足やストレスを解消するための運動機会を確保することは大切であると考えており、日常的な運動(ジョギング、散歩、縄跳びなど)を安全な環境の下で行っていただきたいと考えます。

○ また、学校やその設置者においては、安全な運動場所を確保するため、地域の感染拡大の状況を踏まえ、一度に大人数が集まって人が密集する運動とならないよう配慮するなど、3つの密を避けつつ、学校の校庭や体育館等の施設の開放についてもご検討ください。

○ 特に、体育館等の屋内の施設を開放し、運動の機会を確保する際は、ドアや窓を広く開け、こまめな換気を心がけたり児童生徒が手を触れる箇所(ドアノブ、手すり、スイッチなど)を消毒液を使用して清掃を行うなど、感染拡大防止のための対策を講じた上で、児童生徒同士が十分な距離(2m以上を目安)を確保できるよう、より慎重な対応が必要であると考えます。

担当:地域スポーツ課地域スポーツ振興係(内3951)
担当:政策課企画調整室(内2674)
担当:スポーツ庁参事官(地域振興担当)付施設企画係(内3773)

問6 休業期間中における動物飼育はどのようにすればよいか。

○ 学校における休業期間中における動物飼育については、組織的に行い、教師、保護者、地域の専門家等による連携した取組が期待されます。下記の公益社団法人日本獣医師会の協力を得て文部科学省が作成した教師用手引きも参考にしながら、各学校が地域の実状に合わせて工夫することが必要です。

 教師用手引き「学校における望ましい動物飼育のあり方」
  https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/06121213/001.pdfPDF

担当:初等中等教育局教育課程課(内2903)

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