平成31年度 SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業 採択状況

申請団体数

平成31年度は合計45団体の応募があり、14団体を採択いたしました。

平成31年度採択事業一覧

(1)カリキュラム等開発・実践 

1 SDGs達成の視点を組み込んだカリキュラム、教材、プロジェクト等の開発や実施、及びその成果の全国的な発信

事業名

採択団体

 活動例

 活動地域

「阿賀野川流域地域の光と影を通じたESD-SDGs 」教材化プロジェクト

一般社団法人あがのがわ環境学舎

阿賀野川流域市町に所在する小・中学校において、地域の環境学習等の一環として新潟水俣病学習の継続的な実施が促進されるために、授業で活用しやすいよう配慮され、かつ、それぞれの地域の光と影を反映させた、ESD-SDGs に基づく教材開発及び情報発信等を行う。平成31年度は新潟市をメインエリアとして展開する。

新潟県新潟市及び阿賀町

地球市民による地域資源を活用したSDGs・ESDカリキュラムの開発

国立大学法人宮城教育大学

過去5年間のESD/ユネスコスクール東北コンソーシアム事業で整備された4つのサテライト地域におけるSDGsの課題を、それぞれ、防災、世界遺産(文化)、世界農業遺産、エコパークに設定し、これらの課題を解決するための地域教材やカリキュラムの開発を行い、全国・世界に発信する。

宮城県気仙沼市、大崎市
岩手県平泉町
福島県只見町

四国におけるSDGs達成に向けた地域プロジェクト推進事業

愛媛県新居浜市教育委員会

過去4年間の新居浜ESDコンソーシアム事業で培った経験・成果そして構築したコンソーシアムのネットワークを活用し、SDGs達成の視点を組みこんだ教育計画・教材の作成や、SDG目標3,4,11を意識した地域課題の解決に寄与する地域プロジェクトの開発・実践などを、四国全域を対象に行う。

四国内(愛媛県新居浜市を中心に)

ユネスコエコパークを活用した学校教育におけるESD/SDGsの普及・深化と実践モデルの開発

国立大学法人信州大学

ユネスコエコパーク(BR)地域のESD/SDGsを支援するESDコンソーシアムが連携し、学校教育でのESD/SDGsの実践やユネスコスクールへの支援を加速させる。
また、BR間の交流と学びあいや実践の共有を通じてESD/SDGsの普及と深化を促進する。国内BRすべてをつなぐESDネットワークを構築するとともに、実践事例にもとづくESD/SDGs実践モデルの開発を目指す。 

長野県北信地域、南信地域
福島県只見町
群馬県みなかみ町
石川県白山地域
福井県奥越地域

ゲーミフィケーションを用いたSDGs教材とその開発手法の全国展開

学校法人金沢工業大学

同大学が共同開発したSDGs カードゲームを核として、SDGs達成の担い手となるユース世代が自ら教材を開発すると共に、それを用いた教育手法の共有を行う仕組みを構築することで、SDGsに関する正しい知識の普及や、その知識を用いた実践型教育を行う人材育成を促進する。 

中部地方(山梨県、長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県、静岡県、愛知県、岐阜県)

南極・北極から地球の未来を考えるESD副読本と学習プログラムの開発

公益財団法人日本極地研究振興会

南極・北極域での最新の研究・教育活動の成果をもとに、小・中学生のためのESD副読本「南極・北極から地域の未来を考える」とそれを用いた学習プログラムを開発し、極域で活躍した経験をもつ様々な職種の専門家が講師となる授業を全国各地で実施し、SDGs達成の担い手の育成に貢献する。

全国(東京都を中心に)

学校教員による持続可能な未来の担い手を育むカリキュラム・教材開発事業

公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU) 

これまでESDを実践してきた学校教員自らが、「教員にとって活用しやすいSDGsカリキュラム・教材は何か」を考え、教育・学習プロセスを通してカリキュラム・教材開発に携わる。開発したカリキュラム・教材は学校教員自らが授業で使用し検証の上、成果を全国に発信する。 

全国

京都におけるSDGs達成に向けた次世代の担い手育成カリキュラムの開発・実践

公益財団法人京都市環境保全活動推進協会

SDGs達成に向けて、大学生を中心とする次世代の担い手を育成するために、SDGsの社会的意識を理解すると共に、事業者やNPO等の実践者とつながりSDGs達成の取組を学べるカリキュラムを開発する。また、それらのカリキュラムを実施するために必要となるネットワークを形成し、成果を幅広く発信する。

近畿地方(京都市を中心に)

2 SDGsと地域課題解決・地方創生をテーマとする、民間企業と連携したプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)   

SDGsの視点から企業と連携したPBLを行うことによる地域の担い手を育てる教育

特定非営利活動法人     持続可能な開発のための教育推進会議

過疎高齢化が進む日本の地域社会の典型として、漁業が低迷し人口の減少に悩む北海道羅臼町を取り上げ、知床の自然環境や歴史、文化と現在の課題を、幼小中高を貫く教育課程「知床学」を地元企業・主体と連携してPBLとして開発・実施することにより、地域に愛着を持ちSDGs達成の担い手を育てる全国モデルを開発する。

北海道(羅臼町を中心に)、

富山県

   

(2)教師教育の推進  

事業名

採択団体

 活動例 

活動地域

SDGs達成のためのグローバル・コンピテンシーを育成する教員のスキルアップ 

国立大学法人広島大学

SDGsの達成のために必要とされるグローバル・コンピテンシーを育成できるよう、教員のスキル向上と養成を目的として,教育委員会や近隣の教員養成系の大学等とコンソーシアムを構築して,研修会・講演会と授業づくりのワークショップを組み合わせたスパイラル構造の研修プログラムを実施する。

広島県及び近隣県

ESDを基軸とした質の高い幼児教育の推進と学校種間の接続~コンソーシアム事業を基盤とした新たなる展開~

国立大学法人静岡大学

「全国幼児教育ESDフォーラム2019」を開催し、幼児教育におけるESDの先進事例の交流、ESDの理念を基盤とした学校種間の接続モデルを全国に発信する。また、教育委員会が実施する研修会を活用したESD研修会、教員養成機関へのESDの普及啓発を企図した更なるネットワークの構築を図る。

全国(静岡市を中心に)

「SDGs達成の担い手育成のための教育行政ネットワークの構築と中核教員養成事業」~SDGs/ESD教育委員会コンソーシアムの拡充とESDマスターティーチャー養成講座の実施~

福岡県大牟田市教育委員会 

大牟田市教育委員会が中心となり、全国のSDGs/ESDを推進する教育委員会のネットワークの構築や学校現場及び各地域においてSDGs/ESDの推進及び指導等を中核となって担う教員を養成する研修会を行い、地域及び全国レベルでの学校教育におけるSDGs/ESDの深化・拡充を図る。

全国(大牟田市を中心に)

北陸におけるSDGs達成に向けた教員等の人材育成

国立大学法人金沢大学

主として学校教員を対象とするSDGs推進のためのESD教材、特にe-ラーニング教材を開発するとともに、富山県、石川県、福井県内の教育委員会と連携し、開発した教材を活用したSDGs達成に向けたESD研修の実施を様々な研修機会及び個別校への指導助言を通じて実施する。

富山県
石川県
福井県

 

(3)教育(学習)効果の評価・普及

事業名

採択団体

活動例 

活動地域

横浜市ESD推進コンソーシアム 

横浜市教育委員会

過去3年間の横浜ESDコンソーシアム事業の成果を土台に、「協働型プログラム評価」の手法を取り入れ、1 市内のESD推進校でこれまで取り組まれてきた実践の成果を様々な手法を用いて数値化し、児童生徒等の変容を可視化する、2 専門家に協力を依頼し、ESDの評価の内容や方法を、学校教職員・児童生徒の参加型・協働型で検討していく。

 横浜市

 

  

    




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