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日本ユネスコ国内委員会

公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターが実施している事業

 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU:Asia-Pacific Cultural Centre for UNESCO)は、上記のとおりの経緯で設立された公益財団法人で、ユネスコと緊密な連繋を図りながら、アジア太平洋地域のユネスコ加盟国と協力して、文化協力、教育協力、人物交流の分野で、現地のニーズを反映した具体的な地域協力事業を推進しています。

 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(以下ACCU)の事業は、事業の企画から、内容の決定、資料の提供と編集、各国での普及や評価まで、事業参加国が平等な立場で共に事業を実施する「共同事業方式」が採られていることが特徴となっています。

 ACCUの実施している主な事業は次のとおりです。

1. 文化協力事業

【無形文化遺産の保存と推進協力】

 アジア・太平洋地域の文化多様性を守るたの一つの手段として、無形文化遺産の保護と継承を推進しています。具体的には以下の事業等を行っています。 
○ アジア・太平洋地域の文化担当者に対し、消滅の可能性の高い無形遺産を救い、伝承を続けるために何が必要かについて、日本をはじめとする取組等を事例として、具体的な方法論について検討するワークショップを実施。「無形遺産の保護に関する条約」で義務付けられている「無形遺産のインヴェントリー(目録)の作成のモデル作り・アプローチの例について検討しています。
○ アジア・太平洋地域で消滅の危機にひんしている無形文化遺産、ユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作に関する宣言」についての情報、伝統芸能・民俗芸能に関する情報を「無形文化遺産データベース」としてインターネットで公開しています。


©公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

【知的財産権普及事業】

 アジア・太平洋地域の作家や出版関係者に著作権についての認識を深めてもらうため、分かりやすいハンドブック「Asian Copyright Hand book」を作成しています。英語のマスター版を作成の上、各国の担当者と協議して、これまでにヴェトナム語版、ミャンマー語版、インドネシア語版が既に発行されています。また、域内諸国で著作権に関するワークショップ等も開催しています。


©公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

【児童書の共同出版・普及】

 アジア・太平洋地域の子供たちが、本を通じて多様で豊かな異文化に触れ、平和と相互理解の精神を培うことを目的とした児童書を出版、発行しています。各国の編集者と検討しながら題材を決め、英語のマスター版を発行した上で、当該国の関係者と吟味して各国語版を出版しています。これまでに、29作品の各国語版、計42言語(29か国)で計400万部を超える児童書が刊行されています。


©公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

【(有形)文化遺産の保護・修復に関する研修】

 ICCROM(文化財保存修復研究国際センター:在ローマ)、独立行政法人文化財研究所等と協力しながら、アジア・太平洋地域各国で文化遺産保護に従事している専門家を対象に、遺跡、建造物の保存修理技術等の研修を実施しています。


©公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

【文化遺産に関する国際会議の開催】

 ユネスコ、文化庁等と協力して、文化遺産の保護に携わる国内外の研究者や専門家、行政担当者等との情報交換の場として、国際会議・シンポジウム等を実施しています。

2. 教育協力事業

【識字教育教材の共同開発・普及】

 新識字者(基本的な読み書きを習ったことはあるが、まだ不十分なため、適切な読み物がないと再び読み書きができない状態に戻ってしまう人たち)の読み書き能力の維持・向上と生活改善に役立つ教材の開発と普及を行っています。保健衛生、収入向上、農業技術、女性と開発等の知識や技術を取り上げて、役に立ちかつ楽しみながら学べる小冊子、ゲーム、ポスター、ビデオ等の教材のマスター版(英語版)を作成した上、そのマスター版を元に各国の事情に合った自国語版を制作します。

【ノンフォーマル(学校外)教育教材パッケージの普及】

 アジア各国での識字教材の質的・量的な充実と、識字・ノンフォーマル教育の振興のための教材パッケージを作成、普及させています。
 農村の識字クラスの教師や地方の教材政策担当者が現地の人材・資材を活用し、簡単に教材を作れる技術を紹介した「ノンフォーマル教育教材制作ハンドブック」、識字教育で使用頻度の高いテーマを扱ったイラストを収録した「識字クリップアート」、アジア各国の教材制作の見本となる「ACCU識字教材キット」の3点の教材をパッケージ(PALM:Package for Developing Adult Learning Materials)として、各国が実施する教材開発セミナー等でも活用されています。


©公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

【持続可能な開発のための教育(ESD)推進企画会議の開催等】

 ESDを推進するため、アジア・太平洋地域の行政官、専門家による会議を開催し、優先的な課題、活動内容、事業計画等について検討しています。
 また、津波、自身等の自然災害による被害を最小限に抑えることを目的として、関係機関等と協力し、「防災教育教材資料集」を2005年に編集、刊行しました。

【環境パッケージ教材の共同開発・普及】

 森林保全、水質汚染、ごみ問題等、地球規模で取り組むべき環境問題を取り上げ、アジア・太平洋地域の人々の環境に関する意識の向上を目的とした教材の開発と普及を行っています。


©公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

【女性のための識字教育センター(LRC:Literacy Resource Centre for Girls and Women)の設立、協力】

 アジア・太平洋諸国の特に女性のための識字教育の質的向上のために、ACCUやユネスコ等の地域レベルの識字教育のノウハウを各国で共有し、女性の地位・生活向上や社会経済の発展を目指しています。各国で実績のある学校外教育機関との共同で、「女性のための識字教育センター(LRC)」を設置し、それぞれの国の識字関係機関、研究者、識字教育要員等を対象に、式情報の収集・提供、教材作成、人材養成、ネットワーク作りなどを実施しています。

3. 人物交流事業

【ACCU国際教育交流事業】

 国際連合大学(UNU:United Nations University)が日本政府からの拠出金により実施する「日本国際教育交流プロジェクト」の枠組により、アジア・太平洋地域の教職員、教育等の分野の学者・専門家を日本に招へいしています。

【ユネスコ青年交流信託基金事業】

 ユネスコが日本政府からの拠出金により実施する「ユネスコ青年交流信託基金事業」の枠組みにより、相互理解の促進と教育の質的向上を図ることにより、世界の諸国民の教育、科学及び文化を通じての国際平和と人類の福祉というユネスコの精神の普及と実現に貢献しています。(詳しくは「ユネスコを通じた青年交流事業」のページを御参照ください。)

4. ACCUライブラリー

 アジア・太平洋諸国の絵本とノンフォーマル(学校外)教育教材を中心とした文化、教育についての各種資料や写真パネル等を収集し、一般に公開しています。誰でも利用でき、貸出も行っています。(開館:月曜日・水曜日・金曜日の10時~17時)
 また、ACCUが制作した文化、教育に関する出版物については、同公益財団のホームページを通じて購入することもできます。

 以上、詳しくは公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU/ホームページ:http://www.accu.or.jp(※公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターホームページへリンク))に直接お問合せください。 

-- 登録:平成21年以前 --