第66回日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会政府間海洋学委員会(IOC)分科会議事録

1.日時

平成28年5月27日(金曜日)10時00分~12時00分

2.場所

文部科学省 3階 3F3特別会議室

3.出席者

[委員]

植松光夫(主査、国内委員)、立川康人(国内委員)、安藤健太郎、仙石新、河野健、倉賀野連、坂元茂樹、須賀利雄、長谷川直之、中田薫、道田豊、山形俊男

[関係省庁]

外務省、文部科学省海洋地球課、水産庁、海上保安庁、気象庁、内閣府、国立研究開発法人海洋研究開発機構

[文部科学省(事務局)]

山脇国際統括官、福田国際戦略企画官、仙台ユネスコ第三係長、その他関係官

4.議事録

【植松主査】
 時間になりましたので、日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会第66回政府間海洋学委員会(IOC)分科会、開催させていただきます。
 本日は、御多忙のところ、また雨のところお集まりいただき、ありがとうございます。定刻になりましたので、事務局は定足数の確認をお願いいたします。
【仙台ユネスコ第三係長】
 本日は、出席の委員が11名で、委員の過半数となっておりますので、定足数を満たしております。
【植松主査】
 ありがとうございます。
 それでは、ただいまから、第66回IOC分科会を開催いたします。
 本日の議事のうち、議題2「第49回IOC執行理事会の対処方針等について」に関しましては、公開することにより、当事者または第三者の権利、利益や公共の利益を害するおそれがあると認めますので、日本ユネスコ国内委員会の会議の公開手続第1項に基づき、非公開とさせていただきます。非公開の部分を除いて、御発言は議事録としてそのままホームページ等で公開されますので、御承知おきください。
 なお、本日は、関係省庁のほか、IOC執行理事会に御出席予定の東京大学大気海洋研究所・齊藤准教授にも御出席いただいております。
 続きまして、前回の分科会以降、委員の異動がございましたので、事務局から御紹介をお願いいたします。
【仙台ユネスコ第三係長】
 新任の委員を御紹介させていただきます。
 まず初めに、安藤委員。
【安藤委員】
 よろしくお願いします。
【仙台ユネスコ第三係長】
 次に、河野委員。
【河野委員】
 河野です。よろしくお願いいたします。
【仙台ユネスコ第三係長】
 続きまして、仙石委員でございます。
【仙石委員】
 仙石です。よろしくお願いします。
【仙台ユネスコ第三係長】
 最後に、長谷川委員。
【長谷川委員】
 長谷川でございます。よろしくお願いいたします。
【仙台ユネスコ第三係長】
 以上でございます。
【植松主査】
 次に、事務局から配付資料の確認をお願いいたします。


(事務局より配付資料について説明)


【植松主査】
 よろしいでしょうか。
 それでは、議題1「前回会議以降の活動報告について」に入ります。
 まずは事務局から、活動報告の概要について説明をお願いいたします。
【仙台ユネスコ第三係長】
 資料2を御覧ください。まず初めに、第28回IOC総会・第48回IOC執行理事会についてです。
 昨年、平成27年6月15日から25日に、パリのユネスコ本部において、第28回ICO総会・第48回IOC執行理事会が開催されました。我が国からは、植松IOC分科会主査を団長として、また、道田IOC分科会調査委員が副団長として出席されました。本件につきましては、後ほど、植松主査から御説明があります。
 次に、道田豊IOC分科会委員の「第8回海洋立国推進功労者表彰」受賞及びマレーシア・トレンガヌ大学名誉博士号の授与についてです。
 平成27年7月16日、道田IOC分科会委員が、第8回海洋立国推進功労者表彰を受賞されました。道田委員は、日本人としてユネスコのIOCの副議長に40年ぶりに2人目として選出されるなど、海洋分野における日本の国際的地位の向上に貢献されました。
 また、平成27年10月24日、同じく道田委員が、ユネスコIOC関連活動及びWESTPAC地域における海洋学の発展への貢献が評価され、マレーシアのトレンガヌ大学名誉博士号を授与されました。写真は授与式の様子でございます。
 次に、IOC/WESTPACのSomkiat Khokiattiwong(ソムキャット ゴーキアッティウォン)議長及びWenxi Zhu事務所長が、文部科学省を表敬訪問されました。表敬訪問では、植松IOC分科会主査から概要説明がなされた後、Wenxi Zhu事務所長からWESTPACに関する概要説明がありました。また、清浦海洋地球課長(当時)から、日本の海洋研究の取組について紹介がありました。その後、WESTPACの活動について、関係者間での意見交換を活発に行いました。
 次に、日本海洋データセンター創設50周年についてです。
 創設50周年を記念して、平成28年2月9日に、日本海洋データセンターへの貢献者及び機関に対して、日本海洋データセンターを運営する海上保安庁長官から表彰の授与が行われました。また、同年3月18日には、「海洋データ・情報管理の将来を考える-日本海洋データセンター設立50年の歴史と今後-」をテーマにシンポジウムを開催し、道田委員をはじめとする多くの海洋データ管理の専門家から、今後の海洋管理の在り方について発表が行われました。
 最後に、WESTPAC諮問グループ会合についてです。
 WESTPAC諮問グループ会合が、平成28年1月13日から15日に、インドネシア・ジョグジャカルタにおいて開催され、安藤委員、道田委員、福代東京大学名誉教授等が出席されました。会合では、第10回WESTPAC総会以降のWESTPACの戦略的方向性の確認、現行のプロジェクト及びワーキンググループの活動内容のレビューを実施するとともに、WESTPACの今後の取組について討議を行いました。
 最後に、参考資料として、前回のIOC分科会以降に行われましたIOC関係の会議等一覧を添付してございます。
 以上でございます。
【植松主査】
 ありがとうございました。
 配付資料の活動内容について、関係の委員から補足説明等をお願いしたいと思いますが、まず最初に、第28回IOC総会及び第48回IOC執行理事会について、私から簡単に補足説明をさせていただきます。
 既にこの資料は皆さんご覧になっていると思いますが、昨年の6月15日から25日まで開かれました執行理事会と総会、これがBYUN議長と道田副議長の最後の会合でありました。それから、Vladimir Ryabinin IOC事務局長が就任をして最初の会議、事務局の担当となりました。
 それから、特に大きなことは、選挙が行われまして、新たにノルウェーからPeter HAUGAN議長が選出されました。アジア地区からは、道田さんのかわりとして、Somkiat Khokiattiwong副議長が選出されました。皆さん、「ソムキャット」と呼んでいますが、彼はWESTPACの議長もされているということです。
 あと、日本としては、ICG/PTWS(太平洋津波警戒・減災システムのための政府間調整グループ)にて尾崎友亮新副議長が報告をされました。それと、津波及びその他潮位関連災害・減災システム作業部会(TOWS-WG)、それからIODE(国際海洋データ・情報交換システム)の報告を道田副議長がされています。
 特に昨年気になったのは、英国がIOCに対し海洋科学に果たす役割の評価ということで、朝食時にブリーフィングを行っており、今回もその活動が会期中に行われるというふうに聞いております。
 ほかに補足説明がございましたら、委員の皆様からお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
 今回、道田先生が一年に四つの賞を受賞されたという、当たり年で、イヤー・オブ・道田という感じがしました。毎年、一つずつあるといいのですけれども、1年にこれだけあると大変ですね。
 何か皆さんから補足がございますでしょうか。
【仙石委員】
 では、1点よろしいですか。
【植松主査】
 はい。
【仙石委員】
 海上保安庁でございます。日本海洋データセンター創立50周年ということで、50周年の記念の祝賀会、イベント等を行いましたけれども、植松主査をはじめ関係者に多数参加いただきまして、どうもありがとうございました。半世紀にわたってJODCの活動ができたということは、我々にとっても非常に大きな喜びでございます。IOC関係者をはじめ、海洋学の皆様に支えられてここまで来たということでございまして、今後も引き続き御協力を賜ればと思っております。よろしくお願いいたします。
 以上です。
【植松主査】
 ほかは。
 では、安藤さん。
【安藤委員】
 IOC/WESTPACの議長とWenxi Zhu事務所長が文部科学省を表敬訪問されましたけれども、大変よい機会で、折りを見て今後もこういう機会を設けていただければよろしいかなと思います。
【植松主査】
 是非会っていただくだけではなしに、実質的に何か日本ができるということを示せるようになると、もっといいかなと思います。
 ほかによろしいでしょうか。
 それでは、議題2「第49回IOC執行理事会の対処方針等について」に入ります。
 本議題は非公開となりますので、傍聴者の方は御退室ください。

<議題2>
(非公開にて審議のため省略)


―― 了 ――


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