参考1 クリエイティブ・シティーズ・ネットワークの概要

1.目的

クリエイティブ・シティーズ・ネットワークは、経済、社会、文化、環境の観点から、「創造性」を持続可能な発展の戦略として位置づけている都市間の協力を強化することを目指す事業。年に1回のユネスコの公募に応じた都市のうち事業の審査基準を満たすものが登録される。
本事業には次の7分野がある。文学、映画、音楽、クラフト&フォークアート、デザイン、メディアアート、食文化。

2.創設年

平成16(2004)年

3.態様

世界遺産等とは異なり、条約に基づくものではなく、ユネスコが主体として実施する一事業。

4.対象分野及び参加都市(平成26年12月1日現在69都市)

(1)文学:エディンバラ、ノーリッジ(英国)、メルボルン(オーストラリア)、アイオワ(アメリカ)、ダブリン(アイルランド)、レイキャビク(アイスランド)、クラクフ(ポーランド)、ダニーデン(ニュージーランド)、グラナダ(スペイン)、ハイデルベルク(ドイツ)、プラハ(チェコ)
(2)映画:ブラッドフォード(英国)、シドニー(オーストラリア)、釜山(韓国)、ゴールウェイ
(アイルランド)、ソフィア(ブルガリア)
(3)音楽:ボローニャ(イタリア)、セビリア(スペイン)、グラスゴー(英国)、ゲント(ベルギー)、ボゴタ(コロンビア)、ブラザヴィル(コンゴ)、ハノーバー(ドイツ)、マンハイム(ドイツ)、浜松市(日本)
(4)クラフト&フォークアート:アスワン(エジプト)、サンタフェ(アメリカ)、金沢市(日本)、利川(韓国)、杭州(中国)、ファブリアーノ(イタリア)、パデューカ(アメリカ)、ジャクメル(ハイチ)、ナッソー(バハマ)、プカロンガン(インドネシア)、景徳鎮、蘇州(中国)
(5)デザイン:ベルリン(ドイツ)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、モントリオール(カナダ)、神戸市、名古屋市(日本)、深圳、上海、北京(中国)、ソウル(韓国)、サンテティエンヌ(フランス)、グラーツ(オーストリア)、ビルバオ(スペイン)、クリチバ(ブラジル)、ダンディー(英国)、ヘルシンキ(フィンランド)、トリノ(イタリア)
(6)メディアアート:リヨン、アンギャン・レ・バン(フランス)、札幌市(日本)、ダカール(セネガル)、光州(韓国)、テルアビブ‐ヤッファ(イスラエル)、リンツ(オーストリア)、ヨーク(英国)
(7)食文化:ポパヤン(コロンビア)、成都(中国)、エステルスンド(スウェーデン)、チェンジュ(韓国)、ザーレ(レバノン)、フロリアノポリス(ブラジル)、順徳(中国)、鶴岡市(日本)

5.申請方法及び選考手続き

申請都市は、期日までに、ユネスコ所定の申請書をEメールでユネスコへ提出する。申請する際、市長による公文書、申請都市が所属する国のユネスコ国内委員会からの承諾書、国内専門機関によるサポートレター等を添付する。クリエイティブシティーへの登録は、担当部局の専門家とNGOや大学、登録都市の専門家等外部からの助言を得て、ユネスコ事務局長が決定する。

6.平成27年 申請・登録プロセス

4月17日 ユネスコによる公募開始
6月15日 申請都市から日本ユネスコ国内委員会に申請書(案)提出締切り
6月15~29日 日本ユネスコ国内委員会文化活動小委員会において審査
7月上旬 日本ユネスコ国内委員会に承認された申請都市に承諾書送付
7月15日 申請都市からユネスコへの申請書提出締切り
11月30日 ユネスコによる申請書の評価
12月11日 ユネスコウェブサイトに結果公表

お問合せ先

国際統括官付