教委136-1-1(3) ユネスコ/日本ESD賞について

より良いESDの取組に向けた動機付けと、優れた取組を世界に広めることを目的とし、日本政府の財政支援により2014年にユネスコに創設。毎年3件を表彰。

1.内容

GAPの五つの優先行動分野のうち、一つ以上の分野でESD活動に取り組んでいる団体、学校又は個人が実施する、ESDに関する優れた事業を表彰。受賞者(団体)には、1件当たり5万米ドルの奨励金を授与

2.選考手続

ユネスコ加盟国又はユネスコ公式NGOの推薦(各団体最大3件)に基づき、世界5地域から選ばれた国際審査委員(5名)による審査会で選考を実施し、選考結果を踏まえ、ユネスコ事務局長が受賞者(団体)を決定

3.選考基準

(1)ESDが持続可能な開発を支える変容をもたらす教育として行われており、個人及び社会の変化につながっていること
(2)持続可能な開発に関係する社会、経済、環境の三つの側面を統合的に取り扱っていること
(3)ESDに対するイノベーティブなアプローチを実証していること

4.第4回公募スケジュール

平成30年1月30日(火曜日)国内公募開始
ユネスコ/日本ESD賞の国内公募について(※文部科学省のホームページへリンク)
平成30年3月5日(月曜日)正午 国内公募締切り

5.2017年(第3回)の受賞者(団体)

○Zikra Initiative (ヨルダン):経済的利益と持続可能な解決策を両立させることで、地域の人々のエンパワメントを図る企業のアラブ地域での取組。
○Sihlengeni Primary School (ジンバブエ):教員、児童、地域の協力により学校全体で質の高い教育の提供や清潔な環境、食、水へのアクセスの向上を目指すジンバブエの小学校の取組。
○Hard Rain Project (イギリス):国際的なプログラムを通じ、アート、科学、教育を通じて貧困や気候変動等の地球規模課題への啓発を行う取組。

6.第3回ユネスコ/日本ESD賞授賞式

○2017年11月3日にユネスコ総会のサイドイベントとして開催。我が国からは林文部科学大臣が出席し、副賞を授与。
○少なくとも6名の大臣級を含む約500名が出席


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