教委136-1-1(1) 第9回ユネスコスクール全国大会(ESD研究大会)概要

1.日時

平成29年12月2日(土曜日)

2.場所

大牟田文化会館(福岡県大牟田市)

3.主催

文部科学省、日本ユネスコ国内委員会

4.テーマ

「我が国を最先端の持続可能な社会に -ESDのゴールを目指して-」

5.目的

全国のユネスコスクール関係者が一堂に会し、好事例の共有や交流を行うことで、我が国のユネスコスクールの活動の振興に資する。

6.参加者

912名(ユネスコスクール教員、教育行政関係者、教育研究等関係者(大学、研究所等)、ユネスコ協会関係者、企業関係者、学生等)

7.大会概要

・初の九州での開催となった本大会は、大牟田市教育委員会の全面的な協力もあり、全国から900名を超える参加者が集まり、盛会裏に終了。日本ユネスコ国内委員会からは安西会長、及川委員、見上前委員が登壇。文部科学省からは宮川文部科学大臣政務官が出席。
・大牟田市は、平成24年に全ての市立学校がユネスコスクールに加盟して以降、「ユネスコスクールのまち おおむた」を掲げ、ユネスコスクールとESDを積極的に推進。
大会前日には大牟田市教育委員会主催でユネスコスクール公開授業が行われ、全国から約500名が参加し及川委員が講評。現場視察(公開授業)と大会開催がセットになった今回のプログラムについて参加者から高い評価を得た。
・ユネスコ本部からユネスコスクール担当課長のザビーネ・デツェル氏が来日し、国際的なユネスコスクールの動向をテーマに特別講演が行われた。デツェル課長は、公開授業視察と大会出席を通じて、日本のユネスコスクールとESDへの理解が大きく深まったと述べていた。
・午後からはテーマ別に分科会が実施され、有識者によるワークショップや学校教員の事例発表などを通じて、参加者同士が熱心に意見交換する様子がみられた。
・パネルディスカッションでは、急激な変化を遂げるこれからの社会を生き抜く子供をどのように育てるのか、ESDの視点から探った。


(当日プログラム)
10時00分~10時25分 開会挨拶
宮川 典子(文部科学大臣政務官)
安西 祐一郎(日本ユネスコ国内委員会会長)
中尾 昌弘(大牟田市長)

10時25分~10時45分 今後のESD推進に関する施策説明
池原 充洋(文部科学省文部科学戦略官、日本ユネスコ国内委員会副事務総長)

10時45分~11時30分 特別講演「国際的なユネスコスクールの動向を学ぶ」
ザビーネ・デツェル(ユネスコスクール本部教育局ユネスコスクール(ASPnet)担当課長 / ユネスコスクール国際コーディネーター)

11時30分~12時45分 ランチョンセッション(協力企業による社会貢献活動の紹介)

13時00分~14時45分 分科会「喫緊の課題とESD」(ワークショップ&テーマ別交流研修会)

15時00分~16時20分 パネルディスカッション「50年後の社会に向けたESDによる人材育成」
コーディネーター:見上 一幸(宮城教育大学長)
基調提案:石丸 哲史(福岡教育大学教授)

16時20分~16時45分 全体会 ユネスコスクールのネットワーク化に向けた取組

16時45分~17時15分 第8回ESD大賞表彰式・閉会式


(参考)第8回ESD大賞受賞校(NPO法人日本持続発展教育推進フォーラム主催)
文部科学大臣賞・・・福岡県大牟田市立吉野小学校
ユネスコスクール最優秀賞・・・千葉県立桜が丘特別支援学校
小学校賞・・・東京都大田区立赤松小学校
中学校賞・・・埼玉県さいたま市立大宮八幡中学校
高等学校賞・・・神戸大学附属中等教育学校
ベスト・アクティビティ賞・・・北海道札幌平岸高等学校
スタートアップ賞・・・宮城県仙台市立郡山中学校
ネスレ日本ヘルシーキッズ賞・・・東京都目黒区立田道小学校・大阪府岬町立深日小学校

お問合せ先

国際統括官付