教委135-3-3 ユネスコ学習都市に関するグローバルネットワークについて

ユネスコ生涯学習研究所(UIL)が構築に取り組んでいる、学習都市の国際的なプラットフォーム。UILが提唱する生涯学習を通じ「持続的な学習都市」への変換を促進することの重要性に基づき、加盟都市が知識・経験を交換できる場を設け、加盟都市間の交流を促進することを目指す。42か国188都市がメンバー。(平成29年5月現在)

1.参加資格

ユネスコ加盟国の都市(おおむね人口1万人以上の自治体を想定)

2.加盟都市のメリット

○加盟都市間の知識・経験・実践の共有
○ユネスコや国際コミュニティの有識者の知見へのアクセス、学習都市セミナーや国際会議における最新情報の入手の機会
○持続可能で発展的な都市モデル構築のためのモニタリングツールや学習教材へのアクセス
○「ユネスコ学習都市賞」に応募する機会 等

3.我が国における加入状況

岡山県岡山市(2016年~)、佐賀県多久市(2017年~)

4.ユネスコ学習都市賞

○2015年にUILが創設
○UIL及びその他のユネスコ加盟国の都市が中心となって、学習都市をモニター・評価するために策定した指標を参考に、学習都市として顕著な進展のあった都市に、2年に1度授与
○応募資格は、ネットワークに参加している都市のうち、各国のユネスコ国内委員会の推薦を受けた都市(各国からの推薦は3都市が上限)
○選考はUILの理事会メンバー(12名)により組織された審査委員会で実施
○2017年は岡山市を含む16都市へ授与

5.学習都市に関するグローバルネットワーク国際会議

○平等や社会的正義、人々のつながり、社会の繁栄に向けて、全ての人々の生涯学習を促進するために都市が参集することを目的として2年に1度開催
○ユネスコ加盟国の政府関係者や各都市関係者が参加
○ユネスコ学習都市賞の授賞式も併せて実施
○開催実績(予定)は以下の通り
・第1回会議(2013年10月21~23日):北京(中国)
・第2回会議(2015年9月28~30日):メキシコシティ(メキシコ)
・第3回会議(2017年9月18~20日): コーク(アイルランド)で開催予定

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国際統括官付