世界教育フォーラム2015(World Education Forum)について

期間

平成27年5月19日(火曜日)~22日(金曜日)

場所

大韓民国(仁川市)

参加者数

約160カ国、約110名の閣僚級を含む1500名程度が参加。開会式には、潘基文国連事務総長、イリーナ・ボコバユネスコ事務局長、朴槿恵韓国大統領の他、世界銀行、ユニセフ等の関係機関の長が出席。

意義と成果

2000年にセネガルのダカールにて採択されたダカール行動枠組み(Dakar Framework for Action)が目指した「万人のための教育(Education for All: EFA)」目標の達成期限(2015年)を迎え、これまでの進捗を振り返るとともに、2015年以降に取り組むべき課題等について議論。会議の成果として、仁川宣言が採択された。

仁川宣言について

EFA、MDGs(ミレニアム開発目標)の教育関係目標の残る課題、近時の新たな課題に対応するため、2015年以降の国連の開発目標(SDGs)の第4項(教育分野)及びそのターゲットを踏まえて採択。
EFA、MDGs同様、無償の義務教育や男女平等に加えて、高等教育や技術・職業教育等へのアクセスの他、ESDを通じた質の高い教育の必要性を強調。
ESDや地球市民教育(GCED)を通じて地域及び地球規模の課題を解決する能力、価値観や態度を養成することや2014年に愛知県・名古屋市で開催されたESDに関するユネスコ世界会議において正式に開始が宣言されたESDグローバル・アクション・プログラム(GAP)の実施を強く支持することが盛り込まれている。

今後について

2015年以降の教育目標は、ESDの記述を含め、SDGsの一部として議論されている。また、ダカール行動枠組みの後継となる2030年教育行動枠組み(The Education 2030 FFA)については、仁川宣言を踏まえて、ユネスコにて議論されている。
9月:首脳会議、国連総会にてポスト2015年開発目標を決議
11月:ユネスコ総会時の特別ハイレベル会合にて2030年教育行動枠組みを決定

お問合せ先

国際統括官付