文部科学省×PRICELESS

食べるが価値

文部科学省では、子どもたちの健康と豊かな心をはぐくむため、学校給食の充実と学校での食育の取組を進めています。

いいわけないでしょ!? こんなこと

  • 孤食
  • 偏食
  • 欠食
  • 食生活の乱れは、子どもたちの肥満・痩身や体力低下、そして学力低下にも関係しています。将来のお子さんの健康のため、あなたのご家庭の食生活を見直してみませんか?

イベントレポート 香里奈さんと一緒に給食を食べよう!

  • What is food education 食育って何?
  • Food education of Family 我が家の食育
  • Cast's interview 出演者インタビュー

木村拓哉さん

中井貴一さん

香里奈さん

藤木直人さん

藤ヶ谷太輔さん

Cast’s Interview

模合謙吾役 中井貴一さん Kiichi Nakai at Kengo Moai

美味しいと思うことや楽しいと思うことが「食」を育てていくこと、ひいては人間を育てていくことにつながるのではないでしょうか。

Q1

「食育」と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?

身近なところでいえば「おせち料理」でしょうか。
我が家では姉が最初に料理に携わったのが「おせち料理」でした。子供にとって「おせち料理」が料理に触れるきっかけだったり、家庭の味を教わる第一歩になったりと、まさに「食育」の始まりだったのではないかと思います。 おせちを各家庭で作っていたのは昔の話しで、今や「買う時代」になったと言っても過言ではないような気がします。我が家では毎年おせちを作りますが、今年は僕も何か作ってみたいと思います。

海外で仕事をして帰ってくると、日本がいろいろな面で非常に恵まれていると感じずにはいられません。しかし、このことが将来海外で活躍しようとする若い世代にとって良いことなのかどうか疑問に思うことがあります。
「食」に関しても、農薬を使っていないオーガニックな食材にこだわるあまり、免疫力を自然に身につけさせるという価値観が薄れてきているように思います。少し過保護になりすぎているのかもしれません。
「手料理を食べさせる」ことや「一緒に料理をする」ということだけでも、立派な「食育」と言えるのではないでしょうか。食材そのものよりも家庭の味が子どもにとって「食」の原点なのですから。

Q2

これまでの食事の中で一番美味しかったものを教えていただけますか?

今まで食べた中で一番美味しかったもの、それは“お腹が減った時に食べたもの”ですね。お腹がいっぱいな時にどんなに高級なお肉を出されても美味しいとは思えませんが、菓子パン一つでもお腹がぺこぺこの時に口にすると本当に美味しいと思える(笑)。
何を食べるかだけではなく誰と食べるかが大切だし、もちろん、そのタイミングも。美味しいと思うことや楽しいと思うことが「食」を育てていくこと、ひいては人間を育てていくことにつながるのではないでしょうか。
こうした感性をどう養っていくかが「食育」の大きなポイントになるのではないかと思います。
僕は撮影が続くと、年間の大半はいわゆる“ロケ弁当”のお世話になっています。確かに味気ないと思うこともありますが、そのなかでもお弁当を美味しいと思って食べるという意識を身につけることが大切であり、意識の持ち方ひとつで「食育」が変わっていくのかなと思います。素材や何を作るかだけではなく、その意識を少しでも変えていくことが大事ではないでしょうか。

Q3

子どもの頃、食べ物の大切さや食事のマナーについて教えられたことで
印象に残っていることはありますか?

食事のマナーにはとても厳しい家庭でした。ひじをついて食べていたら当然叱られましたし、食べ物をこぼしてしまったらもうそこで食事が終わりでした。お弁当のフタについたご飯一粒さえも残さないように言われ、感謝することの大切さを教えられました。
また、コーヒー味のお菓子は大人の食べ物であり子供は食べさせてもらえなかったので、「早く大きくなって大人のお菓子を食べたい。」と思っていました。大人はいいなぁって(笑)。
映像の世界でも大人が子どもに迎合するようになってきていると感じることがあります。大人のドラマを子どもが垣間見て、早く大人になりたいと思わせるような、大人に子どもがあこがれるという世の中をつくっていかなければならないのではないでしょうか。

Q4

給食の思い出を教えていただけますか?

僕らのころの給食といえば焼いてない食パンがほとんどで、月に一回のソフト麺と二ケ月に一回くらいの揚げパンが楽しみだったり、給食当番の日は早めに授業を抜けられたりして嬉しかったですが、残念ながら給食が美味しかったという記憶はあまりありません。鯨肉の竜田揚げは噛みにくい肉だなぁと思いながら食べていましたし、給食が苦手な友達に食べ終わるまで付き合った思い出もあります。嫌いだったしいたけを美味しそうに食べている友達を見て、試しに食べてみたら食べられるようになり好き嫌いがなくなったこともありましたね。

Q5

もし「最後の晩餐(ばんさん)」があったとすれば、何を食べたいと思いますか?

白いご飯です。やっぱりお米が好きなので、お米を食べたいと思います。僕は海外に行くと日本食を食べなくても平気なのですが、「最後の晩餐(ばんさん)」であれば迷わずお米を選びます。日本人として育ってきた原動力はやっぱりお米だからでしょうか。もちろん、お漬物やちょっとしたお惣菜も一緒にお願いします(笑)。

Q6

最後に、子どもたちに向けてメッセージを。

いじめ問題はなかなか表面化しません。いじめに遭っても誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまうためです。いじめられていることからどう立ち直っていくか、生きる術というものを大人がきちんと教え導いていくことが大切で、それが「教育」なのではないでしょうか。
「食育」は毎日の生活の中から自然と育まれるものだと思うんです。家族との語らいや愛情のこもった手料理は感謝の気持ちを芽生えさせ、親子間の信頼関係を築き、結果コミュニケーションも増えることになります。食卓の何気ない会話って大切なんだと思います。
「食育」はいじめ問題の解決の一助となっているのではないでしょうか。

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