「食育」と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?
海外で仕事をして帰ってくると、日本がいろいろな面で非常に恵まれていると感じずにはいられません。しかし、このことが将来海外で活躍しようとする若い世代にとって良いことなのかどうか疑問に思うことがあります。
「食」に関しても、農薬を使っていないオーガニックな食材にこだわるあまり、免疫力を自然に身につけさせるという価値観が薄れてきているように思います。少し過保護になりすぎているのかもしれません。
「手料理を食べさせる」ことや「一緒に料理をする」ということだけでも、立派な「食育」と言えるのではないでしょうか。食材そのものよりも家庭の味が子どもにとって「食」の原点なのですから。
これまでの食事の中で一番美味しかったものを教えていただけますか?
子どもの頃、食べ物の大切さや食事のマナーについて教えられたことで
印象に残っていることはありますか?
給食の思い出を教えていただけますか?
僕らのころの給食といえば焼いてない食パンがほとんどで、月に一回のソフト麺と二ケ月に一回くらいの揚げパンが楽しみだったり、給食当番の日は早めに授業を抜けられたりして嬉しかったですが、残念ながら給食が美味しかったという記憶はあまりありません。鯨肉の竜田揚げは噛みにくい肉だなぁと思いながら食べていましたし、給食が苦手な友達に食べ終わるまで付き合った思い出もあります。嫌いだったしいたけを美味しそうに食べている友達を見て、試しに食べてみたら食べられるようになり好き嫌いがなくなったこともありましたね。
もし「最後の晩餐(ばんさん)」があったとすれば、何を食べたいと思いますか?
最後に、子どもたちに向けてメッセージを。