子供同士がつながる

3-⑤
チャット機能で情報共有

校種・学年 小学校3学年以上
活用の概要   チャット機能を使わせるべきかどうか最初は迷っていたが、児童生徒と使い方やルールについて話し合い、活用を始めたところ効果が見られた。

〇 教師が内容を確認できる状態にするために、教師を含めてグループをつくるように指導する。
〇 「勉強会」のグループを作って、授業中に教え合いが始まった。
〇 調べたウェブサイトのURLをコピーして、チャットに貼り付け、情報共有を行っている。
〇 活動が進んでいない友達がいると、助け合う様子が多くみられるようになった。
〇 作業途中でもどんどん情報交換をして、児童生徒の考えが広がっている。

 教師やグループ全員に見えている場なので、友達とのおしゃべりに使うことなく、自分たちの学習をさらに深めようと活用する場面が徐々に増えてきている。このように、学習に有効な使い方をしている様子をクラスで共有し、互いによりよいコミュニケーションを図っていくための使い方として価値付けている。
 もちろん、授業中であるかどうかにかかわらず、オンライン上のマナーやコミュニケーションのあり方については、児童生徒と一緒に考え、適切な指導をしていくことも必要である。
 
準備するもの チャット機能(OS標準)
  • チャット機能 + 使い方・ルールを考えさせる指導
  • 自発的な教え合い学び合い

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自分の作業途中のシートをチャットに載せ、友達からのコメントを参考に活動を進めている様子。

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調べ学習の際、児童生徒は有益な情報を見付けると、その情報を友達に共有している。調べたサイトのURLをコピーしてチャットに貼り付けることも自然とできるようになった。

アドバイザーからのコメント

 チャット機能を有効に使った学び合いの事例です。これまでは、伝える相手の席までいかないとコミュニケーションをとることが難しかったのですが、チャット機能を使うことで児童生徒同士がすぐにコミュニケーションをとることができます。WebサイトのURLのように口頭で伝えることが難しい内容であっても、チャット機能を使えば情報のやりとりを簡単に行うことができました。
 また、チャット上のやりとりに直接参加しなくても、友達の書き込みを眺めることで、自分にとって有益な情報があれば適宜活用することができています。