大学横断的かつ競技横断的統括組織(大学スポーツ協会(UNIVAS))設立準備委員会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成30年12月26日(水曜日)15時~17時

2.場所

東京都千代田区霞が関3-2-2

文部科学省東館3階 第1講堂

3.出席者

委員

伊坂主査、小林(勝)主査、友添主査、藤本主査、川原主査、三宅主査、戸田主査、境田主査、小林(至)主査、佐野主査、尾崎主査、池田(敦)主査、木藤主査

スポーツ庁

鈴木長官、今里次長、齋藤総括官、増井参事官、川合参事官、福本企画官

4.議事要旨

(開会)
〇事務局より、配布資料等の確認があった。
〇続いて事務局より、本日の作業部会の進め方について説明があった。
〇続いて鈴木長官より、開会にあたって挨拶があった。

【共通論点に関する整理】(資料1)
〇友添主査より、各テーマの共通論点である「対象となる運動部や加盟・非加盟による取り扱い」及び「指導者等の用語の定義」について説明があった。

(質疑応答)
〇(設立準備委員会委員)運動部学生の定義について、競技毎に同好会・サークルに所属する学生が「運動部学生」の定義に該当するかどうかの判断は、誰がどのような手続きで行う事になるのか。
⇒(友添主査)UNIVASに加盟する際に、事前に申請をして個別に相談しながら、どれに相当するのかを照らし合わせて判断する手続きとなる。

〇(設立準備委員会委員)指導者の定義について、地方の国立大学では、顧問や部長という名称が用いられるがどのような取扱いになるのか。
⇒(友添主査)呼称は大学・競技により異なるため、実質的に定義に該当するかが基準となる。

〇(設立準備委員会委員)指導者の定義に関して、「学生を直接指導する者」とはどのような意味か。例えば、栄養アドバイザーや選手と講習会で話をするような立場の者はどのような取扱いとなるのか。(質問者複数)
⇒(友添主査)「直接指導」の対象は「スキルに関する内容」に限っている。加盟大学への負担も考慮し、定義は狭義とし、「スキル指導に実質関わる方」とする共通理解である。

〇(設立準備委員会委員)指導者は大学の専任とする必要があるのか。大学側が把握しない形で、コーチが就いているケースもあり、専任とする場合、大学の制度を変更しなければならない。
⇒(友添主査)大学の制度の変更を求めるものではなく、あくまでも、UNIVASが事業の対象とする指導者を、大学のガバナンスの範囲内の方に限定するということである。

【今後の法人設立の手続き、UNIVASへの入会申込手続き等】(資料2、3)
〇木藤主査より、「今後の法人設立の手続き」、及び「UNIVASへの入会申込手続き等」ついて説明があった。
〇質疑応答後、「今後の法人設立の手続き」、及び「UNIVASへの入会申込手続き等」について委員に諮り、了承された。

【人事構想委員会の設置】(資料4)
〇戸田主査より、UNIVASの役員選考の方法として、「人事構想委員会の設置」について説明があった。
〇質疑応答後、「人事構想委員会の設置」について委員に諮り、了承された。また、登記に必要な設立時社員を決定すること、及び資料4の9の規定にかかわらず設立時の理事等の決定については人事構想委員会に一任することが了承された。

(質疑応答)
〇(設立準備委員会委員)2月決算を予定しているが変更が行われることを前提とした事業年度とするのはいかがなものか。事業年度は4月開始とし、附則で初年度のみ3月開始とするのでも宜しいのではないか。
⇒(木藤主査)事業年度は、(変更時を除き)1年を超えて設定できないとの認識である。

【発足当初からUNIVASが提供に取り組む事業概要】(資料1、5)
〇増井参事官より、募集の際に加盟検討にあたり補助資料となる「発足当初からUNIVASが提供に取り組む事業概要(予定)及び加盟大学・加盟競技団体が2019年度より実施する事項」について説明があった。

【個別テーマからの報告】(資料1)
〇境田主査より、テーマ10「個別データの管理・活用」について報告があった。
〇池田敦司主査より、テーマ14「パートナー・スポンサープログラムの策定」について報告があった。

(質疑応答)
〇(設立準備委員会委員)スポーツに力を入れていない大学にとっての加盟メリット(年会費10万円負担の承認を得るための学内への説明方法)を学内向けにどのように説明したら宜しいか、ご意見をいただきたい。現状の資料の内容はスポーツ推薦のある大学向けのロジックのように見受けられる。
⇒(増井参事官)ブロック説明会、学長向け説明会等を通じた直接的な話し合いの他、入会申込書への長官メッセージやQ&Aの添付により理解を図っていく方針である。

〇(設立準備委員会委員)学業基準に満たなかった学生に対して、勧告や出場停止等の措置を決定するのは、大学か、競技団体か、もしくはUNIVASか。これを3年間で検討していくということか。
⇒(増井参事官)3年間の実証期間を経て検討していくことになるが、基本的には、UNIVASが決定していくことになると考えられる。

〇(設立準備委員会委員)映像配信について、委託先や対象競技・大会等具体的な方針が固まるのはいつ頃か。バレーボール連盟においては、現在、放映権契約に関する話が持ちかけられており、4月にはスタートする必要があるため、2月中には状況が見えていることを望む。
⇒(増井参事官)スポンサー収入を踏まえた上で、年明け以降速やかに映像配信会社や対象となる加盟大学の試合等を決めて、早い時期からスタートしたい。
⇒(小林至主査)現状、UNIVASがスタートの時点で、権利の保有者に対して大きな権利料を支払うことは考えにくい。UNIVASのプラットフォームで放送させて貰う場合には、そこから生じる収入をレベニューシェアするというモデルを想定している。

〇(作業部会員)資料に記載されている依頼事項等は、加盟大学、加盟競技団体が全てやる必要があるのか。それとも項目毎に大学もしくは競技団体を対象とするということか。
⇒(増井参事官)タイトルにも2019年実施する事項と書いてある通り、基本的には大学、競技団体がやらなければいけない内容である。これをやっていただかないと逆にUNIVASはサービスを提供できないということばかりである。

〇(設立準備委員会委員)事業内容や依頼事項等が詳細に分かる資料も提供してほしい。
(例:相談窓口の対象、映像配信の対象)
⇒(増井参事官)検討したい。以前の会議で、個別テーマ毎の事業案の詳細を提供済みであるが、簡略化したものを今回作成した次第である。

〇(設立準備委員会委員)資料の中で、UNIVASカレンダーを作成するとのことだが、将来的に学生が抱える「欠席による学業への不安」を軽減することに寄与とあるが、正直問題はそこではないという気がしている。
⇒(増井参事官)UNIVASカレンダーはまずは「みえる化」しようということで始める。この先にはご指摘のように平日ではなく週末に開催できないか、地方でやることによって週末開催にできるなど様々な将来的に調整できることになると思う。とりあえずまず学事日程と試合日程を突き合わせて、「みえる化」していこうということ。ご指摘の点は引き続き課題として検討していく。

【UNIVASの主要役員人事】
〇人事構想委員会の戸田委員長より、「UNIVASの主要役員人事」に関して、先に承認された人事構想委員会にて検討・決議した役員選考の方針について発表があった。

【今後のスケジュールについて】
〇増井参事官より、今後のスケジュールについて説明があった。

お問合せ先

スポーツ庁 参事官(地域振興担当)付

(スポーツ庁 参事官(地域振興担当)付)