スポーツ審議会(第7回) 議事録

1.日時

平成29年3月1日(水曜日)14時00分~16時00分

2.場所

文部科学省第一講堂(東館3階)

3.議題

  1. (1)第2期スポーツ基本計画について(答申)
  2. (2)第2期スポーツ基本計画の今後の広報について
  3. (3)今後のスポーツ審議会の議論の進め方について
  4. (4)独立行政法人日本スポーツ振興センターのスポーツ振興投票等業務に係る平成29事業年度事業計画、予算及び資金計画案の認可について
  5. (5)平成29年度におけるスポーツ団体に対する補助について
  6. (6)その他

4.議事録

【山脇会長】  皆さん、こんにちは。ただいまから、スポーツ審議会第7回総会を開催いたします。皆さんには、大変お忙しい中、御出席いただきまして、まことにありがとうございます。
  議事に入る前に、まず本日の配付資料の確認を事務局からお願いいたします。
 【澤川スポーツ庁政策課長】  失礼いたします。それでは、議事次第を御覧ください。本日お配りしております資料は、資料1から資料5まで、並びに参考資料となっております。資料1は、第2期スポーツ基本計画について、答申本体でございます。なお、この資料1の後半には、概要紙、参考データ等々の基礎資料も入れてございます。資料2が、基本計画の今後の広報について、資料3が、今後のスポーツ審議会の議論の進め方についてと題している紙でございます。なお、資料4は、スポーツ振興投票(toto)に係る平成29年度事業計画等でございます。資料5は、平成29年度におけるスポーツ団体に対する補助となっております。御確認いただきまして、不足等ございましたら、事務局までお申し付けいただきますようお願いいたします。
  私からは、以上でございます。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  それでは、早速議事に入りたいと思います。
  本日は、次第にあるとおり、第2期スポーツ基本計画について、それと、第2期スポーツ基本計画の今後の広報について、3つ目として、今後のスポーツ審議会の議論の進め方について、4つ目に、独立行政法人日本スポーツ振興センターのスポーツ振興投票等業務に係る平成29事業年度事業計画、予算及び資金計画案の認可について、それから、5つ目として、平成29年度におけるスポーツ団体に対する補助についての5点でございます。これについて、後ほど御審議、御議論いただきたいと思っております。
  なお、本日、報道関係者より、会議の撮影・録音を行いたいという旨の申し出がありまして、許可をしておりますので、皆様には御承知おきいただきたいと思います。
  それでは、最初の議題に入りたいと思います。
  昨年6月、鈴木大地スポーツ庁長官から、第2期スポーツ基本計画の策定について諮問を受けました。これまで、皆様の協力を得まして、総会において5回、総会の下に設けられましたスポーツ基本計画部会において11回の審議を重ねまして、本日、答申を取りまとめるに至りました。
  答申の中身を少し御説明したいと思いますけれども、答申は、中長期的なスポーツ政策の基本方針として、1つ、スポーツで「人生」が変わる、それから、スポーツで「社会」を変える、スポーツで「世界」とつながる、スポーツで「未来」を創るを掲げ、「スポーツ参画人口」を拡大し、「一億総スポーツ社会」の実現に取り組むべきとしております。
  スポーツの主役は国民であり、また、国民に直接スポーツの機会を提供するスポーツ団体等です。答申では、多面にわたるスポーツの価値を高め、広く国民に伝えていくことができるよう、計画が目指す方向を分かりやすく、かつ、簡潔に示すことに留意いたしました。
  本答申を参考に第2期スポーツ基本計画を策定いただき、スポーツ立国の実現のために、国民、スポーツ団体、民間事業者、地方公共団体、国等が一体となって取り組んでいただくことを期待しております。
  それでは、答申をお渡ししたいと思います。
 (答申書手交)
 【鈴木スポーツ庁長官】  ありがとうございました。
 【山脇会長】  よろしくお願いします。
  それでは、鈴木スポーツ庁長官から一言御挨拶をお願いいたします。よろしくお願いします。
 【鈴木スポーツ庁長官】  このたびは、第2期スポーツ基本計画を答申、おまとめいただきまして、まことにありがとうございます。先ほど山脇会長の方からもありましたが、総会で6回、そして、部会で11回という、この15か月の間に非常に回数を重ねまして議論をしていただきまして、ありがとうございます。
  2017年度からの5年間の日本のスポーツの基本計画ということで、当然、来年度から、もう来年度中には平昌オリンピックもございますし、そして、2019年にはラグビーワールドカップ、2020年東京大会ということで、スポーツのメガイベントが続きます。そして、その2020年以降も含んだこの5年間ということで、まさに日本のスポーツのこれからを決めていく非常に重要な5年間ということで、常々申し上げてまいりましたけれども、非常にこれからの5年間は重要でありまして、その中で、先ほどもありましたとおり、スポーツで人生が変わる、スポーツで社会を変える、そして、スポーツで世界とつながる、そして、スポーツで未来を創るという分かりやすいキーワードの下、それぞれの細かい施策をまたおまとめいただきましたので、これからはそれに従って粛々と推進をし、実行してまいりたいと思っております。
  今月中に、この第2期スポーツ基本計画を文部科学省として決定するということになるわけであります。今後、これで我々は終わったわけではなく、これがスタートだということでございまして、こちらの計画を実行、遂行するために日々精進してまいりたいということでございまして、皆様方におかれましても、今後、またいろいろとお力添えを頂きたいと思っておりまして、忌憚のない御意見を今後も頂戴したいと思っております。
  ありがとうございました。
 【山脇会長】  鈴木長官、どうもありがとうございました。
  それでは、本日の次の議題に入りたいと思います。第2期スポーツ基本計画の今後の広報及び今後のスポーツ審議会の進め方について、皆さんに御議論いただきたいと思います。
  それでは、まず事務局から資料の説明をお願いいたします。
 【澤川スポーツ庁政策課長】  失礼いたします。それでは、今後の広報並びにスポーツ審議会の今後の進め方について、資料2と資料3を用いまして御説明させていただきます。
  まず、その前に今後の動きでございますが、本日審議会より頂きました答申を基に、最終的には、先ほど鈴木長官からお話がありましたとおり、スポーツ基本法第9条に基づき、文部科学大臣がスポーツ基本計画を策定するという形になっております。今後、いただきました答申を基に、事務的に調整をしていくことになりますが、第1章の記述のうち、特に、これまでの経緯でありますとか、審議会における検討状況等に関する記述につきましては、役所が策定する文書の形に若干修正が必要と思っておりますが、その他、特に第2章以降の記述については、基本的に修正は不要と思っておりますので、そのまま生かした形でスポーツ基本計画を策定したいと思っております。
  なお、時期につきましては、最終的に官報というものに載せる官報告示というふうになっておりまして、現在の予定では、3月の下旬頃を予定しております。これで3月の下旬に官報に載せる、告示ができたという段階で、昨年6月から、6月諮問を行いまして、それ以降の一連のプロセスが終了、完了するという形になるわけでございます。でございますので、その後は、これからこのスポーツ基本計画をどのように国民の皆様方にお伝えし、それを着実に実行していくのかというのが、これからの大きな課題になるわけでございます。
  それで、資料2を御覧いただければと思っております。今後の広報についてということで、簡単にまとめてございます。
  まず、そのポイントでございますが、まずは、分かりやすく簡潔に伝えていくということで、そもそもこの答申の取りまとめに当たりましては、分かりやすく簡潔にということで御審議いただき、まとめてまいりました。ですので、その広報につきましても、分かりやすく、国民の皆さんに簡潔に伝えていくということが必要だろうと思っております。
  また、とかくこれまでの行政の答申でありますとか、計画といったものは、なかなか行政関係者以外の方々に伝わりにくい、そういう一般的な傾向がございますので、SNSをはじめ多様なメディアを活用いたしまして、特に、スポーツの主役であります国民の皆様方、スポーツ団体にも幅広く伝えていきたいと思っております。
  具体的な方策につきましては、2番以下に書いてあるとおりでございます。
  まず、スポーツ庁といたしまして、これまでホームページ並びにフェイスブックを設けまして、一般的にスポーツ庁から情報発信しておりますが、このたび新たにツイッターを開設いたしまして、簡潔なメッセージを幅広くというツイッターの特徴を生かしまして、幅広く伝えていきたいと思っております。また、米印にございますように、フェイスブック、ツイッターなどに寄せられた意見、国民からの生の声も、今後のフォローアップに活用していきたいと思っております。
  また、(2)にございますように、鈴木長官もメディアに積極的に発信していただくとか、また、我々事務方も、様々な会議の場におきまして、関係団体の皆様にも積極的に広報していきたいと思っております。
  あと、(3)でございます。特に、本日お集まりの審議会の委員の先生方にも御協力を賜れればと思っております。まず、ここに動画メッセージの作成と書いてございますが、委員の方それぞれのスポーツに対する思いやお考え、また、スポーツ基本計画への期待といったもの、テーマは何でも結構でございますので、広く国民の方々、スポーツ団体へのメッセージを頂ければと思っております。ここには30秒程度とございますが、あくまでも目安でございますので、これより長くなっても構わないと思っております。既に御案内差し上げておりますが、本日お時間を頂ける方々には、この会議の終了後、ビデオの撮影をさせていただければと思っております。また、今日お忙しくて御都合がつかないという方々におかれましては、個別に御相談させていただければと思っておりますので、できる範囲で積極的な御協力を賜れればありがたいと思っております。
  また、このほか、(3)の中ほどに書いてございますが、御自身でSNSを運営・開設しておられる場合には、そこで、例えば、本日スポーツ審議会の答申が出ましたよといった形でメッセージを載せていただければありがたいと思っておりますし、また、御所属の団体におきましても、このスポーツ庁の基本計画をリンクに貼っていただくなど、広報に努めていただければと思う次第でございます。
  また、(4)のところになりますが、基本計画の策定に当たりましては、資料2の別紙、2枚目のところになりますが、本文以外にも、拡散ツールという形で題してございますが、動画を使いましたり、ビジュアルのスライドを活用して、数字で見る日本のスポーツであるとか、こういうスポーツ基本計画に盛り込まれました数値目標を分かりやすくビジュアルにした資料を作りたいと思っておりますので、委員の方々が基本計画のPRをしていただく際には、是非、積極的に御活用いただければと思っております。これから基本計画を策定したり、ホームページにいろいろページを拡充していく際には、適宜、皆様方にも御連絡を差し上げたいと思っておりますので、可能な範囲で広報にも御協力賜れればと思っております。
  また、資料2の(5)、一番下のところになりますが、この基本計画を広めていくに当たって、関係団体との横断的な協議の場を創りたいと思っております。参考で掲げてございますが、第2期スポーツ基本計画の策定に当たってヒアリングを行った団体、28団体を掲げてございます。昨年の夏は、スポーツ基本計画に何を盛り込みますかという形でヒアリングをさせていただきましたが、これからは、実際実施していく上で何が必要かとか、お互い何をしていくかという、そういう双方向での意見交換を行う必要があろうかと思っております。具体的なやり方等はまたこれから詰めたいと思っておりますが、4月以降の適切な時期に、こういった団体とスポーツ庁並びにスポーツ審議会の可能な方にお集まりいただけるような場を設定して、双方向での意見交換をやっていきたいと思っております。
  また、これ以外にも、都道府県・市町村のスポーツ担当課に対しまして、このスポーツ基本計画の周知徹底を、スポーツ庁を中心にやっていきたいと思っております。
  以上が、資料2の今後の広報についてということでございます。
  続きまして、スポーツ審議会の今後の進め方ということで、資料3、横長の1枚紙でございますが、これを御覧いただければと思います。
  最初の1つ目の丸でございますが、これから4月以降になりますが、スポーツ審議会の総会におきましては、第2期スポーツ基本計画のフォローアップを主な役割としてやっていただきたいと思っております。具体的なやり方については、またこれから検討し調整していきたいと思っておりますが、括弧の中に書いてありますとおり、まず年度の当初にスポーツ庁等々として、具体的にどのようなことをするのかという年間の計画を明らかにするということと、それぞれの年度末に、この計画したことの進捗状況を確認するとか、あとは具体的な課題が何なのかということを検証していただくということを考えてございます。こういった基本計画のフォローアップ、恐らく年に2回程度、これから審議会を開催して、フォローアップの審議をしていただきたいと思っております。
  あと、その他審議事項でございますが、当面、スポーツ行政、スポーツ庁として取り組むべき課題は、この第2期スポーツ基本計画に基本的に盛り込まれていると考えております。ですので、今後は、この盛り込まれた施策をどのように実施していくかということが鍵になるかと思っております。ですので、今回、基本計画をやったときのように、答申をして個別に諮問するという形ではなく、ここに例として掲げてございますが、第2期スポーツ基本計画の着実な実施についてといった形で、計画そのものの実施について、いわば包括的な諮問を行うというような形で、その中で、3つ目の丸にございます、特に個別の政策課題のうち必要があるものについては、随時、総会の下に部会を設置して、集中的に御議論いただき、議論がまとまり次第、随時、答申を頂く、そういう形でどうかと思っております。
  少し先の話になりますが、次の第3期の計画の議論が始まるまで、まだ4~5年ございますので、その間は第2期計画の着実な実施という形で、機動的・弾力的な運用を図れればと思っております。
  また、その際には、この一番下にございますが、適宜、個別テーマで設けられました部会と総会で意見交換なり合同会議を開催していただくなど、一体的な検討をしていただくとか、場合によっては、総会の委員も部会の委員に分属というのでしょうか、兼ねていただくというような形で、議論の一体性も確保していきたいと思っております。
  本日、残りの時間で、今後の方向性について、いろいろと御議論を賜れればと思っております。それを踏まえまして、スポーツ庁において更に内部で検討を深めまして、おそらく6月から7月ぐらいになるのではないかと思っておりますが、次回の会議で、こういった形出諮問をさせていただくとともに、併せて部会を設置して、個別具体のテーマで検討を進めていきたいと思っております。
  現時点で、事務局といたしましては、例えば、スポーツによる健康増進でありますとか、スポーツによる国際交流・国際協力といったものをやってみてはどうかと思っておりますが、それにこだわるものでなく、幅広に御意見を賜れればと思っているところでございます。
  あと、一番下の丸にございますが、本日の後半、2つの議題が残っておりますが、スポーツ基本法において審議会の意見を聴くとされているものについては、随時、会議を開催いたしまして、審議会としての御意見を賜りたいと思っております。
  繰り返しになりますが、次回の総会におきまして、第2期スポーツ基本計画の実施について諮問を行いたいと考えておりますので、方向性につきまして、忌憚のない御意見を賜れればと思っております。
  事務局からは、以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  それでは、今、事務局の方から説明がありました第2期スポーツ基本計画の今後の広報及び今後のスポーツ審議会の進め方について、御意見を頂戴したいと思います。また、その2つの御意見以外、今日が答申をまとめて、恐らく今年度最後ということになると思いますので、これまでに答申の取りまとめに御尽力いただきました委員の皆様方の御感想とか、気付いたことでも結構でございますので、本日はできるだけ皆様、委員の方々一人ずつに御発言をお願いしたいと思います。
  それでは、高橋委員、よろしくお願いいたします。
 【高橋(は)委員】  ありがとうございます。高橋と申します。よろしくお願いします。
  このたび、第2期のスポーツ基本計画がまとまりましたことを委員の一人として大変うれしく思います。私ども地方の立場からは、このように国の方針が出た中で、それを実現していくために、地域として、どういう形で行動を起こしていくかが重要だと思っています。
  それに際しまして、2つ御報告をさせていただきます。
  まずは、2月に札幌と帯広で開催しました冬季アジア大会についてです。鈴木長官にも御来道いただき、また、竹田委員はじめ、関係の皆様方に大変にお世話になったところです。2月19日から、8日間行い、約2,000人の参加があり、アジアの国々の冬季スポーツの祭典として、これまでの大会史上最大規模で行われました。
  メダルの数もさることながら、私ども地元として、今回の大会における選手の活躍、特に地元で開催したことに伴う選手の活躍として、思いましたのは、これから中期的に、世界での活躍が期待される若手選手が多くメダルを取ることができました。それは同時期にヨーロッパで様々な国際大会も行われ、一線級の方々が、そちらに行っておられたということも踏まえての状況ですが、そういった若手選手がメダルを取ることができ、自信を持って次につなげることができたということが、私ども地元としての、あるいは、日本としての大きな成果だったと思います。
  また、アジアは、東南アジア、中東をはじめ、冬のスポーツには比較的遠い地域の方々が多いのですが、そういう方々に対して、札幌と帯広での開催を通じて、北海道の魅力のアピールができたと思います。これは、国の方針でもあるスポーツの振興に伴う地域の活性化、あるいは、経済の活性化ということにもつながる、そのような効果も、今回、私どもは実感させていただいたところです。
  引き続き、3月には、IPCのノルディックスキーワールドカップ札幌大会が行われることになっています。障害者スポーツ・スキーワールドカップについても、私ども、しっかりと取り組んでまいる所存です。
  さて、今回の第2期スポーツ基本計画の方針に沿う形で、私ども北海道においても、スポーツの成長産業化に向けたワーキングチームを設置をし、様々な検討を進めています。そして、検討するだけではなく、いろいろ実施することの一環として、例えば、去年の夏は、JSCと連携しながら、リオのオリンピックから新たにオリンピックの正式種目になりました7人制ラグビーの女子選手育成事業を実施し、国際試合を札幌で行ったところです。その中では、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの海外チームを招へいしました。大変盛り上がり、有意義なスポーツの海外交流ができたと思っており、今年も引き続き実施する予定で、カナダも新たに参加していただく方向で、調整しているところです。
  また、道内には、スキー、夏はサイクリング、マラソン、川下りなど、様々なスポーツが盛んですが、スキー、サイクリング、マラソンをテーマに、本道の恵まれた景観を生かしたスポーツ環境を海外にPRする、スポーツツーリズムによる外国人観光客の誘致促進にも取り組む予定です。
  障害者スポーツの分野については、先ほど申しました、3月のIPCワールドカップが行われますが、加えて、私ども北海道は、障がい者スポーツ施策のスポーツ部局への一元化を実施することとしているところでして、例えば、特別支援学校におけるスポーツ祭典の開催などを通じた、次世代の共生学校の創造やパラアスリートの発掘事業などを展開していきたいと考えているところです。これから更に様々な検討をしたいと思っています。
  今後、この第2期スポーツ基本計画の広報につきましては、私どももできる限り協力させていただきたいと考えており、国民・道民にスポーツ基本計画を知っていただくための努力をしていきたいと考えているところです。
  また、今後の進め方の中で、事務局から、国際交流ということを更に進めてはどうかとのお話もございました。これは地方の立場から言いますと、様々な経済的メリットがあり、地域の活性化にもつながるものと先ほども来御説明したところでして、こういった点に文科省として、スポーツ庁として更に力を入れていただくことは、大いに期待をさせていただくところです。
  以上であります。
 【山脇会長】  どうもありがとうございました。高橋知事には、既にこの第2期スポーツ基本計画を先取りするような形で取り組んでおられて、大変心強く感じました。ありがとうございました。
  そのほかに御意見ございますでしょうか。
  それでは、皆様に一言ずつ、御感想なり御意見を頂戴したいと思います。いつもアイウエオ順で行っていますので、今回は時間の区切りのない渡邉さんから最初に、逆からでお願いしたいと思います。
 【渡邉委員】  ありがとうございます。渡邉です。今回、この審議会で、私自身もいろいろ勉強させていただきました。ありがとうございました。
  先ほどお話ありましたけれども、まずスタートラインに立ったわけですよね。これから、どうやってこれを実践していって、成果を上げていくかということだと思います。私もいろいろ発言させていただきましたけれども、資料2にありますように、様々な団体がそれぞれ強みとかノウハウを持ち合いながら、これからどうこれを実践し、成果を上げていくかといったところに、私自身もそうですし、私の団体も腐心してまいります。是非、一緒に元気な日本をこれからも維持するために、スポーツの価値というのを全国に普及してまいりたい、そんなふうに思っています。
  いろいろ勉強させていただきまして、ありがとうございました。
  以上であります。今日は短めに終わります。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  では、結城委員、お願いします。
 【結城委員】  こちらこそ、皆様には本当にお世話になりました。非常に貴重な時間を過ごさせていただいたと思います。
  今回の基本計画、結局、日本の中でスポーツ実施率を見ても、それから、スポーツに対する国民の皆様の感性、感覚といったものを見ても、少し距離があるのではないか。そこが多分、出発点の一つだったと思います。距離をどうやって縮めるのか。実は、スポーツ、広い意味で体を動かすということは、全ての人のことなのですよ。あなたが自分の心も体も、それから、生き方も、少し一歩進んでみたら豊かになる可能性のある、そういった文化なのですよ。それを何とか伝えよう、施策に落とし込もう、それが私たちの一番の思いだったような気がしています。
  先ほど鈴木長官の方から、ここが東京オリンピック・パラリンピックの来るこれからの5年間という、日本のスポーツを大きく変える転機にもなり得るとおっしゃいました。64年を見ても、そのとおりだと思います。そのときに、この基本計画が、計画とか施策という、少し離れたものではなく、広報というお話がございましたけれども、それぞれの人たちが自分たちのこととして考える、あなたのことなのですよ、あなたに是非少し考えていただきたい、そういう意味なのですよ。その何かメッセージが、そして、行動の変革が広まっていければ、それこそ東京2020という視点から見ても、すばらしい心のレガシーになるのではないかと思っています。
  これからに期待したいと思います。
 【山脇会長】  ありがとうございました。引き続き、メディアへの発信もよろしくお願いいたします。
  山本委員、お願いいたします。
 【山本委員】  本当にこの期間、いろいろと勉強させていただきまして、ありがとうございました。
  前回のスポーツ審議会でもちょっと御紹介しましたけれども、経団連の方に内閣官房の日本経済再生総合事務局から意見照会ということがありまして、実は昨日が取りまとめの最終日でございました。今、意見を集約した上で、またこれを内閣官房の方にお返しをするということになるわけでございますけれども、この審議会に乗っけるというよりは、またスポーツ庁といろんな機会を捉えて、その結果をフィードバックさせていただき、より企業、産業界がスポーツの成長産業化ということに貢献できるような形で、連絡を密に取っていきたいと考えておりますので、今後とも是非よろしくお願いしたいと思います。
  どうもありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございました。引き続き、民間企業、産業界、経済界の力は非常に重要でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
  それでは、根木委員、お願いいたします。
 【根木委員】  まず、すばらしい基本計画、この審議会に参加できたことを本当に感謝します。振り返ると、僕、移動中のタクシーの中で、いきなり鈴木長官から電話が掛かってきて、また追々いろいろと御相談があるのでよろしくお願いしますというものがあって、正直、びっくりしたところからのスタートでした。
  本当に分かりやすいテーマで、スポーツで人生が変わる、社会を変える、世界とつながる、未来を創るという、自分自身も振り返ったときに、まさしくスポーツとともに自分の人生がすてきなものになったというものを感じます。
  この計画の下、本当にとてもすばらしいスタートラインができたと思います。これは、1期のすばらしいものがあり、また、この次にしっかりとつながっていっているのと思っています。
  僕たち、よくパラリンピアンたちといろんな話を最近いろんな場面でさせていただくのですけれども、すごい時代が来なというのをみんなで言います。いよいよこういう時代が来たのだなと。数年前までは、競技をしていたりとかスポーツと出会ったときの本当に苦しい環境の中で、こんなふうになったいいなということをみんなで言っていたのですけれども、こんなこと言っても実現するのかと言いながらも、みんなが、スポーツと出会ったことで夢を語っていたことが、実際、現実にどんどん動くようになり、また、その言っていたメンバーたちが主体となって、まさしく自分たちが主体となって社会を変えていっているというものを実感しているのも事実で、アスリートだけではなくて、次世代の子供たちも、そんなものは実感していると思います。
  なので、逆に、皆さんとともに、こんなすばらしいスタートラインを創ったのだから、これを国民とともにすてきに走り抜けて、また第3期、4期とつなげていけるような社会になったらと本当に思います。
  僕自身は、スポーツを通じて、本当に誰もが違いを認めて、すてきに輝ける社会になったらというふうにいつも思っています。そのためにも、僕自身もすてきに、僕は輝いているつもりなのですけれども、皆さんとともに、またスポーツを通じて輝いていけたらなと思います。
  本当にありがとうございました。皆さんとともに、また頑張りましょう。
 【山脇会長】  ありがとうございました。根木委員は、毎日、全国の小・中学校・高校を回っておられますので、是非、この基本計画の発信をお願いしたいと思います。ありがとうございました。
  竹田委員、お願いいたします。
 【竹田委員】  ありがとうございます。今回、この第2期スポーツ基本計画を、本当に御苦労いただいて、すばらしいものにまとめていただいたこと、まずもって御礼を申し上げたいと思います。
  この中で、特に私どもが担っております国際力の向上に関しましても、それぞれの役割をきちっと明記していただき、我々のこれから行うこともはっきりしていただいたということは、非常にありがたいことであり、大変責任を感じているところです。
  先ほど高橋知事もお話ありましたけれども、先週まで札幌市と帯広市で冬季アジア大会が行われまして、本当にすばらしい運営をしていただきました。また、日本の選手もすばらしい活躍をしてもらったと思っています。来年の平昌大会へつながる過去最高の成績だったと思います。
  やはりそういった選手の活躍が、本当に次代を担う子供たちに大きな感動、夢、そういうものが与えられていくということが非常に重要だと思いますし、来年の平昌、そして、2020年のオリンピックへ向けて、私どもも最大限努力していかなければいけないと思います。
  もちろん、我々は、国民の皆さんの期待に応えられるよう、最大限現場主義を重視し、そして、各競技団体とともに、我々も足を運び、そして、現場をしっかり見詰めて、ただ支援するだけでなく、現場とともに協力をしていきたいと思います。
  また、決してオリンピックは金メダルを取ることだけが全てではないのですが、やはり2020年のオリンピックでも、オリンピック活動を通じて平和、その価値、そういったものに、2020年に多くの国民の皆さんに触れていただきたい、そういう思いです。
  いずれにいたしましても、我々JOCは、与えられた責任を果たし最大限努力して、皆さんの期待に応えられるような形で、今後も、各競技団体と結集してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  ありがとうございました。
 【山脇会長】  どうもありがとうございました。
  では、高橋委員、よろしくお願いします。
 【高橋(尚)委員】  まず、第2期のスポーツ基本計画の審議会に参加させていただきまして、たくさんの勉強をさせていただきまして、どうもありがとうございました。
  もう一回見返してみても、2章までにしっかり方向性が、そして、3章からは具体的な課題や施策などが細かく記してあって、5年後にどういうふうに変わっているのだろうと、非常に楽しみな5年だというふうに感じております。
  私自身は長くマラソンという競技をさせていただきまして、今でもマラソンの現場に行くことが非常に多いのですけれども、先日行われた東京マラソンでは、世界的な国際的なトップ選手から一般の人たち、そして、車いすの人たちということで、およそ3万6,000人の人たちが集う大会でもありました。応援の人を合わせると、何十万人という方々が東京の街の中に集まってくださって、まさに経済的な発展に、そして、社会を元気にする、そして、地域や日本の文化の良さというのを発信するようなスポーツの現場だったのではないのかと思います。
  ただ、その東京マラソンでも、10年経ちまして、今年11年、新たな10年の一歩ということで、ようやくコースの変更がありました。やはりコースを変更するまでというのがすごく大変で、どれだけそこの部分に関わっている人たちがたくさんいても、地域の人たちや東京の人たちの理解がないと、やはりマラソンというのは道路を止めますし、いろんなところで関わっていない人にとっては弊害をもたらす可能性があるということでは、そういった認識また理解を得るために10年かかったのかと思いました。
  何が言いたいかと言いますと、「する」、「みる」、「ささえる」というような形で、これからどんどんスポーツを広げていくのももちろん大切な一歩ですけれども、それ以外の人たちをどれだけ取り込むか、スポーツをしていない人たちに理解をしていただいて、この基本計画をどれだけ知っていただいて、5年後の私たちのスポーツの未来、また日本の未来に、今の私たちのように夢を持っていただけるかというのを伝えるところがすごく大切なのではないかと思いました。
  また、東京マラソンのときには、マラソンだけではなくて、ゲスポのステージですけれども、ステージでは、陸上だけではなくて、ほかの障害者のスポーツの方々に来ていただいたり、また、ほかのまだマイナーなスポーツの人たちに来ていただいて、いろいろなスポーツの交遊関係を広げて、せっかく来ていただいたスポーツ好きの皆さんに、陸上以外のスポーツも知っていただくような取組をここ数年しております。そういった横のつながりを広げていくことで、違った人たちを取り込むことにもなると思ったときには、私たちの競技間の中、また、ここに書いてある関わっている人たちの横の関わりを強固にして、この基本計画をたくさんの人に知っていただけるような形に、私自身も何かできることがあれば、そこの中に入ってやらせていただきたいと思い、話を聞いておりました。
  本当に細かく、これだけすばらしいものができ上がりましたので、また全力を尽くして、この5年間関わらせていただきたいなと思っております。
  ありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
  鈴木委員、お願いいたします。
 【鈴木委員】  鈴木でございます。まず、この第2期のスポーツ基本計画の策定に参画できて、大変勉強させていただいたことを、まず厚く御礼申し上げます。
  私は、アンチドーピングという非常に限られた面からの御協力になったわけですけれども、この委員会、審議会を通しまして、スポーツの多面性、そこを非常に感じた次第でございます。そしてまた、多面性はあるものの、そこに通じるものは、やはり同じものがあるのだというふうにも感じた次第でございます。
  それは、例えば、第2期のこの計画においては、今までアスリートを中心にした教育研修活動という文言だったのが、幅広い層へというふうに変わっています。そのように、幅広い国民の皆様にこのアンチドーピング活動というものを知っていただけるような素地というものを創っていただいたということ、すなわち、それはほかの分野でも同じだと思いますが、実際にスポーツに関わるのはほんの一部の方ではなくて、幅広く、皆さん方、広く関わっているんだという、そういった大きな考え方の転換ということがうたわれているのではないかと僕は感じております。
  それで、今回、スポーツを「する」、「みる」、「ささえる」というふうになっておりますが、我々のアンチドーピング活動というのは、まさにスポーツを支えるということでして、スポーツの価値も、きちんとクリーンでフェアというものがない限り、その価値はなくなってしまうわけですから、そこのところを皆様と一緒に支えていきたいと思います。これが一つの日本の文化に根差したものとして、価値のあるものになっていただけたらと思っております。
  ありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  それでは、庄野委員、お願いいたします。
 【庄野委員】  よろしくお願いいたします。庄野です。私は、九州の一地域から、日頃、医師として患者さんを診たり、運動というものを病気の予防や治療、健康増進に日頃から取り入れながらやっている医師としての立場で、このような国の基本計画の審議に参加させていただいたことは、本当に貴重なありがたい経験だったと思っております。
  私は、指導者を育てる大学の教授としての立場でもあり、運動指導者に将来なろうと今頑張っている人たちの教育もしています。彼らにとっても、この計画というのは、今後の彼らの未来を支えていくものになるし、国民一人一人が真の意味で、生まれたときから死ぬときまで、よくゆりかごから墓場までと言いますけれども、小さなときから年を取って寿命を全うするときまで、年齢や、性別や、障害の有無や程度や、病気の有無や程度を問わず、真の意味でスポーツ、つまり、私たちは人として生きている証として、体を使い、スポーツをする、みる、ささえるといったスポーツの価値を享受できるのは、生きている証だと思います。そのスポーツの価値を享受できる仕組みが、本当に真の意味で国民の一人一人に、末端まで広がるように、どんな障害や病気があろうと、その人なりに応じた、安全に安心して運動が日々の生活に習慣化されていくような仕組み、この基本計画にそういった文言も入ったことは、非常に感謝しております。
  そして、日本人は寿命は男性80歳、女性87歳という世界一の長寿国でありながら、健康寿命は男性70歳、女性74歳と、10~13年の間、自立を阻まれる期間がある。これをいかに短くして、本当に寿命を全うするぎりぎりまで自分で自分のことができるような健康寿命の延伸というのは、本当に表面的なことではなく、真の意味で達成していかなければいけません。でも、今のままではだめなので、この基本計画を基に、本当に一人一人にこの計画の意味が伝わり、実行に移していただき、それを支える仕組みというものが日本全国に広がっていくことを、本当に心から願っております。
  ありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  佐藤委員、お願いいたします。
 【佐藤委員】  佐藤です。今回、第2期スポーツ基本計画、本当にすばらしいものができたことに感謝申し上げます。私自身も、この貴重な時間の中で一緒に参加させていただきまして、本当にありがとうございました。
  私自身の中で言うと、スポーツの参画人口拡大というところが、非常に大切と思っております。その上で、子供たちにいかに様々なスポーツを経験させてあげるか、そして、その中でスポーツの楽しさやすばらしさを実感させてあげること、そのための機会の充実というのが非常に大切になってくると思います。そのためには、体育の専科教員の動員を促進して配置することを実現しなくてはいけないと思います。また本当に子供たちがさまざまなスポーツを行い、それぞれのスポーツのすばらしさを実感することが、やがて生涯スポーツとして継続することでスポーツ参画人口の拡大につながっていくのかと思います。その継続性が、それぞれの各年齢層の中で、スポーツを「する」、「みる」、「ささえる」というスポーツ本来の楽しさが理解され、年齢が高くなっていく中でもずっと関わっていくことが可能になるのではないかと思います。
  その上で、このスポーツ基本計画がもっともっと成果が上がるような具体的なものは何かというところは、これからの課題かと思いますので、是非、モデルケースを作って頂き、この基本計画がうまくいくように願っております。
 本当にありがとうございました。

【山脇会長】  ありがとうございました。
  それでは、境田委員、お願いいたします。
 【境田委員】  改めて、このスポーツで人生が変わる、社会を変える、世界とつながる、未来を創ると、本当に素晴らしいフレーズで、これは是非長官が世に広めて、私もできる限り、微力ではありますが、お手伝いしたいと思っています。
  ちょうど今、実はバスケットボールの理事会を抜け出して、こちらを優先して参りました。こちらの方が重要だと思っていますが。思い起こせば、2年前は、ちょうどバスケットボール協会が国際バスケットボール連盟から制裁を受けて、国際試合資格停止と、こういうふうな非常に厳しい状況でございました。そのときに、文部科学省の当時のスポーツ局長が中心となって、JOC、日体協、いろんな競技団体の方々も協力していただいて、また、いろんな自治体の協力も得て、また産業界の協力も得て、制裁が解除され、Bリーグができました。
  ちょうど2年前とバランスシートを比べると、バスケットボール、大体事業規模が5倍ぐらいになっています。やっぱりいろんな方の協力を得て、こういった一つのスポーツ産業というものができ上がったということは、本当にうれしいことと思っております。
  改めて、前回のスポーツ基本計画と見直すと、前回はスポーツの成長産業化というような、こういった項目立てはありませんでした。今回、これが非常に厚く書かれておりまして、本当にいろんな課題もしくは目標が掲げられています。これを是非実現していっていただきたいと思います。
  それから、今回、もう一つ、大学スポーツの振興というところも、一つの新たな章立てを設けて、厚く書かれておりまして、これは今、東京大学でいろいろなスポーツを通じた取組を行っておりますけれども、実は、スポーツ基本計画でこのようなことが書かれているのだよとか、こういうことを学内の関係者に言うと、みんなすごく興味を持って、関心を持って、スポーツというもので、俺もこれがしたい、私もこれがしたいというふうな、いろいろな声が上がってきます。大学も、まだまだスポーツを通じていろいろなことに貢献できる潜在能力、可能性はあると思いますので、ここも是非、スポーツ庁にリードしていただいて、取り組んでまいりたいと思いますので、是非よろしくお願いいたします。
  ありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございます。
  上治委員、お願いいたします。
 【上治委員】  私も2期のスポーツ基本計画に携わらせていただきまして、本当に勉強になりましたし、ありがとうございました。
  私は主に企業に勤めながら、アスリート、審判、その他いろいろ競技団体の役員をやる立場から、いろんな意見を述べさせていただきました。途中、踏み込み過ぎた意見で、山脇会長には大変御迷惑、失礼な意見もあったと思います。ややもすると、お金のことを言いますと、非常にスポーツ界、タブー視された環境だったのですが、我々、堂々と、対価に求める、感動の対価について議論ができるようになったことは、非常にありがたかったかと思います。
  そういった中で、今も境田委員がおっしゃいましたけれども、スポーツで「人生」、「社会」、「世界」、「未来」と、このキーワードは、改めて経営理念なり企業理念なりに置き換えられることも随分あると思いますし、そういうことで、所属しながら、思い切って競技活動に専念できる競技者も、2期目のこの法案を見ながら、ますます集中できると思いますし、その結果、やはり東京でもすばらしい結果が残せるのではないかと思いますし、まだまだフルタイム化だとか、プロかだとか、取り組まなければいけない課題もありますけれども、まずは、このスタートが大変すばらしいものになったことを、関わらせていただきながら、感謝申し上げたいと思います。
  以上でございます。
 【山脇会長】  では、伊藤委員、お願いいたします。
 【伊藤委員】  本当にこのたびはありがとうございました。こうして答申までというところに立ち会って、今、何だか感慨深くなっております。
  最後に読み返してみて、身近なことに感じられるように広めていけたらと思いました。
  私もパラスポーツに関わるようになる前は、実は、しばらくの間、スポーツにほとんど関わらずにおりました。大学を卒業して以来、社会人になってから。そんな中で、障害のある人もない人も、老若男女がスポーツをしていこうという「一億総スポーツ社会」を実現していくときに、まだまだスポーツって特別な人がやること、特別なものという捉え方の人が多いことを実感しております。苦手、ハードルが高い、あるいは、嫌いという人も含めて、どうやって身近に感じていただくのか、について進めていけたらと思います。
  例えば、スポーツをやるといったら、シューズを買って、ジャージを買って、予約して、入会してという、たくさんのハードルがあると感じます。そうではなくて、今回の計画に盛り込まれたように、ショッピングモールの施設、商店街など、少しのスペースで、気軽に体を動かしたり遊んだりすること、これもスポーツなのだという認識をもっと広がげる活動も重要ではないかと思っています。
  そういう意味では、この5年間、例えば、エンターテインメントやレクリエーションというキーワードもたくさん使いながら、広めていけたらと考えております。5年度に、「あ、5年間で社会が変わったね」と実感できるような、そんな場面を想像しながら、頑張っていきたいと思っています。
  どうもありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  それでは、泉委員、お願いいたします。
 【泉委員】  やはり最初にしゃべった方が楽なんだなというのを感じまして、渡邉さんがいつも最後なので、お気持ちがよく理解できました。ありがとうございました。
  どっちにしても、この5年間、我々が作った基本計画に基づき、誰が何をやればいいのかということが非常にはっきりしてきたと思います。そのような中で、スポーツの価値の中核といいますか、楽しさだとか、喜びだとか、スポーツを通じて、国民の多くの人に感動してもらう、これが一番、この基本計画の遂行に重要であるということを感じています。
  少し話は変わりますが、明日、日本体育協会の国体委員会が開かれます。明日の議題の一つの中に、国体に出られる条件をクリアしている競技団体が41あります。これが4年に1回、評価点数が付くのです。これは6つの視点で、女性スポーツが推進できているか、競技会を正確にやっているか、競技人口が伸びているか、コンプライアンスがちゃんとできているかとか、全部で1,000点満点で、1位から41位まで順位が付きます。6か月かけて、各県の体育協会からの報告書も全部集めて、数値化をして、発表します。我々もこの基本計画を作りっぱなしではなくて、やはりどこかで、国民の皆さんから評価されるという時期が当然来るんだろう。そのためにも、しっかりと計画の実現に向けて取り組まないといけないということを改めて感じております。
  以上です。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  それでは、友添会長代理。
 【友添会長代理】  
 私は16回全部皆勤で出席しましたが、7月25日の部会の30度を超えた暑さが、今でもなかなか苦しかったなというふうに思い出としています。
  ヒアリングでは28団体集まっていただいて、例えば2週間かかって作成いただいた資料、残り1分でまとめてくださいなんて、よくお願いできたなって、今、反省もしながら聞いてきたところでもあります。
  研究者というベースから考えると、スポーツ価値論から事を起こすというのは、一番難しいところです。それをあえて皆さんと一緒にやった、成し遂げたというのは、非常に画期的なことだったと思っています。多分、諸外国のスポーツ行政計画のどれを見ても、価値論には触れていないはずです。ところが、この基本計画は、価値論を一番前提に置いてやったという意味では、世界的にも一つのモデルになる基本計画だったのではないかと思います。
  国体や、あるいは、インターハイにない種目がオリンピック種目になる時代が来ていて、スポーツとは何かという概念規定が実はできない時代に我々は生きていて、大きく変貌するスポーツの今をどう捉えていくかということは、なかなか難しくも厳しい作業でもありましたけれども、複雑で多岐にわたる現代スポーツの鳥瞰図は描けたと思っています。これを絵に描いた餅に終われあせてはならないですし、これに関わった私たち委員が、これからどういうスタンスでこれを実現していこうとするのかということと大きく関わっていると思います。
  ちなみに、大学院生レベルでは、すでに第2期スポーツ基本計画の批判的検討という研究がもうスタートしていますので、そこでどういう総括を受けて、そのフィードバックを今度我々がどう受け止めて、第3期のスポーツ基本計画を更にいいものにしていくか。これはひとえに日本の国民の皆様方にいいスポーツの在り方を提供していく、これはスポーツに関わった者の責務だというふうに書いていますけれども、全くそれを痛感しながら、今お話を伺っていたところです。
  最後ということですので、事務局の皆様方には本当にお世話になったと思っています。木藤先生には、あれだけ見事なスポーツ価値論の鳥瞰図を作っていただけるとは考えてもいませんでしたし、本当に感謝です。今後、授業でスポーツ価値の鳥瞰図を使いながら、木藤先生の引用だということはしっかり伝えていきたいですし、スポーツ基本計画をこれから具体的に大学の授業でどう展開するかということは構想していかなければいけないということを考えながら、今に至っています。
  どうもありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
 会長代理に全て総括をしていただきましたので、私が申し上げることはもうないのですけれども一言。去年の5月に鈴木長官から諮問を頂きまして、どういう形になるのだろうと最初は途方に暮れておりました。皆様方と回を重ねていくに従って、非常に多面的な意見を戴きましたが、それがスポーツの価値をベースとした、一つの方向にまとまっていったということは、非常にすばらしい過程だったと思っています。
  それから、何よりもやっぱりスポーツに対する皆さんの熱意が非常に強くて、この熱意がここにぎっしり詰まった答申になったのではないかと思っております。特に、部会を率いていただきました泉部会長代理と友添部会長には、本当に暑い夏の間も一所懸命やっていただきまして、委員の皆様とともに、厚く御礼を申し上げたいと思います。
  それから、短時間の間に、いろんなコメントや、多様な意見をうまく短時間にまとめていただき、内容の構成等々に御尽力いただきました事務局の皆様方にも、改めて厚く感謝を申し上げたいと思います。
  答申がまとまりまして、これが第2期スポーツ基本計画ということで、正式に世に出て発足するわけですけれども、これで終わりではありません。これから5年間、この答申に盛り込まれました取組をいかに実行し実現していくかということにおいて、これを作っていただきました委員の皆様、私も含めてですが、ある意味では非常に大きな責任があると感じています。これからがいよいよ本番ということになり、苦労のほうが多くなるかもしれませんが、スポーツを通じて新しい社会を創っていくという意味では、非常に楽しみな責任ではないかと思っておりますので、今後とも皆様のお力をお借りして、この審議会を進めていきたいと思います。
  本当にありがとうございました。
  それでは、あと残り、議題が幾つかありますので、その次の議題に入りたいと思います。長官には、最後にまた総括をしていただきますので、議題の方を先に進めたいと思います。
  次の議題は、独立行政法人日本スポーツ振興センターのスポーツ振興投票等業務に係る平成29事業年度事業計画、予算及び資金計画案の認可について意見の聴取を行いたいと思います。
  文部科学大臣がこれらの計画を認可しようとする際には、独立行政法人日本スポーツ振興センター法第21条により、当審議会の意見を聴いた上で行うこととなっております。
  それでは、JSCからの資料の説明を、今里理事、よろしくお願いいたします。
 【今里JSC理事】  独立行政法人日本スポーツ振興センターでございます。よろしくお願いいたします。
  資料4にスポーツ振興投票等業務に係る平成29事業年度事業計画等(案)の概要についてというのが1枚になってございまして、その後ろから、その事業計画の案、そして、後ろの最後の1枚の表裏が、収入支出予算と資金計画の案となっているところでございます。時間の関係もございますので、この表紙の概要というところで御説明させていただきます。
  平成29事業年度の事業計画につきましては、大きく3つの事柄がございます。
  1つは、もちろん、売上確保への取組でございます。スポーツ振興くじの売上目標として、1,100億円を設定するということでございます。これは本年も1,100億円を設定しているところでございますけれども、おかげさまで、恐らく1,100億円達成できるのではないかという売れ行きでございます。明年も、この額を確実に売り上げていきたいということの目標でございます。
  それから、市場調査の分析を踏まえた新商品の開発。
  最高当せん額を引き上げた、「BIG」特別回の実施。
  販売チャネルの拡充等による販売方法の工夫と、こういった事柄をしていって、1,100億円を達成しようということでございます。
  また、売上を、助成等を行うことがこれは目的でございますので、当然、経費につきましては、効率的な運営に努めてまいりたいということでございます。従前からの経費節減の取組に加えまして、システムの更新、広告宣伝、販売促進、広報等の業務のより一層の効果的・効率的な実施に努めてまいりたいと考えてございます。
  また、スポーツ振興くじの助成につきましては、いろいろな地方自治体や団体、あるいは個人に対して助成を行っているわけでございますけれども、この適正な執行ということで、スポーツ振興くじ助成が適正な執行にあるようにということで、様々な事業報告の調査等を行っているわけでございますけれども、それに加えまして、スポーツ団体等のガバナンス強化につきまして、支援を実施していきたいと考えているところでございます。具体的には、競技団体が、関係者や加盟団体を対象とした、ガバナンス強化を目的とした研修会等の開催事業、こういったものを新たに助成対象に加えまして、スポーツ団体のガバナンス強化にお手伝いをしていければと考えているところでございます。
  こういった事業計画を実施するための予算でございますけれども、今ほど申しましたように、売上目標といたしましては1,100億円を設定しておりますが、これに時効等の収入というのがございまして、1,107億円、過去の経験からいきまして見込んでいるところでございます。この収入が全体で1,107億円ございますが、このうち、事業支出として、まず当せん金の払い戻しに売上の半分が行きますので、550億円。そして、運営費、節減に努めますけれども、183億円を計上させていきたいと思っております。特定業務勘定、新国立競技場の建設等のために、この10%を特定業務勘定に繰り入れるということが法令で決まってございますので、これが1,100億円の10%で110億円。ここまでの支出を1,107億円から引きますと、収益が、197億円が助成財源、国庫納付金が66億円、これは、この比率も法令で決まってございますので、このように支出を計上いたしまして、結果といたしまして、助成には、この1,107億円の売上のうち、197億円を回すことができるというような予算の計画でございます。
  以上、簡単でございますけれども、スポーツ振興投票等業務に係る平成29事業年度事業計画等(案)の概要についてでございます。ありがとうございました。
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  それでは、本件について、御意見などございましたら、お願いいたしたいと思います。
  なお、本議題につきましては、スポーツ審議会運営規則第5条におきまして、利益相反に関する規定が置かれており、「自己、配偶者若しくは三親等以内の親族又は自己の関係する法人若しくは団体等に関する案件については、審議に参加することができない」と記されております。事務局が把握している限りでは、該当する委員はいらっしゃらないとのことですが、もし該当の委員がいらっしゃいましたら、御発言及び議決への参加は御遠慮いただくようにお願い申し上げます。
  それでは、何か御意見等ございましたら、お願いいたします。
  それでは、特段の御意見等ないようですので、本件につきましては、御意見なしということでさせていただいてよろしいでしょうか。
 (「異議なし」の声あり)
 【山脇会長】  ありがとうございます。それでは、本件については、意見なしということで、本審議会から文部科学大臣への意見というふうにさせていただきたいと思います。
  それでは、次の議題に移ります。平成29年度におけるスポーツ団体に対する補助金の交付について、委員の皆様の御意見聴取を行いたいと思います。
  なお、本議題につきましても、先ほどの議題と同様、スポーツ審議会運営規則第5条におきまして、利益相反に関する規定が置かれておりまして、「自己、配偶者若しくは三親等以内の親族又は自己の関係する法人若しくは団体等に関する案件については、審議に参加することができない」とされております。
  資料5にありますとおり、私が理事を務めます公益財団法人日本障がい者スポーツ協会が補助対象となっておりますので、本議題に関する進行は、友添会長代理にお願いしたいと思います。
  また、公益財団法人日本体育協会におきましては、泉委員及び竹田委員、公益財団法人日本オリンピック委員会におきましては、竹田委員及び高橋尚子委員が、それぞれ役員になっていらっしゃるとのことですので、それぞれ該当する団体に対する補助について、その他該当する委員がいらっしゃいましたら、該当する部分につきましては、御発言及び議決への参加は御遠慮いただきますようにお願いいたします。
  それでは、友添会長代理、お願いいたします。
 【友添会長代理】  それでは、よろしくお願いします。
  スポーツ基本法第35条によりまして、国は、スポーツ団体に対する補助金の交付につきましては、スポーツ審議会の意見を聴いた上で行うこととなっております。
  まず、事務局から資料の説明をお願いします。
 【澤川スポーツ庁政策課長】  失礼いたします。それでは、資料5を御覧ください。平成29年度におけるスポーツ団体に対する補助についてと題してございます。
  現在、国会で御審議いただいております平成29年度予算案に盛り込まれましたスポーツ団体への補助をまとめたものでございます。4団体ございまして、まず最初が、公益財団法人日本体育協会、2つ目が、同じく日本障がい者スポーツ協会、3つ目が、同じく日本オリンピック委員会、4つ目が、同じく日本武道館となってございます。
  4団体への補助総額でございますが、全体で11.9億円というようになっております。
  まず1つ目、日本体育協会でございますが、全体で5億275万円余となっております。その補助の内訳は、指導者の養成、市民レベルによる国際交流等でございます。(1)のスポーツ指導者養成事業並びに(2)のアジア地区スポーツ交流は、前年度と同額を計上してございます。(3)海外青少年スポーツ振興事業は、前年度より微減となっておりますが、28年度までは、ASEAN諸国の指導者を日本にお招きして研修会を開催するというふうになっておりましたが、その内容を見直して、29年度は、現地に赴きまして、生涯スポーツに関するニーズ調査を行っているということで、30年度以降、また改めて事業の在り方を考えるということで、それに必要な経費、約516万円余を計上しているところでございます。
  2番目、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会に対する補助でございますが、総額として4億2,810万円余を計上してございます。事業の趣旨でございますが、障害者スポーツの普及・啓発であるとか、障害者スポーツの指導者養成並びに国際大会における日本選手団の派遣等々となっております。(1)の障害者スポーツ振興事業並びに(3)の競技力向上推進事業につきましては、前年度と同額を計上しております。(2)の総合国際競技大会派遣等事業につきましては、29年度は約2億1,900万円余を計上しております。内訳につきましては、平昌で行われますパラリンピック冬季大会並びにトルコで開催されますデフリンピック競技大会、バーレーンで開催されますアジアユースパラに関する所要の経費を計上しているということで、増額となった次第でございます。
  おめくりいただきまして、3番目、公益財団法人日本オリンピック委員会に対する補助でございます。総額が1億9,716万円強を計上してございます。国際総合競技大会への日本選手団の派遣並びに国際審判員の養成等に係る補助でございます。(2)の国際審判員等養成プログラム並びに(3)の日韓競技力向上スポーツ交流事業については、前年度と同額を計上してございます。(1)の国際総合競技大会選手団派遣事業につきましては、29年度は平昌オリンピック冬季大会、台北で開かれますユニバーシアードに関する派遣の経費を計上しております。前年度に比べて減となっておりますが、28年度はリオのオリンピック大会を計上していたということでございまして、それの影響で、29年度は減となってございます。
  4番、公益財団法人日本武道館に対してでございますが、これは前年度と同額、6,193万円余を計上してございます。趣旨でございますが、武道の普及・振興並びに武道大会の開催、指導者の養成、国際的な武道の普及等々となっております。(1)の古武道保存事業から(4)の武道国際交流事業まで掲げてございますが、これにつきましては、前年度と同額を計上しております。
  以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
 【友添会長代理】  ありがとうございました。
  それでは、本件につきまして、御意見などがございましたら、お願いします。
  なお、先ほども申し上げましたように、利益相反規定に該当する委員につきましては、該当部分についての御発言及び議決への御参加は御遠慮いただくようお願いします。
  よろしいでしょうか。御意見ございますでしょうか。
  それでは、本件につきましては、御意見なしとさせていただいてよろしいでしょうか。
 (「異議なし」の声あり)
 【友添会長代理】  ありがとうございました。それでは、そのように、本審議会から文部科学大臣への意見とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
  それでは、司会進行を山脇会長にお戻ししたいと思います。
 【山脇会長】  友添会長代理、どうもありがとうございました。
  本日予定しておりました議題は、以上で終了いたしました。時間はまだありますけれども、議事が全て終了いたしましたので、これで審議会を終わりたいと思います。
  それでは、最後になりましたけれども、鈴木長官から締めの御挨拶をお願い申し上げます。
 【鈴木スポーツ庁長官】  皆さん、改めまして、審議会、まことにありがとうございました。山脇会長をはじめ、委員の皆様に心から御礼を申し上げたいと思います。
  我々、これからスポーツの価値を高めて、そして広めていくということでございまして、そのために、皆様にも今後ともお力添えを頂きたいと思っております。今回、まず考え得る最高のメンバーで審議を進めてこられたということで、その結果がこうした成果物につながったということで、感謝申し上げたいと思っています。皆さんとともに、これからもスポーツを振興させ、更に普及させて、価値を高めて、発信してまいりたいと思っています。
  日本的な慣習ではあんまり身内のことは褒めないのですが、本当に事務方、高橋次長を筆頭に、この計画をまとめていただきまして、ここで言うのも何だか変な感じがいたしますが、ありがとうございました。お世話になりました。
  ということで、私の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
 【山脇会長】  ありがとうございました。
  事務局から何かございますか。
 【澤川スポーツ庁政策課長】  ございません。
 【山脇会長】  それでは、次回の日程につきましては、また追って事務局の方から皆様方に御連絡を申し上げたいと思います。
 本日は、本当にお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございました。これにて終了いたします。皆さん、どうもありがとうございました。

―― 了 ――

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