初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第289号

[目次]

□【お知らせ】平成28年9月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介について
□【お知らせ】「人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上に係る実証事業」中間成果報告会<10月26日(水曜日)>開催について
□【お知らせ】地域政策等に関する調査研究(平成27年度)の公表について
□【お知らせ】「平成28年度消費者教育フェスタin徳島」の開催について
□【お知らせ】「国際協働プロジェクト学習の実践レポート第3弾(東北クラスター)教科学習と探究活動を効果的に結びつけるカリキュラム・マネジメントとは」について
□【連載】地方教育行政実務研修生によるリレートーク90

□【お知らせ】平成28年9月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介について

〔生涯学習政策局情報教育課〕

  文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。

平成28年9月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介
※以下、文部科学省特別選定を「特別選定」、文部科学省選定を「選定」として、 【作品名】/申請者/利用対象の順に記載しています。
○紙芝居(選定)
・【とかげのぺろちゃん】/株式会社童心社/幼稚園等幼児向き/小学校(低学年)児童向き/幼児向き
○DVD(選定)
・【折鶴2015】/株式会社チャンスイン/中学校生徒向き/高等学校生徒向き/少年向き/青年向き
・【スポーツ事故を防ぐ どう守る 頭部・頚部外傷】/株式会社映学社/中学校生徒向き/高等学校生徒向き/少年向き/青年向き/成人向き
・【スポーツ事故を防ぐ なくそう! 突然死】/株式会社映学社/中学校生徒向き/高等学校生徒向き/少年向き/青年向き/成人向き
・【里馬の森から】/一般社団法人環境・文化創造機構/青年向き/成人向き
・【絶景 ジオパーク-地殻変動から見る日本列島- 第2巻 伊豆半島ジオパーク/糸魚川ユネスコ世界ジオパーク】/株式会社コンテンツヤード/青年向き/成人向き

(お問合せ先)
 情報教育課メディア係
 電話:03-5253-4111(内線2417)


□【お知らせ】「人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上に係る実証事業」中間成果報告会<10月26日(水曜日)>開催について

〔生涯学習政策局情報教育課〕

  文部科学省では、学校教育事業(12地域)、社会教育事業(5地域)を指定し、小規模校や人口減少地域の課題を解決するため、ICTを活用して継続的に遠隔学習を実施するためのカリキュラム作り、ICT環境・体制構築のための実証研究を実施しています。
  中間報告会では、長野県喬木村、徳島県三好市、鹿児島県、株式会社愛媛CATVが実施した遠隔学習の実践事例紹介及び、信州大学 東原義訓教授、放送大学 中川一史教授、国立教育政策研究所 二宮伸司社会教育調査官を交えた課題や成果の検討を通じて、継続的な遠隔学習モデルについて提案します。
※詳細・お申込みは当省ホームページ(※文部科学省のウェブサイトへリンク)(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きますを御覧ください。

(お問合せ先)
 情報教育課学習情報係
 電話:03-6734-3263
 E-mail:johokyoiku@mext.go.jp


□【お知らせ】地域政策等に関する調査研究(平成27年度)の公表について

〔生涯学習政策局参事官(連携推進・地域政策担当)付〕

  厳しい財政環境下において、自立的・継続的に教育活動を行うためには、各自治体における単独財源を確保するほか、各種補助金や民間資金等の外部資金等を呼び込む必要があります。しかし、継続的に資金を確保するためには、事業の成果を具体的に示すことが求められます。
  これらのことを踏まえ、当調査研究では、教育活動を通じて子供の貧困対策、地域の活性化等の課題解決に取り組んでいる代表的な事業を調査し、事業の結果及び成果をロジックモデルで整理するとともに、教育的効果や社会経済的効果を測定し、教育活動のPDCAサイクルを回す仕組みについて検討しました。
  なお、当調査研究結果について、アンケートを実施したところ、約85%の市区町村から「参考になる」という回答をいただいています。
※調査報告書は、当省ホームページ(※文部科学省のウェブサイトへリンク)(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きますから御覧ください。

(お問合せ先)
 参事官(連携推進・地域政策担当)付
 連携協力第一係
 電話:03-5253-4111(内線3464)


□【お知らせ】「平成28年度消費者教育フェスタin徳島」の開催について

〔生涯学習政策局男女共同参画学習課〕

  文部科学省では、消費者教育の一層の推進を図るため、多様な関係者が情報を共有し、相互に連携するための場として、平成22年度より消費者教育フェスタを開催しています。
  今回は、「いつでも どこでも だれでも できる!消費者教育」をテーマに、学校の授業や社会教育における活動に「消費者」の視点をプラスすることで、あらゆる機会や場において消費者教育が可能となることを理解し、実践につなげることを目的として、下記のとおり、平成28年度消費者教育フェスタin徳島を開催いたします。
タイトル:平成28年度消費者教育フェスタin徳島
          ~いつでも どこでも だれでも できる!消費者教育~
日時:平成28年11月9日(水曜日)10時00分~16時30分
会場:四国大学体育館(徳島県徳島市応神町古川字戎子野123-1)
※参加申込みフォームについては、当省ホームページ(※文部科学省のウェブサイトへリンク)(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きますを御覧ください
※会場までの交通アクセスについては、学校法人四国大学のホームページ(※学校法人四国大学のウェブサイトへリンク)を御覧ください

(お問合せ先)
 男女共同参画学習課消費者教育推進係
 電話:03-5253-4111(内線3462)


□【お知らせ】「国際協働プロジェクト学習の実践レポート第3弾(東北クラスター)教科学習と探究活動を効果的に結びつけるカリキュラム・マネジメントとは」について

〔OECD日本イノベーション教育ネットワーク事務局〕

  OECD日本イノベーション教育ネットワーク(Japan Innovative Schools Networksupported by OECD、代表:鈴木寛 東京大学公共政策大学院教授、事務局:東京大学公共政策大学院人材政策研究ユニット内)による実践レポート第3弾を御紹介します。
  これからの社会で活躍するために大切になっていく、主体的・対話的で深い学び。そのような学びを実現する方法の1つが、PBL(Project Based Learning;プロジェクト学習)です。
  このPBLは、生徒が自ら課題を発見し、解決策を模索する中で学びを深めていくものであり、これまでの教科単位の学びとは異なるノウハウが必要となります。PBLに取り組む学校では、PBLをカリキュラムの中にどのように位置づけるか、学びの質を高めるために教員が生徒にどのようにかかわるかなど、体制づくりや教員の関わり方を模索しています。
  今回御紹介する東北クラスターでは、「OECD東北スクール」の経験と実績を受け継ぎ、東日本大震災からの復興と地域創生を軸に、福島県と宮城県の中学生・高校生が活動を進めています。なかでも参加校の1つである福島県立ふたば未来学園では、ルーブリックの設定や探究学習をカリキュラムの中に組み込むことによって、探究学習と教科学習を車の両輪として生徒の資質・能力を育成するための体制を作り上げました。生徒・教員全員参加型のPBLに取り組むふたば未来学園の挑戦をぜひ御覧ください。
事例3 東北クラスター
震災からの復興と地方創生をテーマに東北から世界に向き合う
※詳細は、OECD日本イノベーション教育ネットワークのホームページ(※OECD日本イノベーション教育ネットワークのウェブサイトへリンク)を御覧ください。

(お問合せ先)
 OECD日本イノベーション教育ネットワーク事務局
 メール:office@innovativeschools.jp
(本件担当)
 参事官(連携推進・地域政策担当)付 外国調査係
 電話:03-5253-4111(内線3239)


□【連載】地方教育行政実務研修生によるリレートーク90

「そうだ“京都府”、行こう。」

初等中等教育局初等中等教育企画課
久江 良太(京都府教育委員会)

  先日、都内の映画館で某『国民的怪獣映画』の最新作を鑑賞しました。霞ヶ関の国家公務員が未曾有の災害を前に奮闘するこの映画には、劇中「レク」「ロジ」「エビデンス」をはじめ、一般の方には「?」な専門用語が数多く登場します。4月に文科省へ初登庁して以来、飛び交うメールや専門用語にカルチャーショックを受けたものですが、劇中のセリフの大部分を聞き取れ、リスニングの向上を実感しました。慣れとは素晴らしいものです。
  そんな私は、京都府から派遣されています。京都府では採用から3年間、教育委員会事務局で教職員の給与制度を担当していました。派遣後、4月から半年間は財務課定数企画係で業務に携わりましたが、教育行政の最前線のスピード感と緊張感には、驚きと働きがいを感じたものです。現課に異動後も、少しでも多く京都府に還元できればと、試行錯誤しています。
  ところで、“京都”と聞くと寺社・仏閣、舞妓(芸妓)はん、祇園祭、五山の送り火などの雅なイメージを思い浮かべる方が多いと思いますが、“京都府”にフォーカスを広げると他にも様々な表情を見せてくれます。府内各地域を「海の京都」「お茶の京都」「森の京都」と銘打って魅力をPRしていますので、北部は山陰海岸や舟屋群南部は宇治茶の茶畑の美しい風景、中部は豊かな自然や森林資源など、いろいろな京都の魅力にぜひ触れてみてください。
  文科省を“教育行政の”最前線と表現しましたが、“教育の”最前線は、教員が日々子供と向き合う学校現場にあるものと思っています。大学の友人には教員になった者が数多くいますし、私の妻も中学校の教員をしています。皆が忙しさに追われながらも、子供のため毎日汗をかいています。私たちは教育行政に携わる者として、子供、そして教員の未来を支えるため、立場を越える必要があると思います。国と自治体、自治体と学校現場の橋渡しになるためにも、貴重な機会を無駄にしないよう働きたいです。
さて、次回のリレートークは、静岡市から派遣された文部科学省研修生、入口強志さんです。


お問合せ先

初等中等教育局

「初中教育ニュース」編集部
電話番号:03-5253-4111

(初等中等教育局内「初中教育ニュース」編集部)

-- 登録:平成28年10月 --