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初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第127号

平成21年11月18日

[目次]

【トピック】平成22年度初等中等教育局予算の概算要求について
【シリーズ】「放課後子ども教室推進事業」(放課後子どもプラン)(第30回)
【お知らせ】教員免許更新制の今後の在り方について
【お知らせ】高校生の海外留学派遣支援金制度の実施について
【お知らせ】平成21年度教育改革国際シンポジウム「“質の高い学校”をもとめて-日本と東アジア諸国、米国の国際対話-」のご案内について
【お知らせ】「南極ワンダー」の紹介

【トピック】 平成22年度初等中等教育局予算の概算要求について

〔初等中等教育局財務課〕

【1:概要】

 文部科学省では、平成22年度概算要求として一般会計予算では、対前年度4,745億円増の5兆7,562億円を計上しています。
  このうち、初等中等教育局関係予算については、
(1)マニフェスト工程表関係事項(高校の実質無償化)
(2)初等中等教育の充実
として、対前年度4,522億円増の2兆2,519億円を計上しています。

【2:各事項の内容】

 各事項の概算要求の主な内容は以下のとおりです。

(1)「マニフェスト工程表関係事項(高校の実質無償化)」について

  • 高等学校等就学支援金 4,501億円
     国公立高校の生徒がいる世帯に対し、授業料相当額を助成して実質的に授業料を無料にするとともに、私立高校の生徒等がいる世帯に対しても同等額を助成します。
    ※年額118,800円以内(低所得世帯に対しては237,600円以内)
  • 高校奨学金事業等の充実・改善 123億円
     高等学校等就学支援金の支給とともに、高校の実質無償化を図るため、各都道府県に対し、従来の奨学金に加えて入学時に必要な経費などを対象とする就学支援策(給付型奨学金等)を付加的に行うために必要な資金を交付します
    ※対象者:収入350万円以下の世帯の生徒等 約45万人
    ※対象費目:入学料、教科書費

(2)「初等中等教育の充実」について

  • 義務教育費国庫負担金 1兆6,380億円
     確かな学力の育成を図る観点から、教員が子ども一人一人に向き合う環境をつくるため、5,500人の教職員定数の改善(理数教科の少人数指導や特別支援教育の充実など)を図ります。
  • 退職教員等人材活用事業-サポート先生の配置- 77億円
     教員が子ども一人一人に向き合う環境をつくるとともに、新学習指導要領の先行実施における理数教科の授業時数の増に対応するため、退職教員や経験豊かな社会人等の配置を拡充します。
    ※14,000人→19,500人(週12時間換算・新学習指導要領対応5,500人増)
  • 教員免許制度の抜本改革 3億円
     教員の養成課程を6年制(修士)とすることを含め、教員免許制度を抜本的に見直す検討に着手することとし、このために必要な調査等を行います。
  • 大学における教員の現職教育への支援等 4億円
     教員免許制度の抜本的な見直しの方向性が示されるまでの間、「山間地・離島などのへき地学校の教員」「少数教科・科目を担当する教員」「障害のある教員等に対する大学における教員の現職教育への支援」等を行います。
  • スクールカウンセラー等活用事業 53億円
     児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識・経験を有するスクールカウンセラーの配置等を行います。小学校の配置校数を3,650校から10,000校配置可能となるよう拡充します。
  • コミュニケーション教育の拠点充実 1億円
     学校教育におけるコミュニケーション教育の充実を図るために拠点校・拠点地を指定し、実践的研究を実施し、その成果の普及を図ります。
  • コミュニケーション教育拠点形成事業 1.2億円
     NPO法人や劇場等と連携・協力し、演劇などによるワークショップ型の授業や研究発表会を通して子どもたちのコミュニケーション能力の育成を図ります。
  • 身近な外国人等との交流による国際教育実践事業 0.2億円
     国際社会で地球的視野に立って主体的に行動できる人材を育成します。
  • 幼稚園就園奨励費補助金 209億円
     保護者の所得状況に応じた経済的負担の軽減等を図ることを目的として、就園奨励事業を実施している地方公共団体に対して、所要経費の一部を補助します。
      また、子ども手当の創設を踏まえ、低所得者への給付の重点化等を図る観点から、補助単価の在り方を抜本的に見直します。
    ※生活保護世帯 第1子補助単価153,500円→299,000円(実質保護者負担額 0円)
    ※第2子の保護者負担の軽減  兄・姉が小学校1年生から小学校3年生の場合:0.9→0.6(第1子の負担割合を1.0とした場合)
  • 全国的な学力調査の実施 36億円
     3年間の悉皆調査の成果を踏まえ、引き続き全国及び都道府県別の状況・課題の把握を継続するため、抽出調査(抽出率約40%)に切り替えて実施するとともに、抽出調査対象外でも設置者が希望すれば調査を利用することが出来るようにします。
      併せて、平成23年度以降の調査については、調査の在り方などについて速やかに検討していきます。
    ※調査対象:小学校第6学年、中学校第3学年
    ※対象教科:国語、算数・数学(生活習慣・学習環境等も調査)
  • 新型インフルエンザ対策の実施 1億円(一部、スポーツ・青少年局に計上)
     学校や教育委員会における新型インフルエンザ対策の具体的な方策について指導参考資料を作成・配付(60万部作成 幼稚園~大学に対し各10部配付)するとともに、在外教育施設に対する安全対策マニュアル等の整備を行います。
  • 特別支援教育の推進 83億円
     発達障害を含む障害のある幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導及び必要な支援を行うため、特別支援教育の体制整備を総合的に推進します。
  • 高等学校に通学する離島出身の生徒に対する寄宿舎等居住費 6億円
     中学校を卒業して高校に進学する者で、やむを得ず、自宅を離れて通学しなければならない者に対する居住費を自治体が負担をしている場合に、一定割合を国が補助します。
  • 外国語教育の充実 9億円
     小学校外国語活動の導入等新しい学習指導要領の実施に向けた条件整備を重点的に実施するとともに、外国語教育の低年齢化、授業時数増等に関する調査研究等の英語教育の充実に資する施策を総合的に推進します。
  • 外国人児童生徒教育の充実 3億円
     公立学校に在籍する外国人児童生徒数や日本語指導が必要な外国人児童生徒数の増加を踏まえ、外国語が使える支援員等の配置、効率的な指導を行うための標準的なガイドラインの作成など、外国人集住地域や散在地域における外国人児童生徒等の受入体制の整備等を推進します。
  • 学校運営支援事業の推進(コミュニティ・スクール等)  4億円
     学校の教育環境を改善し、教育の質の向上を図るため、保護者と学校の信頼関係を深め、教員が子どもと向き合う時間を確保し、教育に集中出来る環境を整備することを目的に、コミュニティ・スクール等の推進を図ります。 

 なお、詳細については、文部科学省ホームページをご覧ください。

 平成22年度文部科学省 概算要求の概要(平成21年10月)

 平成22年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(平成21年10月)

【シリーズ】「放課後子ども教室推進事業」(放課後子どもプラン)(第30回)

〔生涯学習政策局生涯学習推進課〕

 「放課後子ども教室推進事業」は、放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、子どもが安全・安心な場所で学習や体験活動・交流活動の取組を実施するものです。
 シリーズ第30回として、岐阜県岐阜市の取組をご紹介します。

元気いっぱい!仲間いっぱい!“黒野っ子ひろば”

岐阜県岐阜市立黒野小学校長 水野 良彦

 平成17年度から始まった“黒野っ子ひろば”には、毎年100名を超える子どもたちが参加しています。“黒野っ子ひろば”は、青少年育成市民会議の地域指導員の方を中心に、多くの地域ボランティアの方々に支えられた活動の場です。
 毎週月曜日、15時15分一斉下校になると、子どもたちは体育館に集まってきます。受付で名簿にチェックして自分の名札を受け取り、地区ごとに指定された場所にランドセルを置いて活動が始まります。しっぽとりゲーム(※1)やドッヂビー(※2)など、体育館を元気いっぱい走り回って活動したり、シャボン玉を飛ばしたり、学年やクラスを超えた仲間といっしょになって遊びます。また、季節の行事に合わせた活動も工夫していただいています。七夕には笹飾り作り、正月前には花餅作り、夏休みにはスイカ割りなど、子どもたちはとても楽しみにしています。
 岐阜森林管理署から、木の枝や除伐木の木片を分けてもらえた時には、木の昆虫や動物を作りました。見本の通り作るのかと思っていると、それぞれ自分の気に入った材料を組み合わせて、思い思いの作品を作り上げました。そして、みんなに見せて自慢していました。校区の文化祭に出品し、地域のみなさんにも見ていただきました。
  市民会議の会長さんは、「なかなか言うことを聞かない子もいます。そんな時は遠慮せず厳しく叱ります。でも、よく叱る子の方が、私の姿を見るとにこにこ笑って手を振ってくれたり、あいさつしてくれたりします。それぞれの役割で子どもたちを育てていきたいと思っています。」と言われます。活動の計画、便りの配布、当日の指導や帰りの安全確保など、地域ボランティアの方々の事業の実施は本当に大変です。しかし、「来週も黒野っ子ある?」「今度はどんな遊び?」と、子どもたちがとても楽しみにしていることを、やりがいにしてくださっています。
  これからも子どもたちには、遊びを通して、仲間や地域の方との関わりを深めていってほしいと思います。 

※1 しっぽとりゲーム(鬼ごっこ遊びの一つ。服に挟んだタオルなどの「しっぽ」をつけて逃げ回り、鬼となった子どもが追いかけてしっぽを奪う遊び。)
※2 ドッヂビー(とても軟らかい素材のフライングディスクを使って行うドッジボール形式のレクリエーション。)

「放課後子ども教室」の情報は、「放課後子どもプラン」(※放課後子どもプランのホームページへリンク)をご覧ください。

【お知らせ】教員免許更新制の今後の在り方について

〔初等中等教育局教職員課教員免許企画室〕

 教員免許更新制等の今後の在り方について、文部科学省としての現時点における方針は以下のとおりですので、お知らせします。

1.教員の資質向上のための教員免許制度の抜本的な見直し(教員養成課程の充実や専門免許状制度の導入の検討を含む。)に着手し、必要な調査・検討を開始します。このため、平成22年度予算概算要求に所要の経費を計上しています。
2.当省においては、上記調査・検討において、現行制度の効果等を検証する予定であり、新たな教員免許制度の内容及び移行方針を具体化する中で、現在の教員免許更新制の在り方についても結論を得ることとしています。この検討は、拙速を避け、学校関係者、大学関係者などの意見を十分に聞きながら行う予定です。
3.なお、上記調査・検討の結論が得られ、これに基づく法律改正が行われるまでの間は、現行制度が有効です。このため、平成22年度予算概算要求において、山間地離島へき地等の学校の教員、少数教科科目を担当する教員、障害のある教員などを対象とする講習を大学が開設するための経費を国が補助するため、所要の経費を計上しています。
4.本件の今後の進捗状況については、適時適切に情報提供する予定です。

  教員免許更新制の今後の在り方について

【お知らせ】高校生の海外留学派遣支援金制度の実施について

〔初等中等教育局国際教育課〕

 文部科学省では、従来より、高校生の留学交流団体である「全国高校生留学・交流団体連絡協議会」(高留連)に加盟する団体が実施する、1年間の「交換留学」プログラムに参加する高校生のうち、学資補填を必要とし成績優秀であるなど、一定の要件を満たす者を対象に、1人あたり50万円を支援しています。
 平成21年度補正予算において、高校生の留学促進予算の拡充が認められたことを受け、平成21年度については、
1. 上記の高留連の加盟団体が実施する1年間の「交換留学」の対象枠の拡大に加えて、新たに、
2.「一般社団法人海外留学協議会」(JAOS)の加盟団体が実施する「交換留学」「交換留学に準じる内容の1年間の留学プログラム」に参加することが決定した高校生ないし、
3.「高校(中等教育学校後期課程、高等専門学校、専修学校高等課程を含む。)
が主催する海外の姉妹校との交流等の一環としての1年間の留学」に参加することが決定した高校生のうち、成績、英語力、保護者の収入等について、現行の高留連の基準を満たす者についても、同様に支援の選考対象に含めることとしました。(1については、従来どおり、高留連が選考及び支給を実施。2、3についてはJAOSが選考及び支給を実施。)
 対象となる留学プログラムや応募資格等、募集要項等の詳細については、本年9月に高留連及びJAOSから全国の高等学校及び中学校宛に送付されているパンフレットや、高留連ないしJAOSのホームページを参照してください。パンフレットについては、文部科学省ホームページにも掲載しています。

  高留連及びJAOSによる「高校生海外留学派遣支援金制度」の実施について

【お知らせ】平成21年度教育改革国際シンポジウム「“質の高い学校”をもとめて-日本と東アジア諸国、米国の国際対話-」のご案内について

〔国立教育政策研究所〕

 国立教育政策研究所では、諸外国の最前線で活躍する専門家を招き、各国の経験から学び、教育改革の取組に生かしていくことを目的として、平成13年度より毎年、教育改革国際シンポジウムを開催しています。
 本年度は、中国、韓国、台湾、米国から専門家を招き、「質の高い学校」とは何か、「学校の質」とはそもそも何か、どのような要因によってそれは規定されるのか、などを出発点にしながら、これからの学校づくりの目指すべき方向について国際的な視点から検討します。

■日時
12月2日(水曜日)13時から18時20分
■場所
文部科学省講堂(東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 中央合同庁舎第7号館 東館3階)
■その他
入場無料、同時通訳あり
■レセプション
シンポジウム終了後に、登壇者をお招きしてのレセプションも開催します(3,000円程度の会費制)

 プログラムの詳細及び参加申込は、国立教育政策研究所ウェブサイトをご覧ください。多数の皆様のご参加をお待ちしています。 

 国立教育政策研究所ウェブサイト(※国立教育政策研究所ホームページへリンク)

【お知らせ】「南極ワンダー」の紹介

〔大臣官房総務課広報室〕

 南極では、どんな観測をしているのでしょうか。それによってどんなことがわかるのでしょうか。
 大好評ワンダーシリーズ第二弾の「南極ワンダー」では、ペンギン型ロボットといっしょに、南極ツアーにでかけます。南極の大自然と、南極観測隊の生活を疑似体験してみてください。
 全てのミッションをクリアすると、感動のエンディングが見られます!

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