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初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第121号

                                平成21年6月12日

[目次]       

【シリーズ】スタート教員免許更新制!(第27回)
【シリーズ】「放課後子ども教室推進事業」(放課後子どもプラン)(第24回)
【お知らせ】地球に広がる緑の波~グリーンウェイブ・プロジェクト
【お知らせ】4月の文部科学省選定作品等(学校教育教材)の紹介
【コラム】常盤の“とっておき!”                                                    

【シリーズ】スタート教員免許更新制!(第27回)

               〔初等中等教育局教職員課教員免許企画室〕

 今回のテーマは「免許状更新講習の受講申込状況について」です。

 先日、免許状更新講習を開設する大学等に協力いただいて、平成23年3月31日に修了確認期限を迎える方の受講申込状況(5月29日時点)を調査し、その結果をとりまとめました。

 (調査の詳しい内容については、↓こちらを参照してください)
  http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/004/1269816.htm (※教員免許更新制へリンク)

 この調査によると、受講申込者数(延べ数)の合計が、必修領域について約5万人、選択領域については約13万人という結果となっています。

 選択領域については、お一人の方が複数の講習を申し込む場合も多いと思いますので、必修領域の申込者数である約5万人が実際に受講の申込みをされた方の数に近いものと考えられます。

 今年、受講対象となっている人数を約9万人と見込んだ場合、昨年実施した予備講習を受講して履修認定を受けた方が必修領域で1万人以上いらっしゃいますので、これから更新講習を受講される対象の方は8万人弱と考えられます。

 つまり、全国で2万人以上の方が、まだ更新講習の受講を申込んでいないということになります。

 もちろん、更新講習の受講期間は2年間ありますので、来年度に受講することも可能ですが、来年2月以降は、次の修了確認期限(平成24年3月31日)の方々も受講し始めるため、多少混雑することになるかもしれません。受講の申込みをされていない方は、もし、ご都合がつくようであれば、比較的余裕のある今年度(平成21年度)のうちに更新講習を受講・修了していただき、更新手続を済ませていただければと思います。

 更新講習については、すでに定員に達して受付を終了した講習も一部にはありますが、5月29日時点で受講の申込みを受け付けている講習は、必修領域で400講習以上、選択領域で3,000講習以上となっています。また、6月以降に受付を開始する講習も、必修領域で約200講習、選択領域で約2,000講習あります。

 免許状更新講習の一覧は、文部科学省のホームページ(↓以下アドレス)に掲載しておりますので、こちらをご参照ください。また、掲載している内容は、講習の開設を認定した時点での情報です。大学等によっては、受講申込期間を延長している場合もありますので、詳細は開設大学等へご確認ください。

 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/004/1258028.htm(※教員免許更新制へリンク)

 このシリーズでは、今後も教員免許更新制に関する情報を、お伝えしたいと思っております。また、1年を通してそれぞれの節目、節目のところで、手続の流れのポイントについても取り上げていければと思っております。

 私どもとしては、すべての先生方に、情報をお伝えして、教員免許更新制の制度をご理解していただきたいと考えております。そのためにも、学校内やお知り合いの先生方にも、「修了確認期限がいつになるのかご存じですか?」や「更新講習を申し込みましたか?」というように、お声をかけあっていただくようお願いいたします。

 また、是非ともこのメルマガにもご登録いだくことをおすすめいただければと思っております。

 (文部科学省の教員免許更新制に関するHPをご参照ください!!)

 修了確認期限のご確認や教員免許更新制に関する情報が掲載されている、文部科学省HPのアドレスはこちらです。

 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm(※教員免許更新制へリンク)

  “教員免許更新制”でも[検索]できます。

 「修了確認期限がいつになるのかご存じですか?」こちらのアドレスでご確認いただけます。

 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/003/index.htm(※教員免許更新制へリンク)

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【シリーズ】「放課後子ども教室推進事業」(放課後子どもプラン)(第24回)

                   〔生涯学習政策局生涯学習推進課〕

 「放課後子ども教室推進事業」は、放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、子どもが安全・安心な場所で学習や体験活動・交流活動の取組を実施するものです。

 シリーズ第24回として、佐賀県神埼市の取組をご紹介します。

『「あそぶ」「まなぶ」「つくる」』ドリームパーク

                 佐賀県神埼市立西郷小学校長 草場 浩

 

 ドリームパークとは、神埼市の放課後子ども教室の通称です。神埼市には吉野ヶ里歴史公園があり、佐賀市の東隣に位置しています。西郷小学校は、神埼市のほぼ中心にあり、児童数214名です。昨年度創立百周年を迎えたばかりです。

 本校では、隔週水曜日の15時30分になると、子どもたちがドリームパークの受付に駆け込みます。数日前から、ドリームパークの活動を楽しみにしているのです。平成20年度は53名が参加し、これは総児童数のほぼ4分の1にあたります。

 ドリームパークのプログラムは、『「あそぶ」「まなぶ」「つくる」』という3つのテーマでつくられています。料理、工作、ニュースポーツ、絵本の読み聞かせ、剣道、むかしの遊び、生け花、陶芸など、子どもたちが飛びつきそうなものばかりです。

 会場を覗いてみると、子どもたちは生き生きと目を輝かせて体験活動にいそしんでいます。異学年の子どもたちが力を合わせて活動するなど、授業中とは一味違った面も見られます。中には、出来上がった作品を教職員に見せに来たり、プレゼントしてくれたりもします。また、家庭に持ち帰って保護者に見せたり、後で親子一緒に作ったりすることもあるようです。

 これらの活動を通して、子どもたちの中には意外な才能を発揮してスタッフを驚かせたり、新たに社会体育クラブに加入して活動の幅を広げたりした子どももいます。この姿こそ、ドリームパークのねらいだと思います。また、「子どもたちがドリームパークのことを話題にしていますよ。」と、保護者の方にも大好評のようです。

 子どもたちは、ドリームパークから得た新しい知識や体験に大きな魅力を感じとっています。また、活動時はもとよりそれ以外の時や場所でもスタッフや保護者との関わりが増え、心を通い合わせるとともに信頼や感謝の気持ちも育ってきました。

 この事業を支えるコーディネーターのプログラム作りや講師等の人材確保、多種多様な活動に使用する材料の準備など、関係者のご苦労を考えると頭が下がります。神埼市の熱意によりこの取り組みの輪が次第に広がり、心身共に豊かな多くの神埼市民が育っていくことでしょう。

「放課後子ども教室」の情報は、以下の「放課後子どもプラン」のホームページをご覧ください。

http://www.houkago-plan.go.jp(※放課後子どもプランホームページへリンク)

【お知らせ】地球に広がる緑の波~グリーンウェイブ・プロジェクト

                           〔国際統括官付〕

 5月22日は国際連合で定められた「国際生物多様性の日」です。国際連合の生物多様性条約事務局の呼びかけのもと、この日に世界各地の青少年の手で植樹を行う「グリーンウェイブ」が実施されました。

 世界各地で現地時間の5月22日午前10時に植樹することで、植樹活動が地球の上を東から西に波のように広がっていくのです。その様子を指してグリーン(緑)ウェイブ(波)と呼んでいるのです。

 このプロジェクトでは、植える樹種(地域の在来種や固有種など)や場所・方法などを生徒たちが自ら考えていく過程で、生物多様性やその保全の必要性などについて学んでもらうことを趣旨としています。

 今年は積水ハウス株式会社からの苗木提供により、ユネスコ・スクール7校をはじめ、9都道府県から約50校がこのプロジェクトに参加し、コブシやイロハモミジなど日本国内の自生種・在来種の植樹活動を行いました。この活動が生物多様性やその保全の必要性についての理解増進、さらには持続可能な社会の担い手づくりへとつながっていくことが期待されます。詳細は以下のURLをご参照ください。

■ユネスコ・スクール公式サイト(グリーンウェイブのページ)
http://www.unesco-school.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=339(※ユネスコ・スクール公式サイトグリーンウェイブへリンク)

★☆★  持続発展教育(ESD)  ★☆★

 ESDは持続可能な社会の担い手を育むための教育です。

 文部科学省ではESD推進のため、様々な取組を行っています。

 詳細はこちら:(ユネスコ・スクール公式サイト ESDのページ)
 http://www.unesco-school.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=96(※ユネスコ・スクール公式サイトESDのページへリンク)

★☆★  ユネスコ・スクール  ★☆★

 文部科学省ではユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が認定するユネスコ・スクールをESDの推進拠点と位置づけ、加盟校増加や活動支援に取り組んでいます。

 詳細はこちら:(ユネスコ・スクール公式サイト)
 http://www.unesco-school.jp/(※ユネスコ・スクール公式サイトへリンク)

□【お知らせ】4月の文部科学省選定作品等(学校教育教材)の紹介 

            〔生涯学習政策局参事官(学習情報政策担当)付〕

 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、あわせて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。

4月の文部科学省選定作品等(学校教育教材)の紹介

※以下、文部科学省特別選定を「特選」、文部科学省選定を「選定」として、

 【作品名】/申請者/利用対象の順に記載しています。

○  DVD(以下、特選)

・【絵日記による学童疎開600日の記録】/平和祈念プロジェクト

 /小学校(高学年)、中学校、少年向き、青年向き、成人向き

○  DVD(以下、選定)

・【絵日記による学童疎開600日の記録】/平和祈念プロジェクト

 /小学校(中学年)

・【成功する感動の校内合唱コンクールのすべて ~合唱の達人が贈る、心に響く歌声のつくり方~】/クリエイティヴ・コア株式会社/中学校

○  紙芝居(以下、選定)

・【おおきい ちいさい】/株式会社 童心社/幼稚園、幼児向き

・【めだかのめめちゃん】/株式会社 童心社/幼稚園、小学校(低学年)、幼児向き

「文部科学時報」6月号(6月10日発行)

 文部科学行政の“今”が読みやすく分かる、文部科学省唯一の総合政策広報誌

 6月号より構成・記事を一新し、全面リニューアルでお届けします!

巻頭インタビュー

 利根川 進 さん

 (独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター長・MIT教授)

 「創造性の高い若手研究者の育て方」

  本号より、幅広い文部科学行政に関わりのある分野で国民的な関心が高く、世界の第一線で活躍されている有識者・著名人に、「現在の取組」や「これまでの活動を振り返っての感想」など、率直なご意見を語っていただきます。

特集1

 「特別支援学校 教育要領・学習指導要領の改訂」 

  文部科学省では、本年3月9日、特別支援学校 教育要領・学習指導要領を公示しました。本号では、改訂のポイント、移行措置、実施スケジュールなどについて解説します。

特集2

 「国際科学オリンピック」 

  世界の中高生が、科学のさまざまな分野について、知識や考え方を競う「国際科学オリンピック」。『科学のオリンピック』の魅力は何なのか。子どもたちに何を与えてくれるのか。本特集では、国際科学オリンピックに取り組む生徒の皆さんから、「得たこと」「得ようとしていることは何か」について探ります。

クローズアップ

 ・科学技術・学術審議会総会

 ・科学技術週間&科学技術映像祭50年記念シンポジウム「映像からみえる科学技術」

 ・平成21年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞および若手科学者賞の表彰式

その他

 様々な文部科学行政の取組・話題を満載してお届けします。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/jihou/detail/1217902.htm(※出版物案内へリンク)

関連リンク

幼児教育・家庭教育に関してはこちら
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_b.htm(※幼児教育・家庭教育へリンク)

小・中・高校教育に関してはこちら
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_c.htm(※小学校・中学校・高等学校へリンク)

特別支援教育に関してはこちら
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main.htm(※特別支援教育へリンク)

初中局の報道発表資料はこちら
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/shotou.htm(※報道発表へリンク)

子どもの体力向上ホームページはこちら
http://www.recreation.or.jp/kodomo/(※子どもの体力向上ホームページへリンク)

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生徒指導メールマガジン(児童生徒課)
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http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm(※大学教育の充実-Good Practice-へリンク)

エル・ネットメールマガジン登録アドレス(参事官(学習情報政策担当)付)
http://www.elnet.go.jp(※エルネットホームページへリンク)

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所メールマガジン
http://www.nise.go.jp/magazine/index.html(※国立特別支援教育総合研究所ホームページへリンク) 

【コラム】常盤の“とっておき!”

 鹿児島大学教育学部附属小・中学校の研究公開に参加した。

 このメルマガでも紹介した昨年の秋の鹿児島での講演が縁となり、お招きいただいた。

 研究公開では、午前は、小学校の外国語活動をはじめとして、各教科の授業を拝見した。午後の授業研究の様子もいくつかの分科会で見せていただいた。それぞれの教室には短時間しかいられなかったのだが、子どもたちが授業に積極的に参画する様子や先生方が授業研究で真摯に議論する姿はとても印象に残った。

 研究紀要のすべてには目を通しきれなかったのだが、各教室での説明も加味して、私なりに整理してみると、1.小学校では、総合的な学習の時間で、子どもに身に付けさせたい資質・能力を、感じる力、調べる力、考える力、伝える力、生かす力の5項目に設定し深める取組をしていた。2.中学校では、新・附属ユニットプランとして、道徳、学級活動、学校行事の三者の関連づけが図られていた。友情・信頼という価値についての道徳の授業を、クラスマッチの時期と合わせて行い、学級活動でも、クラスマッチにどう臨むかについて話し合いをさせる事例が紹介されていた。また、各教科で、書かせることに力を入れていることがうかがえた。いずれも時宜を得た研究であると思う。

 午後の最後に、講演の時間をいただいたので、1.新学習指導要領では、習得と探究の二項対立を打破するために活用の重視を打ち出していること。2.習得→活用→探究の流れだけでなく、探究→習得→活用という流れもあること。現に皆さん、三角形の公式を教えるときには、折り紙を折ったり切ったりする体験的・探究的な活動を経て、公式にたどりついていますよねということ。3.国語力が重要との共通認識はあっても、読む、書く、聞く、話す、のうちのどの分野に課題意識を持つかは人によって相当異なっていること。4.国語力の中核は思考力であること(文化審議会答申)や、思考の手段として、自己との対話、他者との対話などの国語の運用力が重要であること(言語力育成協力者会議報告書案)など、国語力と思考力は密接な関係にあること、5.PISA型読解力には、情報の取り出し(事実)、解釈(意味)、熟考・評価(評価)の3つのプロセスがあること。評価のプロセスには、内容の評価と形式の評価があること。テキストを良い意味で批判的に読むことが求められること。6.PDCAサイクルで一番重要なことはD(実践)であると、私は考えていること。(参加者の多くは、C(評価)が最重要と考えているのだが、筆者と参加者の間で、重要ということの受止め方の違いがあるのだろう。)などなど、お話しをした。

 教育内容や学校マネジメントに関して、90分間、思うところを述べさせていただいた。鹿児島は、東京よりずっと暑い。講堂に集まっていただいた数百人の皆さんには、よく我慢してお聞きいただいた。誠に感謝である。

 最後に、前回のメルマガでも記した「南州翁遺訓」の一節を、ご当地鹿児島でご紹介した。「人有りて後ち方法の行はるるものなれば、人は第一の宝にして、己れ其の人に成るの心懸け肝要なり」なのだ。この研究公開は「心懸け」を持つ人々の集まりである。参加者に対して、感謝の気持ちと今後への期待を述べて、講演を終えた。

 延長国会のなか、前日ぎりぎりまで参加できるか心配だったのだが、いつにない早起きをして朝5時前に自宅を出た甲斐のある一日であった。

 主催された鹿児島大学教育学部附属小・中学校の皆様、そして参加者の皆様、ありがとうございました。

                  〔初等中等教育企画課長 常盤 豊〕

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「初中教育ニュース」編集部
電話番号:03-5253-4111(内線2007)