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初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第106号

平成20年12月26日

[目次]

□【シリーズ】教員免許更新制がはじまります!(第16回)
□【シリーズ】「放課後子ども教室推進事業」(放課後子どもプラン)
(第13回)
□【お知らせ】平成20年度「学校保健統計調査」速報について
□【コ ラ ム】まえかわの「ま、え〜か」番外編
□【編集後記】

□【シリーズ】教員免許更新制がはじまります!(第16回)

〔初等中等教育局教職員課教員免許企画室〕

 シリーズ第16回目となります、今回のテーマは「更新講習の開設認定までのスケジュール」についてです。

 平成21年4月から、教員免許更新制がスタートしますが、免許状更新講習がどこの大学で開設されるのか、受講できるのか、ということは、免許更新を控えている方々にとっては、最も関心の深い事柄ではないかと思います。
 平成21年度に開設が予定されている更新講習は、現時点では、まだ各大学からの開設申請を受け付けている段階ではありますが、今後どのようなスケジュールで、平成21年度の更新講習の開設が決まっていくのかについて、ご説明をしたいと思います。

 免許状更新講習については、各大学等において開設されることになりますが、開設するにあたっては文部科学大臣の認定が必要になります。そのため、更新講習を開設しようとする大学等は、文部科学省に対して、更新講習の開設申請書を提出することになります。
 更新講習の申請のタイミングは、各大学等によって異なりますが、早い大学等ですと、第1回目の申請受付(本年12月)に申請を行っているところもあります。
 第1回の申請受付に申請してきた大学の更新講習については、申請書の審査を行った上で、来年の1月には開設認定がなされる予定です。
 認定された更新講習の一覧については、公立学校であれば各都道府県教育委員会、私立学校であれば私立学校担当知事部局、国立学校であれば国立大学長などを通じて、各学校に通知することを予定しております。あわせて、文部科学省のホームページにも一覧を、掲載する予定にしております。是非、御確認いただければと思います。
 (こちらのアドレスに掲載する予定にしております。↓)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/004/index.htm

 第1回目の申請において開設認定を受けた大学については、認定後おおよそ1ヶ月後以降に、受講申込みの受付を開始することになります。そのため、受講申込みの受付が開始されるのは、早い大学でも2月中旬以降ということになります。都道府県によっては、一定時期に統一的に各大学が受付開始するところも予想されます。
 大学によっては、第2回目の申請受付又は第3回目の申請受付に向けて申請準備をすすめている大学もあります。
 第2回目の申請受付の時期は、来年の1月16日が締切りとなっております。その後、約1ヶ月の期間を経て、2月中旬頃に開設認定がなされ各関係機関に通知し、さらに1ヶ月後の3月中旬に、受講申込みの受付が開始されることになります。
 第3回目の申請以降は、1ヶ月ずつスケジュールが順送りされることになります。
 以上のことを、時系列にまとめますと以下のようになります。

(第1回申請分のスケジュール)

平成20年
12月1日開設申請の受付締切り
平成21年
1月上旬更新講習開設の認定
各関係機関に通知、あわせて文部科学省ホームページに掲載
2月上旬各大学での更新講習の申込み受付開始

(第2回申請分のスケジュール)

1月16日更新開設の受付締切
2月中旬更新講習開設の認定
各関係機関に通知、あわせて文部科学省ホームページに掲載
3月中旬各大学での更新講習の申込み受付開始

 また、更新講習の申請手続とは別に、各大学に対して、平成21年度の開設見込みの調査を並行して実施しております。どこの都道府県や大学で、どのくらいの時期に、どのくらいの規模の更新講習が開設する予定になっているのか、などについてまとめることとしております。調査がとりまとまり次第、随時、情報提供させていただきます。

 次回のテーマは「来年度の更新講習の開設見込み」についてです。

(お持ちの免許状をご確認下さい!)
 大学等を卒業する際に授与されたあなたの免許状を、大掃除、帰省の際にご確認下さい。
(文部科学省の教員免許更新制に関するHPをご参照ください!!)
 修了確認期限のご確認や教員免許更新制に関する情報が掲載されている、文部科学省HPのアドレスはこちらです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm
“教員免許更新制”でも[検索]できます。

 今後も、教員免許更新制に関する情報を、このメルマガを通じて、お伝えしたいと思っております。私どもとしては、すべての先生方に、情報をお伝えして、教員免許更新制の制度をご理解していただけたらと考えております。そのためにも、まわりご近所の先生方には、お声かけいただき、是非ともこのメルマガにご登録いだくことをおすすめいただければと思っております。
 (メルマガ 登録方法はこちら↓)
 文部科学省HP上の登録ページからアクセス
 検索サイトで「初中教育ニュース配信」と打ち込んで頂けるとすぐに見つかります。
 https://mg01.e-mediagate.com/optin/002n/insert.jsp

 

□【シリーズ】「放課後子ども教室推進事業」(放課後子どもプラン)

(第13回)

〔生涯学習政策局生涯学習推進課〕

 「放課後子ども教室推進事業」は、放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、子どもが安全・安心な場所で学習や体験活動・交流活動の取組を実施するものです。
 シリーズ第13回として、秋田県由利本荘市での取組をご紹介します。


放課後子ども教室の取り組みについて

秋田県由利本荘市立新山小学校長 佐 藤  寛

 新山小学校は、秋田県南西部の由利本荘市にある小学校(全校児童883名)です。平成17年度9月に「キピー新山いきいき教室」という名称で地域子ども教室がスタートしました。「キピー」とは「キッズピットイン」を省略して親しみやすくした呼び名です。平成19年4月からは、「放課後子ども教室」となりましたが、教室の呼び名は変えずに実施しています。安全管理員については、新山小学校の保護者や地域の方にこの事業の趣旨を説明し、賛同していただいた方14名に交代してついてもらうようにしています。活動は、月曜日から金曜日の放課後に、全校児童を対象にして、主に新山小学校の「絵本の部屋」という低学年用の小さな図書室のような教室で家庭学習・絵本の読み聞かせ・編み物・折り紙・ぬり絵などの学習活動を、「なかよしホール」というプレハブ教室で鉄棒・竹馬・フラフープなどの軽い運動をしています。また、その他 に、特に月曜日は「英語教室」、火曜日は「集まれアンニョハセヨ」、金曜日は「パソコン教室」を、保護者の承諾を得て登録制にして実施しています。英語の指導者は本校の卒業生、ハングル教室の指導者は本校の保護者、パソコン教室の指導者は本校に勤務された講師の先生にお願いしています。子どもたちは、授業では体験できない様々な事ができる「キピー教室」に行くのをとても楽しみにしております。安全管理人や指導員の方々も、子どもたちとふれあい、子どもたちの喜ぶ顔や笑顔に接して元気をもらっています。
 放課後に開かれる本校の教室は、早く家に帰ってもだれも家にいないというような子どもたちの居場所づくりということでスタートしました。実際には、コーディネーターの方を中心にして、学校との調整を密にして、とてもよい形で実施されていると感じています。
 参加している子どもたちも、放課後のこの教室をとても楽しみにしておりますし、安心して過ごせることや、いろんな話を聞いてもらえるということもあり、子どもたちの心の安定にもつながっているように感じます。
 学校を開き、地域の方々や保護者の方々と共に子どもを育てていこうとする意識がこの事業を通してさらに高まってきているように感じます。
 子どもは地域の宝です。多くの大人の目をかけながら、この事業がさらに根付いていくことを願っています。


「放課後子ども教室」の情報は、以下の「放課後子どもプラン」のホームページをご覧ください。
http://www.houkago-plan.go.jp

【お知らせ】平成20年度「学校保健統計調査」速報について

〔生涯学習政策局調査企画課〕

 この度、標記調査の結果の一部を速報として取りまとめましたので、お知らせします。
 なお、調査結果の主な特徴点は、以下のとおりです。

(1)身長、体重

 身長は男子、女子共に昭和23年度以降一貫して増加傾向にあったが、ここ10年は横ばい傾向。
 体重は男子、女子共に昭和23年度以降一貫して増加傾向にあったが、ここ10年は減少傾向の年齢も見られる。

(2)肥満傾向児の出現率

 男子、女子共に昭和52年度以降、上昇傾向にあったが、平成18年度及び平成19年度と比較すると、低下している年齢が多い。

(3)むし歯

 中学校1年(12歳)の永久歯の1人当たりのむし歯等数の数は、昭和59年の調査開始以来減少傾向。

(4)ぜん息

 ぜん息の者の割合は、全ての学校段階において上昇傾向にあるが、平成19年度と比較すると、小学校及び中学校で低下している。

本調査の結果は、文部科学省ホームページに掲載しておりますので、ご参照ください。
   http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index03.htm


「文部科学時報」12月号(12月10日発行)

 文部科学行政の“今”が読みやすく分かる、総合政策マガジン!
<<12月号の特集>>
●小学校の英語活動。対談:田尻悟郎さん×菅正隆さん、先駆事例とQ&A 詳解します。
●新たな価値を創造し社会を変える、戦略的創造研究推進事業
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/jihou/011001.htm


○ 幼児教育・家庭教育に関してはこちら
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_b.htm
○ 小・中・高校教育に関してはこちら
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_c.htm
○ 特別支援教育に関してはこちら
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main.htm
○ 初中局の報道発表資料はこちら
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/shotou.htm
○ 子どもの体力向上ホームページはこちら
http://www.recreation.or.jp/kodomo/
○ 文部科学省新着情報メール配信サービスはこちら
http://www.mext.go.jp/magazine/index.htm

*当メールマガジンのバックナンバーなどはこちら
http://www.mext.go.jp/magazine/backnumber/symel.htm


○ 文部科学省等で発行している他のメールマガジンへのリンク

★生徒指導メールマガジン(児童生徒課)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121503.htm
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http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm
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http://www.elnet.go.jp
★独立行政法人国立特別支援教育総合研究所メールマガジン
http://www.nise.go.jp/magazine/index.html

□【コ ラ ム】まえかわの「ま、え〜か」番外編

外来文化の受容と排斥

 加藤周一氏の訃報に接して思い出すのは、氏が50年以上前に唱えた「雑種文化論」だ。日本の文化は雑種的なものであり、その雑種性に積極的な意味を見出すことによって日本の文化の未来が開かれるというのが、その主旨である。
 太古の昔から、日本には次々に外来の文化が渡ってきた。伝統文化と考えられているものも、もとをたどれば外来のものだ。明治以降急速に摂取された西欧文化は、それ以前の文化と混ざり合って現代の日本の文化を形作っている。
 外来文化の受容にあたっては摩擦も生じた。たとえば、仏教は6世紀に日本へもたらされたが、その受容にあたっては、推進派の蘇我氏と反対派の物部氏との間に熾烈な抗争があったといわれる。キリスト教は16世紀に日本へもたらされ、戦国時代末期にはローマへ少年使節を送った大友宗麟などの切支丹大名も現れた。数々の弾圧・迫害の歴史を生き延びた切支丹の文化は、世界に例を見ないわが国独自の文化だと言える。今年11月には、江戸時代初期の188人の殉教者に対する列福式が長崎で行われた。
 明治初期には、仏教を外来文化として排斥する廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた。廃仏毀釈は、明治維新直後に新政府が発した神仏分離令をきっかけとして民間に巻き起こった仏教排斥運動だ。たくさんの寺院や仏像・仏具などが破壊されたり、売却されたりしたという。今年の夏、東京国立博物館で運慶の大日如来像の特別陳列があったが、この仏像は廃仏毀釈で廃寺となった足利市の樺崎寺(かばさきでら)から流出したものだといわれる。狂信的で不寛容な一部の扇動者と彼らに突き動かされた民衆が行った文化の破壊は、7年前にバーミヤンの大仏2体を爆破したタリバンの所業にも似た蛮行だ。廃仏毀釈がなければ、もっと多くの文化財が現在に伝わっていたことだろう。
 廃仏毀釈に蹂躙された寺院建築や仏像彫刻の美しさを再発見したのは、アメリカ人のアーネスト・フェノロサだった。法隆寺・夢殿の救世観音(くせかんのん)や聖林寺の十一面観音を秘仏の封印から解いたのも彼だった。このアメリカ人によって、日本人は日本の文化遺産の価値に気づかされたのだ。
 ひるがえって21世紀の日本。横浜や神戸には中華街、東京・新大久保や大阪・鶴橋にはコリアン・タウンが繁栄している。浜松市、美濃加茂市、大泉町などの外国人集住都市には、ニューカマーと呼ばれる南米日系人を中心とする外国人住民が多数居住し、多文化共生社会を目指したまちづくりが進められている。政府は留学生30万人を目指した取組を進めている。
 新しい文化は異文化の接触の中から生まれる。外来文化の排斥や異文化への不寛容は未来への扉を閉ざすことにほかならない。日本文化の雑種性を活かし、積極的に異文化を受け入れていくことによってこそ、新たな文化を花開かせることができるのだろう。

□【編集後記】

●年の瀬を迎え、東京・浅草のとある寺の墓地で先祖のお墓参りをすませた後、浅草寺や仲見世通りを見物しました。いろいろな国から観光や仕事にやってきているのでしょう、様々な言語が飛び交っていました。近くの駅員や警備員までもが英語を駆使して案内する光景を目の当たりにし、国際都市東京を実感しました。本年もご購読ありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。(K.A)

●入省してはや3か月がたとうとしています。この3か月を思い返すと、自分はどれだけ成長できたのか、もっと努力すればもっと成長できたのではないか、と自省することしきりです。年末は関西に帰省し、家族や旧友と語らうなど十分リフレッシュをして、また新年から気持ちも新たに頑張っていこうと思います。(N.Y)

●ミーハーな私は御多分に洩れず、友人夫婦と3人で東京マラソンに応募していました。が、落選。それも忘れかけていた先週、彼女から「再抽選で当選した!・・・・私だけ」とメールが届きました。子どもの頃はマラソン大会が嫌で嫌でしょうがなかったし、まわりにも喜んで走っている人はほとんどいなかったように思うのに、この空前のマラソンブーム。大人って不思議ですね。苦しみのなかに喜びを見いだせるようになるのは、年を重ねたおかげなのでしょうか。彼女の練習に付き合って、私もその思いを少しでも感じられたらと思います。(K.Y)

※このメールマガジンは、幼稚園から高等学校までの初等中等教育を中心に、教育改革を巡る様々な情報を迅速にお届けするために発行しています。

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