こども霞が関見学デー「 さかなクンとギョ一緒に学ぼう! 」(平成30年度)

平成30年8月1日(水)、こども霞が関見学デーにおいて「さかなクンとギョ一緒に学ぼう!~おさかなから考える、未来のためにできること~」を開催しました!

前半では、ユネスコの取組における国内事例として、今年ユネスコ世界ジオパークに認定された伊豆半島ジオパークから、NHKの人気番組「ブラタモリ」にも出演された鈴木雄介氏をお招きして、伊豆半島や駿河湾に関してクイズを交えながら解説いただきました。

続いて、日本ユネスコ国内委員会広報大使のさかなクンをお招きし、伊豆特有のお魚のイラストを即興で描き、こどもたちに答えてもらうというお魚クイズを行っていただきました。また、イラストだけでなく、さかなクンが持ってきた伊豆の鮮魚も披露され、会場は大いに盛り上がりました。
最後に、さかなクンからこどもたちへ「環境を守ろう!」「思いやりの心を持ち、助け合おう!」「すべての命を大切に!」「無駄遣いをやめよう!」「みんなで力をあわせよう!」という5つのメッセージが語られました。

未来を担うこどもたちが、ユネスコの理念やESD、国内でのユネスコ活動について知るきっかけとなるイベントになりました。

子ども霞が関見学デー「日本ユネスコ国内委員会トークショー」(平成29年度)

平成29年8月2日(水)、子ども霞が関見学デーにおいて、日本ユネスコ国内委員会広報大使であるさかなクン、平野啓子さん、島原半島ジオパーク事務局専門員である大野希一さんをお招きし、「日本ユネスコ国内委員会トークショー」を開催しました。

第一部の平野啓子さんによる「語りと読み聞かせ」では、清少納言の「枕草子」を手話によって全員で表現しました。「春はあけぼの」から始まる日本の美しい情景を、一人ひとりが思い浮かべながら手話で豊かに表現することで、古くから大切にされてきた自然の素晴らしさについて再認識する貴重な機会になりました。

第二部のさかなクンと大野希一さんによる「ESD×ジオパークトークショー」では、ジオパークの取り組みや海と地形の関係について、イラストやクイズを交えながら説明いただきました。植物プランクトンが海の中の食物連鎖を支えていることや、大地の移動による海底の凹凸のおかげで海流が生まれていて、自然は全て繋がっているからこそ今住んでいる街をきれいにすることが大切である、といったお話がありました。さかなクンによるお魚クイズでは、実物の魚を手にしながら生態について詳しく解説してくれたさかなクンに対して、子供たちは興味津々でたくさんの質問や発言をし、ESDについて詳しく学ぶきっかけとなりました。

今年も昨年に引き続き多くの方にご来場いただき、大盛況のイベントとなりました。

【第一部】

【第二部】

子ども霞が関見学デー「日本ユネスコ国内委員会トークショー」(平成28年度)

平成28年7月28日(木)、子ども霞が関見学デーにおいて、日本ユネスコ国内委員会広報大使であるさかなクン、平野啓子さん、日本ユネスコ国内委員会IOC(ユネスコ政府間海洋学委員会)分科会調査委員である道田豊先生をお招きし、「日本ユネスコ国内委員会トークショー」を開催しました。

第一部の平野啓子さんによる「語りと朗読」では、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、芥川龍之介がプロポーズしたラブレターをご披露いただきました。美しい言葉を通して、言葉の持つ力や、人の想いは過去から現在、現在から未来へとつながっていくことを教えてくださいました。

第二部のさかなクンと道田豊先生による「ESD×IOCトークショー」では、IOCの活動や魚を取り巻く海の環境について、実際の写真やイラストを見ながら、わかりやすい説明がありました。人間が海にごみを捨てると、魚がそれを食べて弱ってしまったり、死んでしまったりするという話を例えに、海・川・山などの自然にたくさん触れる機会のある夏休みに、自然環境の素晴らしさや守っていくことの大切さを感じましょう、というお話もしてくれました。また、さかなクンがイラストを描きながら出題するお魚クイズでは、それぞれの魚の特徴を聞きながら、子どもたちが積極的に手を挙げて発言し、ESDについて楽しく学ぶことができました。

来場者は、昨年に引き続き300人以上となり、大盛況のイベントとなりました。

【第一部】

【第二部】

子ども霞が関見学デー「ESDトークショー」(平成27年度)

平成27年7月30日(木)、日本ユネスコ国内委員会広報大使のさかなクンをお招きし、子ども霞が関見学デーにおいて「ESDトークショー」を開催しました。昨年度よりも多い300名以上の来場者で会場がいっぱいになりました。

第1部のESDトークでは、さかなクンが最近感じたESDに関する出来事についてインタビューしました。さかなクンからは、ニホンウナギやメダカなどの絶滅危惧種を例えに、生き物がこの地球でずっと暮らしていけるように、海や川で遊びに行く機会が多い夏休みを利用し、自然にたくさん触れることで、みんなで一緒にESDについて考えていきましょう、というお話をいただきました。
第2部では、さかなクンがその場で魚のイラストを描きながら出題するお魚クイズショーに移りました。クイズ中には、さかなクンがトークショー当日の朝に海から連れてきた本物の魚を手に、魚の特徴や生態系についてとてもわかりやすく説明してくださいました。定置網に入ったというホシザメが登場した際には、子どもたちは驚きの表情を浮かべ、興味深い眼差しで観察していました。
最後に、さかなクンから、会場の皆様が簡単にできる身近なESDへの取組として、さかなクンにとっての魚のように、一人一人が自分のESDを見つけ、そのESDから広がる感動をつなげていくために、それぞれがESDに向き合い、学び、深めていってほしいというメッセージをいただきました。

さかなクンからのお話や説明に子どもたちは終始聞き入っており、ESDについてよく学ぶことが出来たかと思います。トークショーは楽しく進み、大盛況のうちに終了しました。

ESDユネスコ世界会議PRイベント「ESDフェスタ2014秋 in 東京」

9月20日(土)、11月の「ESDに関するユネスコ世界会議」に向けて、より多くの方々にESDの実践の輪を広げる「ESDフェスタ2014秋 in 東京」を開催しました。「ESDフェスタ」は6月に続いて2回目。今回は、地球のこと、未来のことを学べる東京お台場の日本科学未来館を会場に、朝から親子連れを中心とした幅広い世代の方々1,000人以上にご来場いただき、ESDの体験を楽しんでいただきました。

イベントのスタート、オープニングセレモニーでは、下村博文文部科学大臣とともに、ESDオフィシャルサポーターのさかなクン、白井貴子さん、山崎直子さんが登場し、「今日よりいいアースを学び隊」として、会場のみなさんにメッセージを発信していただきました。下村大臣の「人類が地球に住み続けられないかもしれないということから、持続可能な開発が必要だとESDを10年間続けてきた。その総決算として11月にESDユネスコ世界会議を行う。私たちは地球と共存していくことが大切です。」という言葉に、「お魚の視点からみたESD、お魚のことを知ることで感じたESDについてみんなに話したい」(さかなクン隊員)、「ESDのすばらしさを知ってもらうために歌をつくった。みんなでESDを感じながら歌って、踊って欲しい」(白井貴子隊員)、「地球のこと、未来のことを知って、考える日本科学未来館で、このESDフェスタを開催できたことには意味がある。宇宙に行った時、地球は美しいだけでなく、生きていると感じた。地球のすごさを伝えたい」(山崎直子隊員)とそれぞれの視点から、会議に向けた決意を語っていただきました。また、会場に来れなかった松岡修造隊員からはビデオメッセージで「ESDを知れば知るほど、自分が好きになる!周りを理解できる!ESDによって、できる!」と熱いメッセージをいただきました。

また、会場には環境省から「はぐクン」、愛知県名古屋市からは「はち丸」と「エビザベス」、岡山市から「ミコロ」「ハコロ」が応援に駆けつけてくれ、会場を盛り上げてくれました。
続けて、白井貴子さんが作詞・作曲したESDメッセージソング「僕らは大きな世界の一粒の命」を、江東区八名川(やながわ)小学校のみなさんの笑顔と元気いっぱいのダンスに合せて披露する頃には、早くも会場は熱気に包まれ、ESDを体験できる一日に来場者のみなさんの期待が高まっていました。

フェスタの会場は、主に講座やパフォーマンスを展開するステージと、ESDオフィシャルサポータープロデュースによるESD体験ブースや、ESDユネスコ世界会議の開催都市やESDに関わる活動を行う企業、団体によるブースなどがあり、来場者が自由に体験しました。特にESDオフィシャルサポーターのブース、リサイクル品で楽器をつくる「♪音を鳴らそう!手作り楽器♪」(白井貴子隊員)、魚のことを調べてイラストに色付けする「お絵かき水族館」(さかなクン隊員)、ぺーパークラフトで地球や月、火星やロケットをつくってクイズに挑戦する「宇宙工作教室」(山崎直子隊員)、自転車を漕いで自分でエネルギーを作り出してみる「熱くなれよ!自転車発電」(松岡修造隊員)は、どれも子どもたちに大人気。「今日よりいいアースへの学び」に夢中になって取り組むたくさんの子どもたちでいっぱいでした。また、ステージでは、ESDオフィシャルサポーターのさかなクン隊員、山崎直子隊員、白井貴子隊員がESD講座を開講。お魚クイズや宇宙、地球のお話、ESDと共通のテーマを持ち、歌い継がれる日本の歌を紹介していただき、楽しみながら、地球の未来について考え学ぶ、幅広い世代の方々の姿が見られました。

さらに、会場には来場者のみなさんのメッセージをESDユネスコ世界会議に届けようと、ESDメッセージソング「僕らは大きな世界の一粒の命」の歌詞に登場する風景や生き物たちが描かれた大きなESDメッセージボードも設置。下村大臣を始め、ESDオフィシャルサポーターや来場者のみなさんが、ESDの活動の決意やこれから挑戦したいことなどを葉っぱのカードに書いて、ケヤキの木を作りました。一人ひとりのメッセージが寄せられたケヤキの木は、フェスタが終了する頃には、たくさんの葉を茂らせた立派な「ESDメッセージ・ツリー」に。この「ESDメッセージツリー」は、フェスタにお越しいただいたみなさんの想いとともに、ESDユネスコ世界会議で世界中から集まった参加者にお披露目される予定です。

大盛況のうちに終了した「ESDフェスタ2014秋 in 東京」。来場者のみなさんからは「また、来たい」「今日からぼくも水や魚のことを考えて、地球を大切にする」「ESDってむずかしいことじゃないんですね。お料理など身近なことでも考えられることが発見でした」などの感想が聞かれ、多くの人にESD「今日よりいいアースへの学び」を体験いただいたイベントとなりました。11月の「ESDに関するユネスコ世界会議」は、愛知県名古屋市と岡山市で開催され、195のユネスコ加盟国から閣僚級をはじめとして、約2,000人の参加者が見込まれており、日本で開催される過去最大規模のユネスコの会議になる予定です。世界会議に向けて今回のフェスタで結成された「今日よりいいアースを学び隊」の輪が全国に広がっていくことを期待します。

下村文部科学大臣とESDオフィシャルサポーターによる
ESDの普及促進のための打合せ

9月18日(木)、「下村文部科学大臣とESDオフィシャルサポーターによるESDの普及促進のための打合せ」が開催されました。ESDオフィシャルサポーターのさかなクン、白井貴子さん、松岡修造さんが出席し、下村大臣とESDの普及活動についての意見交換を行いました。

まず、下村大臣より本日お集まりいただいたこと、また様々な機会を捉えてESDの普及促進にご尽力いただいていることに関してお礼を述べました。続いて、各サポーターからESDに対する考え、これまでの取組等についてお話いただきました。はじめに、さかなクンより、魚が生息しにくくなっている環境があることを説明いただき、身近な魚の生態系や海の環境から子供達にESDを考えてもらう機会があることをご紹介いただきました。また、さかなくんは絵を描くことが好きなため、言葉以外で視覚的に表現することでESDを広めていきたい、との抱負をお話いただきました。次に、白井さんよりESDメッセージソング「僕らは大きな世界の一粒の命」についてお話いただきました。この曲は南流石さんの振り付けも付いており、歌や踊りによって心も体も幸せになってほしいという作曲者としてのメッセージをお話いただきました。また、大臣からは今後も歌を通してメッセージや夢を広めていってほしいとの激励がありました。最後に、松岡さんより、プロテニスプレーヤーとして子供達を指導している経験を踏まえて、ESDを学ぶだけでなく、自ら発信する力をつけることで、より明るい未来になるとのお話をいただきました。また、「全米オープンテニス」男子シングルスで準優勝を果たした錦織圭選手の話題では、英語で「スキップするような元気なマグロ」という意味を持つ「カツオ」のようだとさかなクンに表されていたとのエピソードも披露いただきました。

その後、下村大臣より各サポーターの皆様へESD普及活動に貢献いただいていることへの感謝状及びESD普及活動にお使いいただくための「ESDオフィシャルサポーター名刺」を贈呈しました。また、全サポーターから下村大臣へ、欠席の山崎直子さんを含むESDオフィシャルサポーター4人のサイン入りポロシャツ及び色紙をお渡ししました。そして、9月20日(土)の「ESDフェスタ2014 秋 in 東京」の開催のほか、11月の「ESDユネスコ世界会議」へ向けて、今後もますますESD普及に取り組んでいくことを確認し閉会となりました。

ESDの10年・地球市民会議2014

8月21日(木)から22日(金)にかけて、国連大学において、「ESDの10年・地球市民会議2014」が開催され、研究者、NGO、市民等、300名以上のESD関係者が全国から参加しました。21日の開会式では、主賓として上野通子文部科学大臣政務官より、11月の世界会議に向けた、密度の濃い議論を期待する旨の挨拶等がありました。次に、加藤重治国際統括官ら、6名のパネリストが参加したパネルディスカッションが行われ、これまでの取組の成果や、これからのESDについて議論されました。

ESDオフィシャルサポーターの白井貴子さんによるESDメッセージソングのパフォーマンスでは、会場参加者も一緒にダンスを踊り、盛り上がりました。

21日午後から翌日22日の午前中までは、ESDステークホルダー円卓会議が、①自治体、②経済団体、③NPO・NGOの3セッションに分けて催され、それぞれの機関・団体等における取り組みの発表と意見交換が行われました。22日午後からは、全国から集まった11組の小中高・大学生により、各学校・団体等におけるESD体験が発表されました。学生の皆さんは、それぞれのESD活動を、会場の皆さんに知ってもらうため、写真や映像で、わかりやすく、元気に説明をしていました。引き続き、行われたクロージング・パネルでは、岩本渉文部科学省参与ら、5名のパネリストにより、2日間の議論や発表を踏まえた全体統括が行われました。
閉会式では前川喜平文部科学審議官より、11月の世界会議をきっかけに、更に多くの人々にESDが広まるよう、頑張りましょうというお話がありました。

「ESDの10年・地球市民会議」からの提言

「ESDの10年・地球市民会議2014」報告書 (日本語)(英語

子ども霞が関見学デー「ESDトークショー」(平成26年度)

平成26年8月6日(水)、子ども霞が関見学デーにおいて「ESDトークショー」を開催し、延べ約200人の来場者で会場がいっぱいになりました。冒頭、子どもたちの呼びかけで、ステージに登場したESDオフィシャルサポーターのさかなクンと白井貴子さん。

第一部は日頃のESDの取組や今後どのようなESDの取組が必要と考えるかインタビューをしました。さかなクンは、実際に自然に触れることで、この自然を壊さないためにはどうしたらよいか考える機会の大切さをお話いただきました。また、白井さんからは、身近なESDとして、生ゴミを肥料に変えることでゴミの量を減らすという普段の生活の中での取組を紹介いただきました。

第二部としてESDオフィシャルサポーターのお二人より、御自身の得意とする分野からESDについてお話いただきました。まず、白井さんは、神奈川県清川村の子どもたちのために制作した「みんなの未来」を披露いただきました。続いてアフリカの民族楽器も登場し、実際にアフリカに取材に行った際のエピソードを紹介しつつ、様々な楽器の音とともに多様な文化を理解する大切さについてお話いただきました。そして、6月の「ESDフェスタ2014in東京」で発表したESDメッセージソング「僕らは大きな世界の一粒の命」について、どのような思いで制作されたのか紹介いただき、その後、会場の参加者全員で一緒に歌いました。次に、さかなクンからは、お魚クイズを交えつつ、魚の特徴や生態系についてお話いただきました。実際に子どもたちと一緒に、スズキのヒレや口の形状などを観察したり、生きたウナギを触ったりしながら、生き物の不思議についてお話いただきました。また、ダイナンウミヘビという長い蛇のような魚が登場した際には、会場が驚きで包まれ、子どもたちも興味深くさかなクンの話に聞き入っていました。

最後に、ESDオフィシャルサポーターのお二人から改めて11月に開催する「ESDユネスコ世界会議」のお知らせがあり、また今後予定されているESD関連イベントについても御案内しました。

今回のESDトークショーでは、子どもたちが実際に楽器や魚に触れることができ、体験しながら楽しくESDについて学ぶことのできたイベントとなりました。そして、参加した子どもたちにとっては夏休みの楽しい思い出になったのではないかと思います。

あいちESDシンポジウム

8月1日(金)に名古屋市のウインクあいち・大ホールで愛知県が主催する「あいちESDシンポジウム」が開催されました。
このシンポジウムは、世界会議開催100日前の節目と捉え、市町村と多様な主体が連携したESD関連事業に関し、「持続可能な地域を支える人づくり」をテーマとして、県内市町村の取組発表などが行われました。文部科学省からは、上野通子文部科学大臣政務官が主賓として出席し、ESDの更なる普及・促進のために、地域での取組が重要であることなどに触れながら御挨拶されました。

ESDユネスコ世界会議PRイベント「ESDフェスタ2014 in 東京」

6月21日土曜日、東京・丸の内でESDユネスコ世界会議PRイベント「ESDフェスタ2014 in 東京」を開催しました。
当日の会場は、開始30分前にはイベントに集まってくれた多くの方々で埋め尽くされ、活気あふれる中でのスタート。イベントは上野通子文部科学大臣政務官の「ESDって何か、知ってる?」という問いかけから始まり、参加者の皆さんは興味深く耳を傾けていました。
続いて、いよいよESDオフィシャルサポーター4名が登場。昨年度から引き続きサポーターに就任したさかなクン、白井貴子さんに加え、今年から新たに加わった松岡修造さん、山崎直子さんが、就任の決意とESDユネスコ世界会議開催やESDを日本で盛り上げたいと熱く話してくれました。
その後、3月、4月に広く一般から募集したESD愛称の審査結果の発表と表彰式が行われました。まず、教育委員会をあげて応募に協力いただいた福岡県大牟田市教育委員会安田教育長に感謝状が渡されました。そして、小さなお子さんから90歳の方まで、全国から応募いただいた総数4,004作品の中から選ばれた新しいESDの愛称「今日よりいいアースへの学び」が発表され、作者の愛媛県の小学6年生堀之内遥奈さんが大賞を受賞しました。また、優秀賞の「地球みんなのためのプログラム」の作者、福岡県の小学5年生角沙織さん、「地球の未来をつくる学習」の作者、福岡県の中学2年生前田伊織さんも表彰され、これからのESDの活動に若い世代の新鮮な感性が注がれることを印象づけてくれました。

ESDオフィシャルサポーターと上野政務官のESDトークでは、発表されたばかりのESDの愛称に触れ、日本が中心となってESDを世界に広げていくことや体全体で感じることの大切さを話し合い、愛情を持って世の中を見つめていく大切さや、参加者にESDを五感で感じ、全身で発信することを呼びかけました。
そのESDの実践としてESDオフィシャルサポーターによるミニ講座が開講。トップバッターを務めたのはさかなクンでした。さかなクンは得意のイラストを描きながら、魚の暮らす環境と私たち人間が暮らす陸との関係から、命の循環をわかりやすく紹介。
山崎直子さんは、地球を知るには宇宙を知ることが大切だとして、国際宇宙ステーションで経験した当たり前のことが当たり前じゃない宇宙や、見る角度を変えると全く違ってみえる地球の姿や、宇宙ではおしっこを殺菌し、飲み水にする「おしっこリサイクル」のエピソードも紹介してくれました。
松岡修造さんは17歳の時のバングラデシュのアジアトーナメント出場の経験から、自分の中で感じることの重要さを、特に子どもたちに向けて紹介。そして、会場の参加者に自分にもできることとして、「良心」に聞くこと、「姿勢」を良くすることの大切さを熱く語ってくれました。
ミニ講座の最後を飾ったのは、今回、ESDメッセージソング「僕らは大きな世界の一粒の命」をつくってくれた白井貴子さん。新緑の森の中での一匹の昆虫との出会い、その喜びで生まれたMADE IN EARTH、MADE IN 宇宙のESDメッセージソングの誕生エピソードを披露してくれました。
そして、ダンスをつくってくれた南流石さん、ダンスを一緒に踊ってくれた子どもたち「湘南少女隊」も登場し、最後は白井さんの歌声に合わせて、上野政務官、ESDオフィシャルサポーター、参加者のみなさん全員が歌と踊りでつながり、会場が一体となりました。
イベントには、ESDユネスコ世界会議開催都市から愛知県名古屋市の公式キャラクター「はち丸」「エビザベス」や岡山市のイメージキャラクター「ミコロ」「ハコロ」も駆けつけ、会場を盛り上げてくれました。

今回の「ESDフェスタ2014 in 東京」で感じたのは、何と言っても、ESDオフィシャルサポーターのチームワークの良さ。ESDの愛称やESDメッセージソングもデビューし、これからESDオフィシャルサポーターのみなさんの熱い思いとチームワークが、ESDユネスコ世界会議開催に向けた大きな盛り上がりを日本全体に広げる予感がした「ESDフェスタ2014 in 東京」でした。