高台の緑に溶け込む森の中の学び舎

おおぐろの森中学校(千葉県流山市)

児童生徒数の急増に対応するために新設された中学校。木造で整備することにより温かみのある教育環境を実現するとともに、ICT環境の整備にも取り組んでいる。
木材利用 脱炭素 ICT利用

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事例概要

流山市立おおぐろの森中学校は、つくばエクスプレス開業以降続く大規模な住宅開発による児童生徒数の急増を背景に、令和4年4月に開校した新設校である。その校舎は「高台の緑に溶け込む森の中の木の学び舎」をコンセプトとして木造3階建てで整備されている。構造にも内装にも木材が多用された校舎には温かみと潤いが感じられ、そのお陰で落ち着いた柔らかな教育環境が生み出されている。
校舎に使用した木材は、千葉県産スギや姉妹都市である長野県信濃町産カラマツを県内で加工した地域材である。また、流山市の治水に影響を与える利根川上流域の木材など、地域に縁のある木材を中心に活用し、木材使用量は3,500㎥、炭素貯蔵量に換算すると2,850tの二酸化炭素固定を達成した、国内最大級の木造校舎群となっている。
流山市においては、児童・生徒の確かな学力を育成するため、ICTの活用にも積極的に取り組んでいる。令和2年に市内全小中学校の無線LAN環境を整備し、令和3年4月には1人1台タブレット端末の配備を完了。現在、タブレット端末を使った授業を積極的に展開している。おおぐろの森中学校においても、充実したICT環境を活かし、生徒1人1台のタブレット端末や、高機能の電子黒板等を使用する授業が日常的に行われている。

事例のポイント等はPDFをご参照ください。

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