平成18年度学校基本調査 調査結果の概要(初等中等教育機関、専修学校・各種学校) 卒業後の状況調査 2高等学校(全日制課程・定時制課程)卒業者

2 高等学校(全日制課程・定時制課程)卒業者

(1) 卒業者数(表24)
   平成18年3月の高等学校(全日制課程・定時制課程)卒業者数は117万2千人(男子59万4千人,女子57万7千人)で,前年より3万1千人減少している。

(2) 卒業者の進路(表24)
   卒業者を進路別にみると,「大学等進学者」57万8千人,「専修学校(専門課程)進学者」21万3千人,「専修学校(一般課程)等入学者」7万8千人,「公共職業能力開発施設等入学者」8千人,「就職者」(大学等進学者,専修学校(専門課程)進学者,専修学校(一般課程)等入学者及び公共職業能力開発施設等入学者に含まれる者を除く。)20万9千人,「一時的な仕事に就いた者」1万9千人,「左記以外の者」6万6千人,「死亡・不詳の者」1百人となっている。

表24 進路別卒業者数(高等学校[全日制課程・定時制課程])
区分 卒業者数 A大学等進学者 B専修学校(専門課程)進学者 C専修学校(一般課程)等入学者 D公共職業能力開発施設等入学者 E就職者(左記A~Dを除く) F一時的な仕事に就いた者 G左記以外の者 H死亡・不詳の者 左記「A」,「B」,「C」,「D」のうち就職している者(再掲)
  うち通信教育部を除く
平成8年度 1,554,549 605,619 604,571 262,404 202,073 366,858 該当なし 116,749 846 10,761
平成13年度 1,326,844 598,849 598,202 232,625 115,147 9,496 240,176 該当なし 129,875 676 4,329
平成14年度 1,314,809 589,674 589,016 236,791 118,902 9,847 221,359 該当なし 137,902 334 3,333
平成15年度 1,281,334 571,959 571,331 241,931 115,393 9,506 210,017 該当なし 132,246 282 2,846
平成16年度 1,235,012 559,732 559,082 237,264 102,539 9,115 206,525 27,001 92,620 216 2,378
平成17年度 1,202,738 568,336 567,712 228,858 88,056 8,746 206,751 22,854 78,870 267 1,995
平成18年度 1,171,501 578,094 577,511 213,096 77,883 7,878 208,815 19,231 66,364 140 1,624

つづき (人)
区分 大学等進学率(パーセント) 専修学校(専門課程)進学率(パーセント) 就職率(パーセント)
  うち通信教育部を除く
平成8年度 39.0 38.9 16.9 24.3
平成13年度 45.1 45.1 17.5 18.4
平成14年度 44.8 44.8 18.0 17.1
平成15年度 44.6 44.6 18.9 16.6
平成16年度 45.3 45.3 19.2 16.9
平成17年度 47.3 47.2 19.0 17.4
平成18年度 49.3 49.3 18.2 18.0
(注) 1  「大学等進学者」とは,大学の学部・通信教育部・別科,短期大学の本科・通信教育部・別科,高等学校等の専攻科への進学者である。また,進学しかつ就職した者を含む。
2  「専修学校(一般課程)等入学者」とは,専修学校(一般課程)及び各種学校へ入学した者である。
3  「就職率」とは,卒業者のうち「E就職者(左記A~Dを除く)」及び「左記A,B,C,Dのうち就職している者(再掲)」の占める割合である。
4  「左記以外の者」とは,家事手伝いをしている者,外国の高等学校・大学等に入学した者又はA~Fの各項目に該当しない者で進路が未定であることが明らかな者である。

(3) 進路状況(表25,図10)
 
ア. 大学等進学者
   大学等進学者数は57万8千人(男子28万6千人,女子29万2千人)で,前年より1万人増加している。
 このうち大学・短期大学の通信教育部へ進学した者を除いた進学者数は57万8千人(男子28万6千人,女子29万2千人)で,前年より1万人増加している。
1 大学等進学率(全卒業者数のうち大学等進学者の占める比率)は49.3パーセント(男子48.1パーセント,女子50.6パーセント)で,前年より2ポイント上昇している。
2 大学・短期大学の通信教育部へ進学した者を除いた大学等進学率は49.3パーセント(男子48.1パーセント,女子50.5パーセント)で,前年より2.1ポイント上昇している。

イ. 専修学校(専門課程)進学者
   専修学校(専門課程)進学者数は21万3千人(男子9万人,女子12万3千人)で,前年より1万6千人減少している。
 専修学校(専門課程)進学率(全卒業者数のうち専修学校(専門課程)進学者の占める比率)は18.2パーセント(男子15.1パーセント,女子21.4パーセント)で,前年より0.8ポイント低下している。

(4) 就職状況(表25,図10,図11,図12)
   就職者総数(「大学等進学者」,「専修学校(専門課程)進学者」,「専修学校(一般課程)等入学者」,「公共職業能力開発施設等入学者」のうち就職している者を加えた全就職者数。以下同じ。)は21万人(男子12万2千人,女子8万9千人)で,前年より2千人増加している。
1 就職率(全卒業者数のうち就職者総数の占める比率)は18.0パーセント(男子20.5パーセント,女子15.4パーセント)で,前年より0.6ポイント上昇している。
2 就職者総数を産業別にみると,「製造業」が8万6千人(就職者総数の40.9パーセント)で最も多く,次いで「卸売・小売業」2万9千人(同13.9パーセント),「サービス業(他に分類されないもの)」2万人(同9.5パーセント)等となっている。
3 就職者総数を職業別にみると,「生産工程・労務作業者」が9万6千人(就職者総数の45.7パーセント)と最も多く,次いで「サービス職業従事者」3万4千人(同16.1パーセント),「販売従事者」2万5千人(同11.9パーセント),「事務従事者」2万4千人(同11.6パーセント)等となっている。
4 就職者総数のうち,県外(出身高等学校が所在する県以外の県)へ就職した者は4万1千人(前年3万8千人)で,就職者総数の19.3パーセントを占めており,前年より0.9ポイント上昇している。

表25 高等学校卒業者の都道府県別現役大学等進学率,専修学校(専門課程)進学率及び就職率
区分 大学等進学率(パーセント) 専修学校(専門課程)進学率(パーセント) 就職率(パーセント)
北海道 38.0 22.7 19.8
青森 38.2 17.3 31.0
岩手 37.2 22.4 30.9
宮城 40.5 19.8 24.2
秋田 41.1 18.9 31.6
山形 42.5 20.3 28.7
福島 39.5 19.5 29.6
茨城 46.1 18.7 21.1
栃木 49.9 17.9 21.6
群馬 48.2 22.6 17.4
埼玉 50.2 19.3 13.8
千葉 48.2 20.0 13.6
東京 59.0 14.5 7.0
神奈川 54.0 17.5 9.5
新潟 43.8 26.9 18.2
富山 51.4 18.6 19.6
石川 51.9 17.4 20.6
福井 54.5 17.2 20.4
山梨 53.2 22.6 16.1
長野 47.9 24.2 15.2
岐阜 51.7 16.9 23.6
静岡 50.7 18.3 22.3
愛知 55.7 14.4 18.6
三重 49.7 15.5 25.3
滋賀 53.6 16.9 16.9
京都 61.3 15.3 9.8
大阪 54.1 15.1 12.2
兵庫 56.0 15.4 14.5
奈良 56.0 13.9 11.1
和歌山 47.8 17.3 19.5
鳥取 42.9 21.3 24.2
島根 44.1 23.3 23.1
岡山 50.8 16.2 21.2
広島 56.8 16.4 13.7
山口 41.1 18.6 27.6
徳島 50.0 18.4 20.7
香川 48.9 18.7 16.8
愛媛 50.5 19.3 21.6
高知 40.8 25.4 17.5
福岡 48.3 17.6 18.1
佐賀 41.6 16.7 31.6
長崎 39.4 18.0 30.0
熊本 37.9 19.9 28.9
大分 44.6 20.1 27.1
宮崎 41.0 18.0 31.7
鹿児島 38.6 21.7 27.4
沖縄 33.6 25.0 16.0
全国 49.3 18.2 18.0
48.1 15.1 20.5
50.6 21.4 15.4
(注)大学等進学率は,大学・短期大学の通信教育部への進学者を含む。


図10 高等学校の卒業者数、進学率、就職率


図11 高等学校卒業者の男女別にみた主な産業別就職者数の比率

図12 高等学校卒業者の男女別にみた主な職業別就職者数の比率

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