平成17年度学校基本調査 調査結果の概要(高等教育機関) 卒業後の状況調査 2大学院修了者

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2  大学院修了者
 
(1) 修了者数
 平成17年3月に大学院の修士課程を修了した者は、7万1千人(男子5万1千人、女子2万人)で前年より2千人増加している。博士課程を修了した者(所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む。以下同じ。)は1万5千人(男子1万1千人、女子4千人)で前年とほぼ同数である。また、専門職学位課程を修了した者は649人(男子489人、女子160人)であり、前年より559人増加している。
 これを設置者別にみると、修士課程では国立4万1千人(修了者の57.4パーセント)、公立4千人(同5.7パーセント)、私立2万6千人(同36.9パーセント)となっており、博士課程では国立1万1千人(修了者の71.1パーセント)、公立1千人(同5.1パーセント)、私立4千人(同23.8パーセント)となっており、専門職学位課程では国立177人(修了者の27.3パーセント)、私立472人(同72.7パーセント)となっている。
(2) 修了者の進路(図10、図11)
ア. 修士課程
 修了者の進路別内訳は、「大学院等への進学者」9千人(修了者の13.1パーセント)、「就職者」(就職し、かつ進学した者を除く。)4万8千人(同67.5パーセント)、「左記以外の者」1万人(同13.5パーセント)、「死亡・不詳の者」3千人(同3.8パーセント)等となっている。
1  進学率は13.1パーセント(男子12.9パーセント、女子13.7パーセント)で、前年より1.3ポイント低下している。
2  就職率{修了者のうち就職者総数(「大学院等への進学者のうち就職している者」を加えた全就職者数。)の占める比率}は67.7パーセント(男子72.6パーセント、女子55.2パーセント)で、前年より1.9ポイント上昇している。
3  就職者総数を産業別にみると、「製造業」が46.6パーセントと最も高く、次いで「情報通信業」10パーセント、「サービス業(他に分類されないもの)」9.8パーセント、「教育、学習支援業」9.6パーセント等の順となっている。
4  就職者総数を職業別にみると、「専門的・技術的職業従事者」が80.1パーセント(うち「技術者」58.7パーセント、「教員」7.5パーセント、「科学研究者」5.8パーセント等)で最も高く、次いで「事務従事者」10.6パーセント、「販売従事者」2.8パーセント等の順となっている。
イ. 博士課程
 修了者の進路別内訳は、「就職者」(就職し、かつ進学した者を除く。)9千人(修了者の57.1パーセント)、「左記以外の者」4千人(同25.8パーセント)、「死亡・不詳の者」1千人(同9.4パーセント)等となっている。
1  就職率{修了者のうち就職者総数(「大学院等への進学者のうち就職している者」を加えた全就職者数。)の占める比率}は57.2パーセント(男子59.9パーセント、女子49.8パーセント)で、前年より0.8ポイント上昇している。
2  就職者総数を産業別にみると、「教育、学習支援業」が34.9パーセントで最も高く、次いで「医療、福祉業」27.1パーセント、「サービス業(他に分類されないもの)」14.2パーセント等の順となっている。
3  就職者総数を職業別にみると、「教員」28パーセント、「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」25.9パーセント、「科学研究者」22.4パーセント、「技術者」13.6パーセント等「専門的・技術的職業従事者」が93.7パーセントを占めている。
ウ. 専門職学位課程
 修了者の進路別内訳は、「就職者」(就職し、かつ進学した者を除く。以下同じ。)493人(修了者の76パーセント)、「死亡・不詳の者」66人(同10.2パーセント)、「左記以外の者」62人(同9.6パーセント)等となっている。
 
1  就職率{修了者のうち就職者総数(「大学院等への進学者のうち就職している者」を加えた全就職者数。)の占める比率}は76.9パーセント(男子80パーセント、女子67.5パーセント)である。
2  就職者総数を産業別にみると、「製造業」が22.6パーセントと最も高く、次いで「サービス業(他に分類されないもの)」18.8パーセント、「金融・保険業」13.2パーセント等の順となっている。
3  就職者総数を職業別にみると、「事務従事者」が63.7パーセントと最も高く、次いで「専門的・技術的職業従事者」22.4パーセント、「管理的職業従事者」10.8パーセント等の順となっている。

 
図10 大学院(修士課程)修了者の進路状況
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  図11 大学院(博士課程)修了者の進路状況
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