平成15年度学校基本調査 調査結果の概要(初等中等教育機関,専修学校・各種学校) 学校調査

文章中の人数は四捨五入の関係上、計と内計は一致しない場合もあります。

1 小学校

(1) 学校数(表1)
 学校数は23,633校(本校23,169校,分校464校)で,前年度より175校減少している。
  1 国立の学校数は73校で,前年度と同数となっている。
  2 公立の学校数は23,381校で,前年度より179校減少している。
  3 私立の学校数は179校で,前年度より4校増加している。
  表1 小学校の設置者別学校数
(2) 学級数(表2)
 学級数は272,257学級で,前年度より1,214学級増加している。
  1 「単式学級」数は244,024学級で,前年度より141学級増加している。
  2 「複式学級」数は6,849学級で,前年度より105学級減少している。
  3 「75条の学級」数は21,384学級で,前年度より1,178学級増加している。
(注) 「75条の学級」とは,学校教育法第75条第1項各号に該当する児童生徒で編制されている学級(特殊学級)をいう。以下同じ。
  表2 小学校の編成方式別学級数
(3) 児童数(表3,図1)
 児童数は722万7千人(男子369万7千人,女子353万人)で,前年度より1万2千人減少している。
  1 第1学年の児童数は120万1千人で,前年度より2万人増加している。
  2 1学級当たりの児童数は26.5人で,前年度より0.2人減少している。
  3 本務教員1人当たりの児童数は17.5人で,前年度より0.1人減少している。
  表3 小学校の学年別児童数
図1 小学校の児童数の推移
(4) 教員数(表4)
 教員数(本務者)は41万4千人(男子15万 4千人,女子25万9千人)で,前年度より3千人増加している。
 教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は62.7パーセントで,前年度より0.1ポイント上昇している。
  表4 小学校の教員数(本務者)

2 中学校

(1) 学校数(表5)
 学校数は11,134校(本校11,060校,分校74校)で,前年度より25校減少している。
  1 国立の学校数は76校で,前年度と同数となっている。
  2 公立の学校数は10,358校で,前年度より34校減少している。
  3 私立の学校数は700校で,前年度より9校増加している。
  4 中高一貫教育を行う学校数は併設型が50校,連携型が133校で,前年度より併設型は24校,連携型は44校それぞれ増加している。
  表5 中学校の設置者別学校数
(2) 学級数(表6)
 学級数は119,638学級で,前年度より2,406学級減少している。
  1 「単式学級」数は109,867学級で,前年度より2,792学級 減少している。
  2 「複式学級」数は234学級で,前年度より1学級減少している。
  3 「75条の学級」数は9,537学級で,前年度より387学級増加している。
  表6 中学校の編成方式別学級数
(3) 生徒数(表7,図2)
 生徒数は374万8千人(男子191万5千人,女子183万3千人)で,前年度より11万5千人減少している。
  1 第1学年の生徒数は121万2千人で,前年度より2万6千人減少している。
  2 1学級当たりの生徒数は31.3人で,前年度より0.4人減少している。
  3 本務教員1人当たりの生徒数は14.9人で,前年度より0.3人減少している。
  表7 中学校の学年別生徒数
図2 中学校の生徒数の推移
(4) 教員数(表8)
 教員数(本務者)は25万2千人(男子14万9千人,女子10万3千人)で,前年度より2千人減少している。
 教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は40.9パーセントで,前年度より0.2ポイント上昇している。
  表8 中学校の教員数(本務者)


3 高等学校

a 全日制課程,定時制課程
(1) 学校数(表9)
 学校数は5,450校(本校5,331校,分校119校)で,前年度より22校減少している。
  1 国立の学校数は15校で,前年度と同数となっている。
  2 公立の学校数は4,117校で,前年度より19校減少している。
  3 私立の学校数は1,318校で,前年度より3校減少している。
  4 中高一貫教育を行う学校は併設型が50校,連携型が54校で,前年度より併設型は24校,連携型は16校それぞれ増加している。
  表9 高等学校の設置者別学校数
(2) 生徒数(表10,図3,図4)
 生徒数は381万人(男子192万8千人,女子188万2千人)で,前年度より12万人減少している。また,生徒数のうち本科の生徒数は380万2千人,専攻科の生徒数は8千人,別科の生徒数は2百人となっている。
  1 全日制課程(本科)の生徒数は369万1千人で,前年度より11万7千人減少している。
  2 定時制課程(本科)の生徒数は11万人で,前年度より2千人減少している。
  3 本科の生徒数(380万2千人)を学科別にみると,普通科(276万9千人)が最も多く,本科の生徒数のうち72.8パーセントを占めており,次いで工業科(33万人)8.7パーセント,商業科(29万8千人)7.8パーセント,農業科(10万6千人)2.8パーセント等となっている。
  4 本務教員1人当たりの生徒数は14.7人で,前年度より0.3人減少している。
  表10 高等学校の生徒数
図3 高等学校の生徒数の推移
図4 高等学校の学科別生徒数(本科)
(3) 入学者数(表11)
 本科の入学者数は126万8千人(男子64万4千人,女子62万4千人)で,前年度より3万5千人減少している。
  1 全日制課程への入学者数は123万5千人で,前年度より3万3千人減少している。
  2 定時制課程への入学者数は3万3千人で,前年度より2千人減少している。
  表11 高等学校(本科)の入学者数
(4) 教員数(表12)
 教員数(本務者)は25万9千人(男子18万9千人,女子7万人)で,前年度より4千人減少している。
  1 全日制課程の教員数(本務者)は24万6千人で,前年度より4千人減少している。
  2 定時制課程の教員数(本務者)は1万2千人で,前年度より若干減少している。
  3 教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は27.1パーセントで,前年度より0.5ポイント上昇している。
  表12 高等学校の教員数(本務者)


b 通信制課程
(1) 学校数
 学校数は138校(独立校38校,併置校100校)で,前年度より独立校は3校,併置校は7校増加している。
  1 公立の学校数は独立校6校,併置校62校,私立の学校数は独立校32校,併置校38校となっている。
  2 高等学校の通信教育について協力する高等学校(協力校)は397校で,前年度より9校減少している。

(2) 生徒数
 生徒数は19万人(男子10万3千人,女子8万8千人)で,前年度より2千人減少している。

(3) 入学者数
 平成14年度間の入学者数は6万人で,前年度間より1千人増加している。

(4) 教員数
 教員数は8千3百人(本務者2千8百人,兼務者5千5百人)で,前年度より4百人増加している。


4 中等教育学校

(1) 学校数
 学校数は16校(国立2校,公立5校,私立9校)で,前年度より7校増加している。

(2) 生徒数
 前期課程の生徒数は3,105人(男子1,840人,女子1,265人)となっている。
 後期課程(全日制課程・定時制課程)の生徒数は1,631人(男子876人,女子755人)となっている。

(3) 教員数
 教員数(本務者)は380人(男子255人,女子125人)となっている。


5 盲学校・聾(ろう)学校・養護学校

(1) 学校数(表13)
 学校数は盲学校71校(国立1校,公立68校,私立2校),聾学校106校(国立1校,公立104校,私立1校),養護学校818校(国立43校,公立763校,私立12校)となっている。
  1 盲学校,聾学校は前年度と同数となっている。
  2 養護学校は前年度より2校増加している。

(2) 在学者数(表13)
 在学者数は盲学校4千人(男子3千人,女子1千人),聾学校7千人(男子4千人,女子3千人),養護学校8万6千人(男子5万5千人,女子3万1千人)となっている。
  1 盲学校,聾学校の在学者数はそれぞれ前年度とほぼ同数となっている。
  2 養護学校の在学者数は前年度より2千人増加している。

(3) 教員数(表13)
 教員数(本務者)は盲学校3千人(男子2千人,女子2千人),聾学校5千人(男子2千人,女子3千人),養護学校5万3千人(男子2万2千人,女子3万1千人)となっている。
  1 盲学校,聾学校の教員数はそれぞれ前年度とほぼ同数となっている。
  2 養護学校の教員数は前年度より1千人増加している。
  表13 盲学校・塾学校・養護学校の学校数等



6 幼稚園

(1) 園数(表14)
 幼稚園数は14,174園(国立49園,公立5,736園,私立8,389園)で, 前年度より105園減少している。
  表14 幼稚園の設置者別学校数
(2) 学級数(表15)
 学級数は73,774学級で,前年度より60学級減少している。

(3) 園児数(表15,表16,図5)
 園児数は176万人(男子89万2千人,女子86万9千人)で,前年度より9千人減少している。
  1 園児数を年齢別にみると,3歳児40万人(全園児数の22.7パーセント),4歳児65万9千人(同37.4パーセント),5歳児70万2千人(同39.9パーセント)となっている。
  2 1学級当たりの園児数は23.9人で,前年度より0.1人減少している。
  3 本務教員1人当たり園児数は16.2人で,前年度より0.2人減少している。
  4 小学校第1学年児童数に対する幼稚園修了者の比率は59.3パーセントで,前年度より0.6ポイント低下している。
  表15 幼稚園の学級数別及び年齢別園児数
図5 幼稚園の園児数の推移
表16 都道府県別にみた小学校第1学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率
(4) 教員数(表17)
 教員数(本務者)は10万9千人(男子7千人,女子10万2千人)で,前年度より1千人増加している。
 教員数(本務者)のうち,女子教員の占める比率は93.9パーセントで,前年度と同率になっている。
  表17 幼稚園の教員数(本務者)


7 専修学校

(1) 学校数(表18)
 学校数は3,439校(国立90校,公立208校,私立3,141校)で,前年度より28校減少している。
 学校数のうち,高等課程を置く学校は622校(全学校数の18.1パーセント),専門課程を置く学校は2,962校(同86.1パーセント)となっている。
  表18 専修学校の設置者別学校数
(2) 生徒数(表19,図6,図7)
 生徒数は78万6千人(男子36万2千人,女子42万4千人)で,前年度より2万1千人増加している。
  1 高等課程の生徒数は5万3千人で,前年度より4千人減少している。
  2 専門課程の生徒数は68万5千人で,前年度より2万6千人増加している。
  3 一般課程の生徒数は4万8千人で,前年度より1千人減少している。
  4 生徒数を分野別にみると,最も多いのが「医療関係」21万1千人(全生徒数の26.8パーセント)で,次いで「文化・教養関係」16万6千人(同21.1パーセント),「工業関係」12万9千人(同16.5パーセント),「衛生関係」9万2千人(同11.7パーセント)等となっている。
  表19 専修学校の課程別生徒数
図6 専修学校の生徒数の推移
図7 専修学校の分野別生徒数
(3) 入学者数(表20)
 入学者数(平成15年4月1日から5月1日までの1ヶ月間の入学者数)は40万7千人(男子19万7千人,女子21万人)で,前年度より9千人増加している。
1 高等課程への入学者数は2万3千人で,前年度より2千人減少している。
2 専門課程への入学者数は33万8千人で,前年度より1万2千人増加している。
このうち,本年3月に高等学校及び中等教育学校(後期課程)を卒業した者は24万1千人であり,入学者数に占める割合は71.2パーセントとなっている。また,大学等を卒業した者は,2万6千人(大学1万9千人,短期大学7千人,高等専門学校4百人)で,入学者数に占める割合は7.7パーセントとなっている。
3 一般課程への入学者数は4万6千人で,前年度より1千人減少している。
  表20 専修学校の入学者数
(4) 卒業者数
 卒業者数(平成14年4月1日から平成15年3月31日までの1年間の卒業者数)は33万6千人(男子15万9千人,女子17万7千人)で,前年度間より3千人増加している。
  1 高等課程の卒業者数は2万2千人で,前年度間より2千人減少している。
  2 専門課程の卒業者数は26万7千人で,前年度間より2千人増加している。
  3 一般課程の卒業者数は4万7千人で,前年度間より2千人増加している。

(5) 教員数
 教員数は14万8千人[本務者4万人(高等課程4千人,専門課程3万5千人,一般課程1千人),兼務者10万8千人]で,前年度より5百人増加している。


8 各種学校

(1) 学校数(表21)
 学校数は1,955校(公立24校,私立1,931校)で,前年度より114校減少している。

(2) 生徒数(表21,図8)
 生徒数は19万人(男子9万6千人,女子9万4千人)で,前年度より9千人減少している。
 生徒数を課程別にみると,最も多いのは「自動車操縦」の5万人(全生徒数の25.9パーセント)で,次いで「予備校」4万5千人(同23.9パーセント)等となっている。
  表21 各種学校の学校数及び生徒数
図8 各種学校の生徒数の推移
(3) 入学者数
 入学者数(平成15年4月1日から5月1日までの1ヶ月間の入学者数)は10万3千人(男子5万8千人,女子4万5千人)で,前年度より6千人減少している。

(4) 卒業者数
 卒業者数(平成14年4月1日から平成15年3月31日までの1年間の卒業者数)は32万7千人(男子18万8千人,女子13万9千人)で,前年度間より1万4千人減少している。

(5) 教員数
 教員数(本務者)は1万2千人(男子7千人,女子4千人)で,前年度より4百人減少している。

-- 登録:平成21年以前 --