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「裸眼視力 1.0未満」(表8,図5) |
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平成17年度の「裸眼視力1.0未満の者」の割合は,幼稚園20.4パーセント,小学校26.5パーセント,中学校47.8パーセント,高等学校58.4パーセントとなっており,幼稚園及び高等学校の各学校段階で前年度より低下しているが,小学校及び中学校の各学校段階で前年度より上昇している。 |
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年齢別(図5)にみると,「0.3未満の者」の占める割合が年齢が進むにつれて高くなっているため,「裸眼視力1.0未満の者」全体の占める割合も高くなっている。
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表8 裸眼視力1.0未満の者の推移 |
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図5 年齢別 裸眼視力1.0未満の者の割合 |
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「鼻・副鼻腔疾患」(表7) |
平成17年度の「鼻・副鼻腔疾患」(蓄のう症,アレルギー性鼻炎等)の者の割合は,幼稚園3.2パーセント,小学校11.2パーセント,中学校10.6パーセント,高等学校8.1パーセントとなっており,前年度と比べるとすべての学校段階で上昇している。
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「むし歯(う歯)」(表9,図6) |
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平成17年度の「むし歯」の者の割合(処置完了者を含む。以下同じ。)は,幼稚園54.4パーセント,小学校68.2パーセント,中学校62.7パーセント,高等学校72.8パーセントとなっており,すべての学校段階で前年度より低下している。 |
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「むし歯」の者の割合の推移をみると,30年前(昭和50年度)にはすべての学校段階で90パーセントを超えており,一時上昇傾向にあったが,昭和50年代半ば以降は低下傾向にある。 |
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「むし歯」の者の割合を年齢別(図6)にみると,17歳が77パーセントと最も高くなっている。
また,処置完了者の割合は,10歳以降未処置歯のある者の割合を上回っている。
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表9 むし歯(う歯)の者の割合の推移 |
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図6 年齢別 むし歯(う歯)の者の割合等 |
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「12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯(う歯)等数」(表10,図7) |
12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯等(喪失歯及びむし歯)数をみると,「喪失歯数」はほとんど変化がないが,「むし歯数」は1.8本となっており,昭和59年に調査を開始して以降,減少傾向にある。
また,10年前の平成7年度と比較すると1.9本減少している。
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表10 12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯(う歯)等数 |
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図7 中学校におけるむし歯の被患率等の推移 |
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「心電図異常」(表7):6歳,12歳及び15歳時のみ |
平成17年度の「心電図異常」の割合は,小学校で2.4パーセント,中学校で3.2パーセント,高等学校で3.2パーセントとなっており,前年度と比べるとすべての学校段階で低下している。 |
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寄生虫卵保有者」(表7):5歳から8歳時のみ |
平成17年度の「寄生虫卵保有者」の割合は,幼稚園で0.2パーセント,小学校で0.5パーセントとなっており,この10年間は低下傾向にある。 |
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「ぜん息」(表7,図8,図9) |
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平成17年度の「ぜん息」の者の割合は,幼稚園1.6パーセント,小学校3.3パーセント,中学校2.7パーセント,高等学校1.7パーセントとなっており,前年度と比べるとすべての学校段階で上昇傾向にある。
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図8 学校種別 ぜん息の者の推移 |
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年齢別(図9)にみると,6歳から14歳の各年齢で2パーセントを超えており,6歳が3.5パーセントと最も高くなっている。
なお,6歳以降は年齢が進むにつれて低くなる傾向にある。
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図9 年齢別 ぜん息の者の割合 |
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