平成16年度学校教員統計調査 調査結果の概要 2(2)採用前・転入前の状況及び離職の理由

2  小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、盲学校、聾学校、養護学校、幼稚園の採用・転入・離職の状況(教員異動調査)

 
(2)   採用前・転入前の状況及び離職の理由

1  採用前の状況別採用教員構成(表20、21)
小学校、中学校、高等学校及び幼稚園の採用教員について、採用前の状況をみると、「新規学卒者」の割合は、小学校30.3パーセント(前回26.3パーセント)、中学校25.7パーセント(同27.6パーセント)、高等学校24.9パーセント(同29.9パーセント)、幼稚園75.8パーセント(同77.8パーセント)となっており、小学校を除く各学校種で前回より低下している。
次に、採用者のうち「新規学卒者」の卒業学校の所在地を県内・県外卒業者の別にみると、高等学校を除く各学校種で県内卒業者が県外卒業者より多く、小学校19.4パーセント(同16.1パーセント)、中学校14.9パーセント(同15.5パーセント)、高等学校12パーセント(同13.3パーセント)、幼稚園55.7パーセント(同56.1パーセント)となっている。

表20 採用前の状況別採用教員構成
 
区分 新規学卒者 高等専門学校以上の教員から その他
県内 県外   うち官公庁 うち民間企業
  かっこパーセント かっこパーセント かっこパーセント かっこパーセント かっこパーセント かっこパーセント かっこパーセント かっこパーセント
小学校 平成6年度間 100 53.3 34 19.3 0.2 46.4 15.3 2.6
平成9年度間 100 39.7 24.6 15.1 0.3 60 22.2 2.5
平成12年度間 100 26.3 16.1 10.2 0.3 73.4 26 3.1
平成15年度間 100 30.3 19.4 10.9 0.4 69.3 16.1 3.5
中学校 平成6年度間 100 50.7 28.6 22.1 0.4 48.9 15.8 3.2
平成9年度間 100 42.2 23 19.2 0.5 57.3 16.8 3.3
平成12年度間 100 27.6 15.5 12.2 0.6 71.7 23.4 3.9
平成15年度間 100 25.7 14.9 10.8 0.8 73.4 18.9 4.3
高等学校 平成6年度間 100 46.1 19.7 26.5 1.5 52.3 9.9 5.8
平成9年度間 100 40.4 16.8 23.6 1.7 58 11.6 5.9
平成12年度間 100 29.9 13.3 16.6 2 68.1 11.8 6.7
平成15年度間 100 24.9 12 12.8 2.3 72.8 12 7.2
幼稚園 平成6年度間 100 83.6 59.7 24 0.5 15.9 3.3 2.7
平成9年度間 100 81.6 59.2 22.4 0.4 18 3.8 2.7
平成12年度間 100 77.8 56.1 21.7 0.4 21.8 4.3 3.2
平成15年度間 100 75.8 55.7 20.1 0.8 23.4 4.4 3.1
(注) 1. 「新規学卒者」とは、学校を卒業してすぐに採用されたものである。
2. 「その他」とは官公庁、民間企業、非常勤講師等からの採用である。

表21「新規学卒者」の卒業学校の所在地状況
(パーセント)
区分 県内卒業者 県外卒業者
国立 公立 私立 国立 公立 私立
小学校 100 64.1 42.4 6.7 15 35.9 20.5 1.5 14
  かっこ61.2 かっこ45.7 かっこ4.5 かっこ11 かっこ38.8 かっこ23.7 かっこ0.9 かっこ14.2
中学校 100 58.1 37.1 6.6 14.3 41.9 20.5 2.1 19.3
  かっこ56 かっこ37.4 かっこ4.2 かっこ14.4 かっこ44 かっこ21 かっこ2.3 かっこ20.7
高等学校 100 48.4 24.9 4.7 18.8 51.6 22.6 2.2 26.8
  かっこ44.5 かっこ24.3 かっこ3.8 かっこ16.5 かっこ55.5 かっこ23.9 かっこ1.9 かっこ29.7
幼稚園 100 73.5 2.8 1.7 69.1 26.5 1 0.4 25.1
  かっこ72.2 かっこ2.9 かっこ1.6 かっこ67.6 かっこ27.8 かっこ1.5 かっこ0.4 かっこ26
(注) 1 「県内卒業者」とは、現在勤務している学校と同一県内に所在する学校を卒業したものである。
2 「県外卒業者」とは、「県内卒業者」以外のものである。
3 かっこ内は、平成12年度間の数値である。

2  転入前の状況別転入教員構成(表22)
転入前の状況をみると、中等教育学校を除く各学校種とも同種類の学校からの転入者の割合が最も高く、学校種類別で最も割合の高いのは幼稚園95パーセントで、次いで小学校92.5パーセントの順となっている。

表22 転入前の状況別転入教員構成
(パーセント)
区分 小学校 中学校 高等学校 中等教育学校 盲学校 聾学校 養護学校 幼稚園
100 100 100 100 100 100 100 100
小学校から 92.5 8 0.4 データ無し 2.9 11 12.1 3.7
(92.7) (9.1) (0.4) かっこデータ無し (7.9) (9.8) (12.9) (3.7)
中学校から 6 87 5.8 23.6 8.3 5.2 12.1 0.8
(6) (86.9) (5.4) (31.3) (10.1) (8.1) (12.6) (0.8)
高等学校から 0.1 3.8 91.9 76.4 17.7 11.9 10.9 0.3
(0.1) (3) (91.9) (62.5) (17.7) (18.3) (10) (0.6)
中等教育学校から 0 0.1 0.1 データ無し 0.4 0.2 0.2 データ無し
(0) (0) (0) かっこデータ無し かっこデータ無し かっこデータ無し かっこデータ無し かっこデータ無し
盲・聾・養護学校から 1 1 1.7 データ無し 70 71.5 64.6 0.2
(1) (1) (2.1) (6.3) (64.2) (63.5) (64.4) (0.1)
幼稚園から 0.3 0.1 0 データ無し 0.7 0.2 0.2 95
(0.3) (0.1) (0.1) かっこデータ無し かっこデータ無し (0.2) (0.1) (94.8)
(注)   かっこ内は、平成12年度間の数値である。

-- 登録:平成21年以前 --