ここからサイトの主なメニューです
教科書検定について[文部科学大臣談話]

 本日までに、平成18年度から使用される中学校のすべての教科書の検定を終了し、各申請者に通知したところである。

 我が国の教科書検定制度は、民間が教科書の著作・編集を行うことにより、著作者の創意工夫に期待するとともに、検定を行うことにより適切な教科書を確保することをねらいとして設けられている。
 教科書の検定は、学習指導要領や検定基準に基づき、教科用図書検定調査審議会の専門的な審議を経て厳正に実施するものである。また、検定においては、記述内容を具体的に指示するものではなく、どのような記述とするかは申請図書の著作・編集者の判断に委ねられているものである。
 今回の検定においても、このような検定制度に基づき慎重に審査が行われたところである。

 歴史教科書の検定は、国が特定の歴史認識や歴史事実等を確定するという立場に立って行うものではない。教科書検定はあくまでも、検定基準に則り、申請図書の具体の記述について、その時点における客観的な学問的成果や適切な資料等に照らして、欠陥を指摘することを基本として実施してきており、今回の検定においてもこの考え方に基づいて実施したところである。

 我が国政府は、平成7年の内閣総理大臣談話において、我が国の植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明しているが、こうした認識は、文部科学大臣としてもいささかも異なるものではない。

 文部科学省としては、子どもたちが我が国及び世界に対する理解を深め、近隣諸国をはじめ諸外国と「未来志向的な関係」を発展させるなど、国際社会に主体的に生きる日本人としての自覚と資質を身に付けることを期待するものである。また、近隣諸国との間で教育、科学技術・学術、スポーツ、文化面での交流を一層深め、相互理解、相互信頼の促進に努めてまいりたいと考えている。


平成17年4月5日
文部科学大臣 中山 成彬



ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ