文部科学大臣・伊吹文明 平成19年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。 教育改革は、約60年ぶりの教育基本法の改正により、ようやくスタート台に立てたといえましょう。しかし、教育を取り巻く様々な問題が、この改正法の成立により、すぐに解決できるわけではありません。例えて言えば、仏を創ることはできましたが、その仏に魂を入れなければなりません。関連諸法の改正、教育振興基本計画の策定、予算による肉付けなど様々な具体的施策に取り組むことはもとより、文部科学省も含め、教育関係者が熱い志をもって諸問題に臨むことが必要となります。教育問題は国家百年の計であるだけに、その成果は、私達がこの世を去った後に出てくるでしょう。そのことを肝に銘じ、本年も精一杯、国家・国民のために努力したいと思います。 文部科学行政の当面の主な課題は、安倍総理も掲げる学力向上とその結果の検証、規範意識を広く自覚してもらうことのほか、教員の資質向上や給与体系の検討、必履修科目の未履修問題を踏まえた高等学校教育や大学入試の在り方の検討、いじめに悩む子どもたちを守るための仕組みの再構築などです。幼児教育や特別支援教育の充実、学校施設の耐震化、情報化などの環境整備も引き続き重要な課題です。また、食育や健全な生活習慣の育成、勤労観・職業観の育成、学校安全の取組や放課後子どもプランの実施などにあたり、学校・地域・家庭の協力を進め、それぞれの教育力の向上を図らなければなりません。 本年も、これら文部科学行政全般にわたり、関係者の皆さまと話しあい、文部科学省の職員とともに微力を尽くし、最大限の努力をいたします。引き続き、関係各位の御理解と御協力をお願い申し上げますとともに、皆様の今年の御健勝をお祈りいたします。
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