参考2

第1期気候変動観測衛星(GCOM−C1)プロジェクトの評価実施要領

平成20年1月28日
推進部会

1.趣旨

 地球温暖化・水循環観測として重点的に取り組むべきプログラム(温室効果ガス観測、水循環観測、気候変動観測)を受け、地球規模での気候変動・水循環メカニズムを解明する上で有効な物理量の観測を全球規模で長期間継続的に行うシステムを構築することを目指して、地球環境変動観測ミッション(GCOM)が計画されている。
 GCOMは、マイクロ波放射計(AMSR)の後継センサにより降水量・海面水温等の観測を行う水循環変動観測衛星(GCOM−W)プロジェクト及び多波長放射計(GLI)の後継センサにより雲・エアロゾル等の観測を行う衛星(GCOM−C)プロジェクトで構成される。このうち第一期水循環変動衛星(GCOM−W1)プロジェクトについては平成19年8月に「開発」への移行について妥当との評価を行った。
 そして今般、第1期気候変動観測衛星プロジェクト(以下「GCOM−C1プロジェクト」という。)について、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))において、「開発研究」に移行する準備が整ったため、「宇宙開発に関するプロジェクトの評価指針」(平成19年4月23日 宇宙開発委員会推進部会)に基づき、宇宙開発委員会として事前評価を行う。

2.評価の目的

 JAXA(ジャクサ)が実施するGCOM−C1プロジェクトを効果的かつ効率的に推進するため、「開発研究」への移行の妥当性を判断し、助言することを目的とする。

3.評価の対象

 GCOM−C1プロジェクトを評価の対象とする。

4.評価項目

 今回の評価は「開発研究」への移行のための評価であるため、以下の項目のうち、企画立案フェーズの早い時期に評価することが望ましい(1)から(4)について評価を行う。(5)については、「開発」への移行の要望があった時点で評価するものであるが、今回は、「開発研究」への移行に当たり検討の進捗状況を確認し、必要に応じ助言することとする。

 評価票は別紙1(PDF:192KB)のとおりとし、構成員は、JAXA(ジャクサ)からの説明を踏まえ、評価票へ記入を行う。

5.評価の進め方

時期 部会 内容
1月28日 第2回 GCOM−C1プロジェクトについて
2月12日 第3回 GCOM−C1プロジェクトについて
2月26日 第4回 事前評価結果について

 なお、第2回推進部会におけるJAXA(ジャクサ)からの説明に対し、別途質問票による質疑を受けるものとし、第3回推進部会において、回答・審議を行う。評価票への記入はその質疑応答を踏まえて実施することとする。

6.関連文書

 GCOM−C1プロジェクトの評価に当たっての関連文書は、別紙2のとおりである。

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