付録4

水星探査計画(BepiColombo(ベッピコロンボ))プロジェクトの事前評価 質問に対する回答

平成20年2月12日
宇宙開発委員会推進部会事務局


●評価項目2(目標)に関連する質問

【質問番号2−1】サクセス基準について

【質問内容】

 今ひとつMMOのミニマムサクセス・フルサクセス・エクストラサクセスの目標が、期間での目標達成なのか、技術面での目標達成なのか曖昧でわかりにくい。果たして3段階が必要なのかも問われる。

【資料の該当箇所】

推進1−2−1 23ページ

【回答者】

SAC事務局

【回答内容】

 ミニマムサクセス・フルサクセスに関しては、期限を区切って技術面での目標達成を示しております。期間、技術ともに重要なファクターと認識しています。
 また、3段階については、フルサクセスを、十分に目的を達成するレベル(100点満点相当)、エクストラサクセスを加点目標(120点相当)として設定し、ミニマムサクセスについてはSAC事務局からの意向として、最低限の目的を達成するレベル(60点相当)としております。
 これは、事後評価においてアウトプットの評価基準を明確にすることを目的としており、事務局として必要であると考えております。

●評価項目6(リスク管理)に関連する質問

【質問番号 6−2】ミッション機器の開発リスク

【質問内容】ミッション機器の開発リスク

 リスク項目にミッション機器の開発リスクがありませんが、ミッション機器には全く開発リスクは無いと言うことですか?全て既存技術でリスクが無いとすれば、更に精度を上げてより高い成果を目指す、それが達成出来なかった場合には実績のある範囲まで戻すといった方法論も考えるべきでは無いかと思いますが、そのあたりの考え方はどのようになっていますか?

【資料の該当箇所】

推進1−1−2 50ページ

【回答者】

JAXA(ジャクサ)/SAC事務局

【回答内容】

<SAC事務局回答>
 51ページに示しているように、JAXA(ジャクサ)において発生可能性、影響度からリスクの大きさを評価しています。推進部会における評価としては、リスクが特に大きい項目(51ページで赤く示されている部分)を抽出して提示してもらっています。従ってリスクがあるものの通常の技術開発と同様のレベルのものは、推進部会にて提示したリスク管理項目としては記載しないこととしています。

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