参考2
平成20年1月15日
推進部会
国際水星探査計画プロジェクト(以下、「BepiColombo(ベッピコロンボ)プロジェクト」という。)は、水星の磁場・磁気圏・内部・表層を観測し、太陽系内縁部における初期惑星形成に係わる水星の起源と進化の解明を目指すと共に、惑星の磁場・磁気圏の普遍性や特異性の解明を目指す、欧州宇宙機構(以下、「ESA(イサ)」という。)との国際共同プロジェクトである。
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は、水星の固有磁場、磁気圏等の観測をおこなう水星磁気圏探査機(MMO)の開発を担当し、ESA(イサ)が開発を担当する水星の表面地形、鉱物・化学組成、重力場の精密計測をおこなう水星表面探査機(MPO)と共同観測を実施する計画である。
本BepiColombo(ベッピコロンボ)プロジェクトについては、宇宙開発委員会の平成15年の事前評価を踏まえ、「開発研究」に移行しているが、JAXA(ジャクサ)において今般「開発」への移行の準備が整ったため、「宇宙開発に関するプロジェクトの評価指針」(平成19年4月23日 宇宙開発委員会推進部会)に基づき、宇宙開発委員会として事前評価を行う。
JAXA(ジャクサ)が実施するBepiColombo(ベッピコロンボ)プロジェクトを効果的かつ効率的に推進するため、「開発」への移行の妥当性を判断し、助言することを目的とする。
BepiColombo(ベッピコロンボ)プロジェクトのJAXA(ジャクサ)担当分を評価の対象とする。
プロジェクトの目的及び目標については、宇宙科学研究のコミュニティの合意を経てプロジェクトを選定してきたことを念頭において評価を行う。
また、平成15年度に実施した「開発研究」移行時の事前評価、及び平成16年度に実施した進捗状況確認において評価・確認した項目は、その結果を踏まえて評価する。
評価票は別紙1(PDF:101KB)のとおりとし、構成員は、JAXA(ジャクサ)からの説明を踏まえ、評価票へ記入を行う。
時期 | 部会 | 内容 |
---|---|---|
1月15日 | 第1回 | BepiColombo(ベッピコロンボ)プロジェクトについて |
2月12日 | 第3回 | 事前評価結果について |
なお、第1回推進部会におけるJAXA(ジャクサ)からの説明に対し、当日議論が尽きない場合は後日質問票による質疑応答を行うものとし、評価票への記入はその質疑応答を踏まえて実施することとする。
BepiColombo(ベッピコロンボ)プロジェクトの評価に当たっての関連文書は、別紙2のとおりである。