参考2

全球降水観測/二周波降水レーダ(GPM/DPR)の評価実施要領

平成19年7月24日
推進部会

1.趣旨

 全球降水観測(GPM:Global Precipitation Measurement)計画は、二周波降水レーダ(DPR:Dual-frequency Precipitation Radar)及びマイクロ波放射計を搭載した1機の主衛星と、マイクロ波放射計またはマイクロ波サウンダを搭載した複数機のコンステレーション衛星(副衛星群)により全球降水の高精度・高頻度観測を行う、国際協力ミッションである。主衛星は宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))と米国航空宇宙局(NASA(ナサ))の共同開発であり、JAXA(ジャクサ)は情報通信研究機構(NICT)と協力して二周波降水レーダ(DPR)の開発を行う。
 この全球降水観測/二周波降水レーダ(以下「GPM/DPRプロジェクト」)は、気候変動が降水に及ぼす影響、地球規模での水循環メカニズムの把握に貢献し、国家基幹技術の海洋地球観測探査システムの衛星観測監視システムを構成するものであるとともに、全球地球観測システム(GEOSS)10年実施計画の中に位置付けられるものである。
 本GPM/DPRプロジェクトについては、平成14年11月の宇宙開発委員会本委員会にて「開発研究」への移行が認められ、開発研究を実施しているが、JAXA(ジャクサ)においては今般「開発」への移行の準備が整ったため、「宇宙開発に関するプロジェクトの評価指針」(平成19年4月23日 宇宙開発委員会推進部会)に基づき、宇宙開発委員会として事前評価を行う。

2.評価の目的

 JAXA(ジャクサ)が実施するGPM/DPRプロジェクトを効果的かつ効率的に推進するため、「開発」への移行の妥当性を判断し、助言することを目的とする。

3.評価の対象

 GPM/DPRプロジェクトを評価の対象とする。

4.評価項目

 評価票は別紙1(PDF:92KB)のとおりとし、構成員は、JAXA(ジャクサ)からの説明を踏まえ、評価票へ記入を行う。

5.評価の進め方

時期 部会 内容
7月24日 第5回 GPM/DPRプロジェクトについて
8月上旬 第6回 GPM/DPRプロジェクトについて
8月下旬 第7回 事前評価結果について

6.関連文書

 GPM/DPRプロジェクトの評価に当たっての関連文書は、別紙2のとおりである。

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