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宇宙開発に関するプロジェクトの評価指針

平成17年10月3日
宇宙開発委員会 推進部会

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はじめに

 平成12年の末に宇宙開発委員会が策定した「我が国の宇宙開発の中長期戦略」において、「宇宙開発活動のマネージメント」が取り上げられ、多くの資源投入を要する宇宙開発活動の評価の必要性が説かれた。その狙いは、開発着手前の企画立案活動を精査して、適切に資源を配分し、着手後のリスクを最小限に抑えるとともに、開発終了後にはその成果を得失両面から評価して、以降の開発活動につなげることにある。
 他方、中央省庁再編前の科学技術会議は平成9年に「国の研究開発全般に共通する評価の実施方法の在り方についての大綱的指針」を策定したが、これは表題にもある通り一般的評価指針であることから、宇宙開発委員会は評価指針特別部会を設け、宇宙開発に特化した評価を宇宙開発委員会が行う際の指針をまとめることとなった。
 宇宙プロジェクトの開発は単独で5年を越えるものが多く、その成果が連綿として継続・発展をもたらすためには、大規模な開発の流れ(プログラム)に適正に位置付けられ、最大の効果を発揮せねばならない。こうした体系化された企画立案が従来の宇宙開発では十分でなかったことが上記の「中長期戦略」に指摘されており、今後は十分に内容を質して、国民も納得できるプロジェクトであることを確認する必要がある。
 こうした意図を含んでまとめた本指針は宇宙開発プロジェクト全般を対象としているが、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションなど、各々異なる特質を持っていること、またそのミッションには長期的視野に立って人類の新しい知見を得る活動を含むものもあることから、今後の適用に当たっては本指針を踏まえて事前に評価実施要領を定めることとしている。また、本指針は金科玉条というより、広く活用されてこその目的を果たすのであるから、必要に応じて見直しも行い、開発実施機関にも受容される評価指針としていきたい。



−目次−

1. 本評価指針の位置付け

2. 評価指針の対象

3. 評価の基本的考え方

4. 評価システムの階層

5. 評価実施のための原則
(1) 評価システム
(2) プロジェクトの企画立案フェーズの評価(事前評価)
(3) プロジェクト実施フェーズでの評価(中間評価)
(4) プロジェクトの実施フェーズ終了時での評価(事後評価)

6. 留意事項
(1) 宇宙開発プロジェクトに対する要求条件の明確化
(2) 評価作業の過重な負担への注意
(3) 評価活動に対する予算措置
(4) 評価の公表とデータベース化
(5) 宇宙開発事業団における内部評価
(6) 知的所有権の保護等に対する配慮
(7) 本指針の見直し

(参考) 「宇宙開発に関するプロジェクトの評価指針」の改訂に関する調査審議について

-- 登録:平成21年以前 --