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2.課題の抽出結果及びリスク評価による課題の選別と当専門委員会の技術的助言

  (1)機構の実施内容
     1−1項に示す手法により抽出された課題の総数は786件であり、このうち、1−2項に示すリスク評価により「打上げ再開に向けて対処を検討すべき課題」として選別されたものは合計95件であった。
 手法毎の課題の抽出結果と、「打上げ再開に向けて対処を検討すべき課題」の選別結果は、以下のとおりである。
課題抽出のためのアプローチ 抽出した課題 打上げ再開に向けて
対処を検討すべき課題
1 現在識別している課題の再評価
478件 64件
2 詳細FMEAによる潜在的課題の抽出
245件 26件
3 製造・検査・整備作業に係る潜在的課題の抽出
97件 1件
4 連鎖事象に係る潜在的課題の抽出
3件 3件
5 審査会指摘事項に係る潜在的課題の抽出
11件 1件
合計 786件 95件

  (2)当専門委員会の技術的助言
      当専門委員会は、課題の抽出結果及びリスク評価による課題の選別結果について、機構に対して、以下のとおり技術的助言を行った。
      - 今回の課題の抽出は、現時点で可能な限り的確な課題抽出が図られたと考えられること。
      - 今回のリスク評価手法は、対処を検討すべき課題を広範にとらえており評価できるが、今後、定量的評価が可能となるよう、引き続き改善を行うこと。
      - サブシステムやコンポーネント毎の機能は満たしていても、それをシステムに組んだときに不具合が発生するというケースもあり得るので、詳細FMEAについては、そういう事象も十分に確認できるよう、将来に向けて、手法の改善を行うこと。
      - 今回の再点検で用いた詳細FMEAは、故障モードの詳細な把握とその管理に有効な手法であり、定量的な評価と組み合わせることで、将来的には、信頼性の定量的な検討に繋がる可能性もあることから、評価・管理手法の基盤として、今後さらに改良・発展させていくこと。
      - FMEAについては、開発段階等に応じて、構想・基礎設計に応じた「機能展開のFMEA」、故障メカニズムや故障モードを詳細に検討する「詳細(設計の)FMEA」、検出力の高い試験・検証方法を検討する「試験計画立案のFMEA」、設備や人員の生産における問題点を明らかにする「工程FMEA」が考えられ、これらについて、マネジメントするシステムを明確にした上で、今後さらに活用していくこと。
      - 連鎖事象に係る課題の抽出は、これまでには考慮されていないものであり、従来抽出できなかった課題を抽出したと考えられること。なお、複数の独立した要因が重なり合って起こる事象については、現時点では、これらの事象を課題として的確に抽出することは困難であるが、今後、詳細FMEAの手法を向上させていくこと等によって、適切に課題が抽出できるよう努めること。


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