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LNG推進系飛行実証プロジェクトの評価報告書

平成15年3月10日
宇宙開発委員会 計画・評価部会・LNG推進系飛行実証プロジェクト評価小委員会

[ダウンロード/印刷用(PDF:237KB)]

経緯

 「LNG推進系飛行実証プロジェクト」については、平成14年5月から8月にかけて、計画・評価部会ならびにLNG推進系飛行実証プロジェクト評価小委員会において調査審議がなされた。

 この審議の結果として、以下に示す指摘事項が示され、「総合的に判断してLNG推進系飛行実証プロジェクトについては、開発に着手せず、研究を継続することが妥当である。」との評価小委員会の報告が出され、計画・評価部会もこれを了承した(平成14年8月21日)。
 また、同時に、「指摘事項への対応の準備に応じて再審議をすること」とされた。

  1 LNG推進系プログラムのロードマップとLNG推進系飛行実証プロジェクトの位置づけ
  2 基盤技術の成熟度
  3 打上げ安全に必要な技術情報の開示の見通し
  4 我が国が輸送系において自律性を確保する方針との整合性
  5 国際市場における競争力の優位性確保の見通し
  6 官民の役割分担の在り方

 これらの指摘事項に対するその後の対応の状況を踏まえ、宇宙開発委員会は、計画・評価部会に対し、LNG推進系飛行実証プロジェクトに関する審議を再開することを求めた(平成14年12月4日)。この審議付託(再審議)に対して、計画・評価部会は、「LNG推進系飛行実証プロジェクト評価小委員会」(主査:栗木恭一宇宙開発委員)における審議を再開し、平成14年12月12日より4回に及ぶ会合を開催した。その調査審議の結果等を以下に示す。




総合評価

 前回評価における指摘事項を踏まえ、研究段階にある当該プロジェクトの進捗状況の確認、及び要望を以下のようにとりまとめた。

1 LNG2段推進系の開発は、将来の輸送系に関わるLNG推進系プログラムの第1段階として、適切に位置付けられている、
2 平成17年度を目途とする飛行実証には、最優先の目標である燃焼、複合材構造などの基盤技術の開発・成熟を果たして臨むこととし、関係者は開発に関わるリスクを許容している、
3 ロケットシステムとしてのLNG2段推進系、及びその各要素について適切なトレードオフがなされ、外部の研究者と協力して基盤技術の開発が進められている、
4 民間企業が主導するロケットのシステム開発体制が整えられ、事業団との協定において合意される役割分担の具体化が進められている、
5 事業団において、ロケットの受託打ち上げに向けた安全評価体制が整備され、民間企業が委託を希望するロケットについて、打ち上げ安全に必要な情報開示が可能であるとの見通しが示されている、
ことから、開発に進み得る研究成果、実施体制が概ね整っている状況を確認した。なお、ロケット打上げについて、「国」が負うべき責任の根拠として、
6 安全評価基準を定めて新機構の打上げ業務に適用し、受託打上げについては、関係者が責任分担、保証体制を明示した受託打上げ契約を締結する、
ことが適当であるとした要望を提示した。

 以上を総合して、本評価小委員会は、今後適切に情報が開示され、開発過程においても適時適切にプロジェクトの進行状況が評価されることを前提に、「LNG推進系飛行実証プロジェクト」が「開発」段階に進むことが妥当であると判断した。




− 目次 −
 
1. はじめに
2. 適用・参考文書
3. 評価の目的
4. 評価実施要領
5. 評価結果
5.1  LNG推進系飛行実証プロジェクトの位置付け及び緊急性
(1)  ロードマップ
(2)  目標と優先度、リスク管理
5.2  技術のトレードオフ及び基盤技術の成熟度
(1)  トレードオフ
(2)  基盤技術
5.3  打上げ時の安全確保
(1)  打上げ安全評価基準
(2)  技術情報開示
(3)  安全評価体制
5.4  実施責任体制・役割分担
6. 総合評価
 
付録1   評価実施要領
付録2   評価票(PDF:40KB)
付録3   質問票および再質問票一覧
付録4   評価票の集計および意見
     
参考1   LNG推進系飛行実証プロジェクトの事前評価について
参考2   LNG推進系飛行実証プロジェクト評価小委員会 開催経緯

-- 登録:平成21年以前 --