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ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全評価基準

平成16年12月13日
宇宙開発委員会安全部会

「ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全評価基準」の改訂について

平成16年12月13日
安全部会

 宇宙開発委員会安全部会では、宇宙開発委員会からの調査審議の付託を受け、「ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全評価基準」(以下、「安全評価基準」という。)の改訂についての審議を行ってきたが、このほど、本部会としての結論をとりまとめたので、下記の通り報告する。
 今後、ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全性の評価においては、改訂した本基準を用いて安全対策についての調査審議を行い、安全確保を図ることが必要である。
 なお、本部会としては、今後のロケットの開発、打上げ等に関する技術の進歩を踏まえて、本基準を継続的に見直していくことが必要であると考えている。



1. 改訂の趣旨
 平成16年度冬期に打上げが予定されているH−2Aロケット7号機は、宇宙航空研究開発機構(以下、「機構」という。)が民間(株式会社ロケットシステム)からの委託に応じて打上げを実施するものであり、今後も民間からの委託に応じた打上げが計画されることから、機構が委託に応じて実施するロケットの打上げの安全評価について所要の改訂を行った。

2. 調査審議の状況
調査審議の状況は次の通りである。
第1回部会:平成16年12月13日(月曜日)

3. 改訂案の概要
(1) 適用の範囲等の明確化
 機構が民間からの委託に応じてロケットの打上げ等の業務を行うときは、委託者及びその関係者が実施する作業について、機構が安全評価を実施し、本部会は機構が実施した評価に基づいて安全評価のための調査審議を行うことを明記する。

(2) 安全管理体制の明確化
 機構が民間からの委託に応じてロケットの打上げ等の業務を行うときは、委託者及びその関係者が実施する作業並びに機構との責任分担を明確にするとともに、機構において委託者及びその関係者を含めた安全管理体制を確立することを明記する。



− 目次 −


1   目的、適用
 目的
 適用の範囲等

2   保安及び防御対策

3   地上安全対策
  ロケットの推進薬等の射場における取扱いに係る安全対策
  警戒区域の設定
(1) 整備作業期間における警戒区域
(2) 打上げ時における警戒区域
  航空機及び船舶に対する事前通報
  作業の停止
  防災対策
(1) 防災設備等
(2) 荒天等の対策

4   飛行安全対策
  打上げ時の落下物等に対する安全対策
(1) 正常飛行時のロケット落下物に対する安全対策
(2) ロケットが推力停止した場合の落下物に対する安全対策
  打上げ時の状態監視、飛行中断等の安全対策
(1) 飛行中の状態監視
(2) 飛行中断
(3) 地上とロケットの間において安全上必要なデータ取得
コマンド送受のための電波リンクの確保
  再突入機の再突入飛行の安全対策
(1) 正常飛行時の再突入着地予想区域の設定
(2) 飛行経路の設定
(3) 再突入飛行の可否判断の実施
  航空機及び船舶に対する事前通報
  軌道上デブリの発生の抑制
(1) 軌道投入段の破壊・破片拡散防止
(2) 分離機構等

5   安全管理体制
  安全組織及び業務
  安全教育訓練の実施
  緊急事態への対応

6   その他安全対策実施に当たっての留意事項

別紙1
別紙2
表1   整備作業中の保安距離
図1   落下予測域と落下限界線(PDF:70KB)
(参考1) H−2Aロケット7号機の打上げに係る安全の確保及び「ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全評価基準」の改訂に関する調査審議について
(参考2) 宇宙開発委員会安全部会構成員

-- 登録:平成21年以前 --