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Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 宇宙開発委員会 > ALOSの総点検に関する審議結果 > はじめに


はじめに

 現在、昨年のロケット及び衛星に関する一連の事故・トラブルを踏まえ、今後の人工衛星の確実な開発・打上げと運用に向けて万全を期することを目的として、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA(ジャクサ)」という。)においては、今回の一連の不具合の直接原因に対する対策だけでなく、設計の基本にまでさかのぼって、地球観測・通信技術試験衛星及び科学衛星の総点検を行っているところである。

 宇宙開発委員会調査部会の下に設置された衛星総点検専門委員会(以下「当専門委員会」という。)においては、JAXA(ジャクサ)からその総点検活動の内容及び結果について報告を受け、それに対して技術的な助言を与えることとしている。陸域観測技術衛星(ALOS)の総点検については、3回の会合を開催するとともに、製造現場等の視察を行い、慎重かつ精力的に調査審議を進め、ここに本審議結果をとりまとめた。

 当専門委員会においては、「第18号科学衛星(PLANET−B)「のぞみ」の火星周回軌道への投入失敗の原因究明及び今後の対策について(平成16年5月26日)」及び「環境観測技術衛星(ADEOS2)「みどり2」の運用異常に係る原因究明及び今後の対策について(平成16年7月28日)」における調査審議の結果等を踏まえ、課題抽出の手法、抽出された課題の対処の方向性に着目し、その妥当性について調査審議を実施した。


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