宇宙開発委員会
2001/12/19議事録第49回宇宙開発委員会議事録 |
第49回宇宙開発委員会議事録
1. | 日時 | 平成13年12月19日(水)13:57〜14:21 |
2. | 場所 | 宇宙開発委員会会議室(文部科学省別館11階) |
3. | 議題 | |
(1) | 月周回衛星(SELENE)へ搭載するカメラの選定結果について | |
(2) | 「我が国の宇宙開利用の在り方」について | |
(3) | その他 |
4. | 資料 | |
委49−1 | 月周回衛星(SELENE)へ搭載するカメラの選定結果について | |
委49−2 | 我が国の宇宙開発利用の目標と方向性(中間とりまとめ案) | |
委49-3-1 | 宇宙開発の現状報告 | |
委49-3-2 | 第48回宇宙開発委員会議事要旨(案) |
5. | 出席者 | |
宇宙開発委員会委員長 | 井口雅一 | |
宇宙開発委員会委員 | 川崎雅弘 | |
〃 | 栗木恭一 | |
〃 | 澤田茂生 | |
〃 | 立川敬二 | |
文部科学省研究開発局宇宙政策課長 | 芝田政之 |
【 井口委員長 】
では、全員おそろいですので、少々早いのですが、第49回の宇宙開発委員会を始めさせていただきます。
最初の議題が月周回衛星(SELENE)へ搭載するカメラの選定結果について、宇宙開発事業団SELENEプロジェクトマネジャーの長島さんに御報告をお願いいたします。
よろしくお願いします。
【 長島 】
先般11月7日の宇宙開発委員会に御報告したのですけれども、SELENEに、NHKが開発しましたハイビジョンカメラを搭載してほしいという依頼がございまして、しかし、フェアな条件にするため、AOを出そうということで、それを御提案しましたけれども、その結果について御報告いたします。
1番目の経緯は、今御説明しました。
2番目の搭載の意義ですけれども、これは、主に月面の地平線から、いわゆるアースライズといいまして地球が出ます。
その動画を取得しようというものです。
非常に広報的な意義が高いと思います。
3番目のAOの発出後の結果ですけれども、主に民放連にお話ししました。
民放連からも説明の要請がございまして、説明をいたしました。
しかし、やはり技術的な問題、あるいは費用の問題から断念しまして、一応12月7日の締め切りにおきましては、NHKのみが応募しました。
ということで、我々としましては、NHKをSELENEのハイビジョンカメラの仲間として入れたいと思っております。
4番目、今後の予定ですけれども、宇宙研とNASDA、それからNHKの三者でもって、条件とかあるいは責任関係等を定めました協定、それからあと、映像が取得されますので、それの取扱いにつきまして、覚書等も今後話し合っていきたいと思っております。
以上です。
【 井口委員長 】
どうもありがとうございます。
御質問、御意見はいかがでしょうか。
画像は全部、テレメトリーで送るのですか。
【 長島 】
そうです。
臼田局へ全部入ります。
【 井口委員長 】
そうですか。
【 立川委員 】
つまらない質問ですが、これの場合は、経費はそれぞれが負担ですか。
【 長島 】
はい、衛星の経費は当然宇宙研とNASDAですけれども、カメラについてはすべてNHKがもつという約束で載せることになっております。
【 立川委員 】
カメラは1台ですか。
【 長島 】
広角と望遠、2台積みます。
それで、全体で16.5キロぐらいの重量になります。
非常にコンパクトな配置のカメラになります。
エンコーダーまで入って16キロということでございます。
【 栗木委員 】
脱線した質問かもしれませんけれども、宇宙科学研究所の科学者なんかは、何かこのカメラによる取材というのに興味を持っていますか。
【 長島 】
サイエンスとしてどう役に立つかというのは、なかなか難しいところがあるのですけれども、実際映像を取得すれば、それをサイエンスに利用することができると思いまして、そういうことでも、宇宙研は非常に乗り気になっております。
【 立川委員 】
これは自動制御するのでしょう、遠隔制御はするのですか。
【 長島 】
結局のところ、カメラはフィックスしておりますけれども、衛星全体が制御されていますから、それでもって映すということになります。
【 立川委員 】
だけど、カメラはズームとか望遠とか……。
ズームはなしか。
【 長島 】
動くものがありますと、やはりどうしても宇宙ですので、いろいろ不ぐあいも起きたりしますので、望遠と広角を完全にフィックスしたものを2台積むということになっております。
【 井口委員長 】
応募が結局はNHKだけということですので。
【 長島 】
まあ、予想どおりだったのですけれども。
【 井口委員長 】
よろしゅうございましょうか。
では、どうもありがとうございました。
それでは、このところ毎回議論しております「我が国の宇宙開発利用の在り方」について、今日は中間報告をまとめたいと思いますので、まず芝田課長から、御説明をお願いします。
【 芝田課長 】
まず、この中間報告の位置づけといいますか、今後の予定について御提案なのですけれども、まず、今回これを決めていただきました後、インターネット等を通じて意見募集をやって、大きな議論の輪ができるといいと思っております。
それを踏まえまして、来年の3月ぐらいまでには、最終とりまとめということにしたいと思いますけれども、実はその間に、統合準備会議の方から、また何か依頼があるかもしれないということもございますので、その場合には、議題を追加してまた御議論いただくという可能性も一応含んでおくということでいかがかと思っております。
中身でございますが、主な変更点のみ御説明申し上げますと、6ページを御覧いただきますと、新機関における重点化の方向というところを、前回新たに提案させていただいたわけです。
一つには、川崎委員からも御指摘がありましたように、先導的基幹プログラムを、さきに(1)として書いておりましたが、それはもう少し後ろの方でいいのではないかということで(2)にいたしまして、順番を変えてございます。
したがいまして、(1)新機関における重点化に際して考慮すべき課題ということで、これまでチャートを使って随分議論していただきました中身を最初に書きました。
2番目に、8ページになりますが、先導的基幹プログラムについて書いてございます。
中身を若干変えておりますので、その部分を御説明いたします。
8ページの(2)の3行目でございますが、世界の宇宙開発を先導し得る領域を創造するための一つの手法としてという、ほかにもいろいろやり方はあるでしょうが、「一つの手法」ということを書き加えさせていただきました点と、○の2番目でございますが、ここは以前は産業の発展への貢献が大きいものであるという趣旨が書いてございましたが、よく考えてみますと、宇宙開発利用の目的として、国、国民の安全の確保から始まって3点ございました。
その3点のどれということではなくて、全体でもいいし、あるいは特定のものでもいいと思いますが、それへの貢献が大きいものであるというふうにした方が、産業だけというのは、今までの議論の経緯を見ますとちょっとおかしいのではないかということで、ここは事務局の方で自主的に改めさせていただいておりますので、その点もし御賛同を得られれば、こういうふうに改めたいと思います。
以上です。
【 井口委員長 】
いかがでしょうか。
具体的には、今、8ページの最後に説明のありました○の2番目、いかがでしょうか。
よろしゅうございますか。
【 川崎委員 】
内容で問題はないのですけれども、2番目の○と3番目の○、要するに2番目の○は宇宙開発利用の、さきに挙げた目的に貢献するということですが、その下の我が国にとって重要な分野を精選し、集中強化していることという、我が国にとって重要なという判断の基準は、宇宙開発利用の目的とは別の価値判断から出てくることを意味するのかどうかによって大分違ってくると思います。
【 芝田課長 】
それはおそらく同じだと思いますが、ここでのポイントは多分、精選して集中強化しているという、要するにあまり総花的ではないということなのだろうと思うのですが。
【 川崎委員 】
そうすると、むしろ重要な分野というのは、どちらかというと時間軸的なことなのでしょうか。
そこがちょっとあいまいになったかなという気がしたのですが。
前は、2番目の○が産業ということだったので、特に産業化なりあるいは商業化への目的性を持ったものを考えますというのがあったと思って、それで、その他の宇宙開発利用の目的に則して重要な分野が3番目の○であるのかなと、そんなふうな理解だったのですけれども。
【 芝田課長 】
今の読み方ですと、どれかの項目に当たっていればいいというふうにも聞こえるのですが。
【 川崎委員 】
そうです。
【 芝田課長 】
できるだけこれは全部のクライテリオンをカバーしている方が望ましいと考えておりまして、宇宙開発利用の目的という意味では、3つの項目のどれかでもいいし、できるだけ多くのものをカバーしていると。
それを考える際には、一つの目的に貢献するものの中でも、いろいろなプロジェクトをごちゃごちゃに入れているのではなくて、ある程度やはり精選する。
そういうような観点で、ここで重要というのは、一つには、今、私が申し上げたように、目的ということと同旨のこともございますし、もう一つには、基本方針というのも配慮事項としてあるのかなと思います。
【 川崎委員 】
なるほど。
ただ、宇宙開発利用という言葉が抜けてしまっているから、我が国にとって重要な分野と言えば、随分広くはなるという感じがする。
【 芝田課長 】
ちょっと茫漠としている。
【 川崎委員 】
ええ、茫漠とし過ぎるという意味で、基準がちょっとというのが蘊蓄なのですけれども。
【 井口委員長 】
まあ、これは一番右の集中強化するというところに私は理解しているのですけれども、現実に……。
【 立川委員 】
選ぶ対象は、宇宙開発利用促進のためのプログラムでしょうから、そういう意味では範囲は限定はされているのしょう。
【 井口委員長 】
ほかはいかがでしょうか。
【 立川委員 】
ちょっとこれは、私は後から入ったから聞きたいのですけれども、これは中間ですね。
最終案は来年とおっしゃったが、その間には、あとは何をやるわけですか。
【 芝田課長 】
意見募集をインターネットでやるのと、もう一方で、統合準備会議というのが動いているので、そこからいろいろ依頼事項がございますので、まだそれが出てくる可能性がございますので、そこはちょっと余地を残しておきたいということでございます。
【 立川委員 】
これがいわゆる方針であり、ガイドライン的になって、これに基づいての具体的なことは、誰がおやりになるかというと、それぞれの機関がおやりになると。
【 芝田課長 】
あと、宇宙開発委員会としては、宇宙開発事業団の基本計画を議決するという仕事が恒例でございますので、その中に反映するということが一つございます。
それからあとは、具体的なプログラムについて、総合開発会議等の場で御提案申し上げるというようなことも可能かと思います。
【 井口委員長 】
結局先導的基幹プログラム、仮称ですけれども、それを具体的に決めていくという気がします。
【 立川委員 】
これは誰が決めるのですか。
宇宙開発委員会ですか。
【 井口委員長 】
そうです。
基本計画で決めます。
【 立川委員 】
誰か提案者がいないと、ここで自分で考えるわけではないでしょうから。
【 井口委員長 】
ええ。
その仕事はこれからの大仕事になります。
これは予算もはっきりしませんし、また期間が多分数カ月という限られたものですので、公募ということは無理であろうと思います。
したがっていろいろ中で打ち合わせすることになりますが、まあ、関係省庁も幾つかあります。
【 立川委員 】
関係省庁はあるでしょうからね。
【 井口委員長 】
そういう形で。
【 立川委員 】
ということは、民間は入らないという感じですか。
【 井口委員長 】
いえいえ、そんなことはありません。
私のイメージでは民間も一緒にということです。
むしろそれが大事なのではないかと思います。
【 川崎委員 】
8ページに、研究、開発及び利用開拓を一体的に行う統合システムとか、その中ではっきり、産業界との協調体制が構築されていると書いてありますので、そういう意味では……。
【 立川委員 】
それだったらもっと民間に何か言わないと、民間からは出てこないわけですよね。
【 井口委員長 】
はい、これから一生懸命やるつもりでおります。
【 芝田課長 】
実は、民間から非公式に我々の方にはいろいろな提案が寄せられております。
そういうものを含めて、3機関でも検討していただき、事務局も相談にあずかり。
【 立川委員 】
せっかく方向性を出したから、これで公募されてはいかがかとも思ったのですが、むしろ民間も入れた。
【 井口委員長 】
公募となると、海外の問題もありますし、海外からもというのは、なかなか難しいと思いますし、何分にも予算枠が、これは何とも言えないという状況ですし。
【 立川委員 】
だから予算措置は、そのときのプログラムに応じて負担を決めればいいという問題ですか。
【 井口委員長 】
実は、既に走っているものがかなりありまして、しかも今の予算規模ですと、走っているものさえどこか切らなければ済まないくらいになる可能性があるものですから、その辺、なかなか拘束条件が厳しいので、今後になりますと、いろいろ条件をはっきりさせて出しませんと。
【 立川委員 】
民間が一緒になってやると言ったら、そういうのはあり得るのかどうかですね、新機関を持ってね。
【 井口委員長 】
それはあり得ます。
【 芝田課長 】
あり得ます。
【 立川委員 】
さっきのNHKのあれではないですけれども、何かやろうとしたときに、そういう可能性があるのなら、国が出せる予算の方は、そういう制約があって、あと、民間の方の負担もあり得るということで公募する手はありますね。
【 栗木委員 】
これは経団連との話だったですか、総合指令塔的何とかという組織、あそこの場にもこれは問い合わせをするというか、かかるようなものですか。
産業界のインボルブメントは……。
【 芝田課長 】
経団連との勉強会で、新機関には産業界との連携のための総合指令塔的組織を作るというのが提案として統合準備会議の方に出ておりますが、それ自体は新機関ができてからになりますので。
【 栗木委員 】
できてからですか。
【 芝田課長 】
その前に、文部科学省と産業界等との連携会議を作ろうではないかと、それは新機関ができる前に。
それは来年早い段階でもう作ろうと思っておりますので、そういうところでも議論していただくという可能性はあると思います。
【 立川委員 】
今の経団連の体制でも、議論できないことはないんですがね。
【 芝田課長 】
そうです。
【 立川委員 】
だから、そこに投げてもいいような気がしますけれどもね。
【 井口委員長 】
実質的には、公募に近い形でやっていきたいと思うのですけれども。
ただ、公式に公募となりますと、国際的にどうするのかということにもなりますし。
そこまでは言いきれないのではないかという、そんな感じですけれども。
【 立川委員 】
インターネットに出されるということは、どこでも見えてしまうわけですね。
【 井口委員長 】
ええ、ですけれども、これはどういう形で募集するかというのは、まだここには書かれていないものですから。
【 立川委員 】
その辺をもう少し具体化していかないと。
それはこれからですね。
【 芝田課長 】
はい。
【 川崎委員 】
私、一言あります。
ちょっといけないのかもしれないですけれども、一般の科学技術研究なら公募というのがフェアなのかもしれないですけれども、委員会としてはある目的性というのがあると思うのです。
だからその辺は、いわゆるフリーの公開というよりも、やはり少し方向性を我々として思いがあることは伝えなければいかんわけですね、もしやるとしても。
その辺が一般の科学研究の公募とは違うという感じは持っています。
【 立川委員 】
そうでしょうね。
もちろんこういう条件付きでいろいろ出てくるのでしょうけれども。
【 井口委員長 】
ただ、御関心のある向きは事務局に問い合わせていただいて、参加できるものであれば参加していただくと。
【 芝田課長 】
あと、やっぱり推進主体が新機関ということになりますので、推進主体がやりたいものでないといけないわけですので、そこは推進主体独自に、いろいろアイデアがあると思いますので、それは十分尊重しないといけないと思います。
【 井口委員長 】
それでは、よろしゅうございますか。
中間とりまとめ案を認めていただくことにいたします。
それで、この後速やかにパブリックコメントにかけることになります。
そのような方向で進めさせていただきますので、よろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
それでは、その他に入ります。
宇宙開発の現状報告を北村さんにお願いします。
【 北村係長 】
よろしくお願いいたします。
それでは、今週1週間の宇宙開発関係の出来事等、報告させていただきたいと思います。
まず、宇宙開発委員会でございますけれども、栗木先生が14日(金)に、三菱重工業の名古屋地区の工場の視察にいらっしゃっております。
それから17日(月)、利用部会の第6回が開催されております。
それから、引き続き「我が国の宇宙開発利用の在り方」については、逐次打ち合わせを行っております。
それから、国内の宇宙開発関係の動向でございますけれども、12月12日(水)でございますけれども、第5回のLE−7Aエンジン技術データの取得試験が実施されております。
それから、宇宙科学研究所の方でございますけれども、M−X用のモーターの試験でございますけれども、こちらの方も実施されております。
海外の方でございますけれども、先週の木曜日、13日ですが、NASAがX−38の8回目の自由落下試験を行っております。
X−38というのは、国際宇宙ステーションの搭乗員帰還機の実証をするための実証機でございますが、こちらは実はCRVと呼ばれます搭乗員帰還機ですけれども、実際の開発が、予算がかなり縮減されているような状況でございまして、今後の見通しについては、若干不透明なところがございますが、基本的には要素技術についてはかなり実証が進んできているという状況だと思われます。
このCRVも含めまして、NASAの方でのいろいろな宇宙往還機も含めました新しい輸送系につきましては、かなり現在計画がドラスティックに変わっているような状況でございますので、引き続き注視していきたいと思っております。
それから12月15日(土)でございますけれども、EUの方で、14日、15日ということで、ベルギーで首脳会談が行われておりましたが、その中で、ガリレオについてもある程度議論がなされたということになっております。
結果のとりまとめとしてまとめられました宣言書の中にも、1項目ガリレオについて項目が割かれておりまして、本ガリレオ計画が、一応EUだけではなく、ESAとの共同プロジェクトという形になっておりますので、さきに行われましたESA側の閣僚級理事会で資金拠出が認められたということで、こちらについてまず感謝をされていると。
ただ、実はEU側での資金拠出につきましては、今回最終決定に持ち込みたいという事前の意向を事務局側が持っているということなのですが、実態上そこまでは至りませんでした。
この首脳会談以前ですが、運輸閣僚の理事会がございましたけれども、その場では、かなりネガティブな意見等もあったようでございますが、それを引きずりまして、多少議論があったようでございます。
一応最終的には、それでもガリレオの重要性については再確認をいたしまして、年明けて来年6月までには、何とかEU全体としてきちっとした形で採択したいという方向性は打ち出しておりますので、基本的には引き続き推進するという立場での検討が行われるという状況でございます。
それから、12月17日(月)でございますけれども、スペースシャトルエンデバーが、ISSの方から無事帰ってまいりました。
こちらにつきましては、ちょっと日数が足りなかった関係で、きちっとした御報告が本日間に合いませんでしたけれども、後日NASDAの方から、もう少し詳細な報告をするということになっております。
今回のミッションにつきましては、12日と19時間36分ということで、無事すべてのミッションを完了したということでございます。
それから、同じ日でございますけれども、NASAの方から若干発表がございましたが、9月に起きましたニューヨーク等での同時多発テロに関しまして、NASAのリモートセンシング関係の技術がかなり貢献できたというような発表がございました。
こういった形で、みずからの技術をいろいろなところに応用したり、貢献していくというところを積極的に発表するというNASAの姿勢としてはよくあることなのですか、こういったところは我が国も見習うべきかなというふうに思っておりますけれども。
実際、現地におきまして、いろいろな、空洞がどこにあるか、それから火災の場所、高温な場所がどこにあるのか、瓦礫がどのようになっているのかというようなことを把握するために、リモートセンシングの技術をかなり活用することができたというようなことを発表しております。
以上でございます。
【 井口委員長 】
どうもありがとうございました。
いかがでしょうか。
【 川崎委員 】
最後におっしゃった点ですが、この間、アスカー局長が来たときに、一緒にお昼をしながら、ちょっと話を聞いたときに、非常にこれは言っていましたけれども、やはり人を直接FEMAに派遣して、そして一生懸命その部分を手伝うという態勢をとっているようですね。
【 北村係長 】
そのようでございます。
FEMAとニューヨーク市当局とに、実際専門家をかなり派遣しまして、コンサルティング的なことを逐一行ったというふうなことのようでございます。
【 川崎委員 】
その辺、どんな仕組みでやったかを、多分アメリカのことだから、かなりなレポートが出ていると思うので、何らかのときに入手しておいて、我が方も発表したらいかがかと思いますけれども。
【 北村係長 】
わかりました。
【 井口委員長 】
ほかにいかがですか。
よろしゅうございますか。
それでは、北村さん、どうありがとうございました。
最後に、前回の議事要旨につきましては、後ほど御確認をお願いいたします。
それで芝田さん、今日でおしまいですか。
【 芝田課長 】
次回ですが、定例日は26日(水)になるわけですが、予算の政府原案の閣議決定が24日の予定でございますので、24日は休日なのですけれども、25日にその場合にはやらせていただきたいと思っております。
そこはちょっと流動的ではありますが、25日の公算が高いと。
こういうことでございます。
時間は、2時というわけにはいかないかもしれません。
そこも、閣議決定を受けてこちらでもちょっと作業がございますので、その状況に応じて、また御連絡いたします。
【 井口委員長 】
それでは、以上で第49回の宇宙開発委員会を閉会いたします。
どうもありがとうございました。
−−終了−−