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安全部会(第4回)議事録・配付資料

1. 日時
  平成15年10月23日(木曜日)16時〜17時7分

2. 場所
  文部科学省(分館)6階 大会議室

3. 議題
 
(1) 人工衛星等打上げ基準について
(2) H−2Aロケット6号機の打上げに係る安全の確保について
(3) H−2Aロケット6号機の打上げに係る安全対策について
(4) その他

4. 資料
 
安全4−1−1   人工衛星等打上げ基準
安全4−1−2 人工衛星等打上げ基準対照表
安全4−2−1 情報収集衛星/H−2Aロケット6号機打上げ及び追跡管制計画書
安全4−2−2 打上げ及び追跡管制計画書の相違点(案)
安全4−2−3 H−2Aロケット6号機の打上げに係る地上安全計画
安全4−2−4 地上安全計画の相違点
安全4−2−5 H−2Aロケット6号機の打上げに係る飛行安全計画
安全4−2−6 飛行安全計画の相違点
安全4−2−7 「ロケットによる人工衛星等の打上げに係る安全評価基準」とH−2Aロケット6号機の地上安全計画・飛行安全計画との比較
安全4−3−1 H−2Aロケット6号機による情報収集衛星の打上げに係る安全対策について(案)
安全4−3−2 H−2Aロケット6号機による情報収集衛星の打上げに係る安全対策についての相違点(案)
安全4−3−3 H−2Aロケット6号機による情報収集衛星の打上げに係る安全対策について(審査結果の概要)(案)

5. 出席者
 
宇宙開発委員会委員長   井口 雅一
宇宙開発委員会安全部会部会長 松尾 弘毅
宇宙開発委員会安全部会委員

五代 富文
宇宙開発委員会安全部会特別委員 熊谷 博
宇宙開発委員会安全部会特別委員 河野 通方
宇宙開発委員会安全部会特別委員 佐藤 吉信
宇宙開発委員会安全部会特別委員 長谷川 和俊
宇宙開発委員会安全部会特別委員

松尾 亜紀子
文部科学省宇宙政策課課長 関 裕行
文部科学省宇宙政策課課長補佐 三保 和之
文部科学省宇宙利用推進室室長 上垣内 茂樹

6. 議事内容
 

【松尾部会長】 それでは、河野先生は間もなくお見えになると思いますので、定刻になりましたので、第4回安全部会を開催したいと思います。本日はお忙しいところ、大変ありがとうございました。
 本日の主要な議題は3つございまして、1番目が、人工衛星等打上げ基準についてということ、2つ目が、H−2Aロケット6号機の打上げに係る安全の確保について、3番目が、H−2Aロケット6号機の打上げに係る安全対策について、以上の3つでございます。
 審議に先立ちまして、ちょっとお断りいたしておきますが、6号機の打上げにかかわる安全部会の調査審議につきましては、情報収集衛星ミッションの性質上、情報の保全管理が求められております。本日の6号機打上げに関する調査審議は非公開で実施させていただきますので、委員の先生方、並びに傍聴者の方には、御理解と御協力をいただきたいとふうにお願いいたしておきます。
 まず、事務局から配付資料の確認をお願いします。

【三保課長補佐】 事務局から配付資料の確認をさせていただきます。まず、現段階で卓上にお配りさせていただいております資料を確認させていただきます。
 議事次第、1枚紙で示させていただいております。そのほか、右肩に安全4−1−1と書かれております人工衛星等打上げ基準、宇宙航空研究開発機構の文書でございます。並びに安全4−1−2、人工衛星等打上げ基準の対照表ということで、同じく宇宙航空研究開発機構から出されている文書が置かれております。漏れがございましたらお知らせください。
 以上でございます。

【松尾部会長】 ありがとうございます。よろしゅうございますか。
 それでは、最初の人工衛星等打上げ基準についてという議題に入らせていただきます。
 独立行政法人宇宙航空研究開発機構法、今後、今の頭の長いところはみんな「JAXA(ジャクサ)」と言わせていただきます。JAXA(ジャクサ)法において、JAXA(ジャクサ)が人工衛星等の打上げ業務等を行う場合には、主務大臣の認可を受けて定める基準に従わなければならないというふうに規定されております。10月1日にJAXA(ジャクサ)が発足しましたために、従来のNASDA(ナスダ)の人工衛星等打上げ基準にかわりまして、新たにJAXA(ジャクサ)の基準が制定されております。この基準について、JAXA(ジャクサ)の遠藤部長から御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

【遠藤(宇宙航空研究開発機構)】 今御紹介いただきました航空宇宙研究開発機構基幹システム本部の事業推進部長をしております遠藤と申します。よろしくお願いいたします。
 それでは、人工衛星等打上げ基準、これは10月1日付で主務大臣の認可を受けて制定をしております。主に、旧宇宙開発事業団における打上げ基準からの変更点ということで、お手元にございます安全4−1−2の人工衛星等打上げ基準対照表によりまして御説明をさせていただきます。
 まず、1枚目の第3条と4条を御覧いただきたいんですが、「法令等の遵守等」、それから4条が「安全計画の作成等」ということでございますが、ここのところで従来事業団での基準にはなかったものとして、宇宙開発委員会の調査審議を──従来からあったわけですが──明確化するということで、主には第3条の2項を追加しております。「機構は、打上げに係る業務を行うに当たっては、宇宙開発委員会が策定する指針を踏まえ、宇宙開発委員会の必要な調査審議を受けるものとする」ということを明確化してございます。
 それから第4条でございますが、これも明確化でございます。ここでは、機構が安全評価及び安全計画の作成をするということを条文上明確にしたというものでございます。「機構は、打上げに係る業務について、法令等及び宇宙開発委員会の策定する指針に基づいて安全評価に係る準則を定め、これに基づき、安全評価を実施し、安全計画を作成する」と。これは従来から行っていたことを明確化したというものでございます。
 3ページ目を御覧いただきますと、第11条、12条、13条でございます。ここでは、従来安全ということだけを規定しておったのですが、加えてセキュリティーの確保という観点で条文を追加してございます。
 第11条については、「警戒区域の設定」でございますが、従来安全を確保するということのみだったものが、「安全及びセキュリティを確保する」と。
 12条、「打上げ直前の確認」のところでございますが、これについても、「(2)安全及びセキュリティ上支障がないこと」ということを打上げの条件に明示してございます。
 13条でございますが、「打上げ作業を停止すべき場合」ということで、これについても、(4)でございますけれども、「セキュリティ上問題が発生し、又は発生するおそれのある場合」には停止するということを明確化してございます。
 それと、各条項にわたっているんですが、従来宇宙開発事業団における打上げ基準におきましては、打上げという言葉で、打上げの準備段階から実際の種子島における打上げ作業すべてを包含するような言い回しにしておりましたが、その準備作業のところと実際の種子島における打上げ作業というところを、作業を区分するという意味で、「打上げ」と言っていたものを「打上げに係る準備作業」、それから「打上げ作業」という言葉で明確化したということでございます。
 変更点につきましては、以上でございます。

【松尾部会長】 何か御質問ございますでしょうか。
 念のために、安全とセキュリティーはどう違うと思っていらっしゃいますか。

【遠藤(宇宙航空研究開発機構)】 安全については、従来人命、あるいは財産に対する安全と。安全といいますか、ロケットそのものが危険物ですので、そのロケットに直接かかわるような作業、あるいは特性によってそういう害を及ぼすということでございますけれども、セキュリティーについては、例えば外部からの何か故意によるようなものとか、そういうものも含めた安全という意味で、従来はそういうことは余り明確にしていなかったということもありまして、そういうことを加えさせていただいております。

【松尾部会長】 この件、いかがでございましょうか。
 よろしゅうございますか。ありがとうございました。
 それでは、次からは非公開での審議に移らせていただきますので、傍聴者の方は恐縮ですが御退席いただきたいと思います。

【長谷川特別委員】 今、セキュリティーのことが書いてありましたが、第12条の(2)で、「セキュリティ上支障がないこと」と書いているんですけれども。

【松尾部会長】 済みません、最初の方が聞きとれなかったんですが。もう少し大きな声でお願いできますか。

【長谷川特別委員】 セキュリティーのことは第4条の安全評価の内容にはならないんですか、範疇に入るんでしょうか。
 以前、この委員会で、セキュリティーのことは安全評価部会、この委員会の中では触れないというふうに、外部に出せるような内容が秘密の事項があるので触れることができないというふうに聞いていたわけなんですけれども、「セキュリティ上支障がないこと」ということは、安全評価の、あるいは安全評価の内容の範疇に入るとしたならば、それも審議の対象になるように思うんですが、その点いかがなんでしょう。

【松尾部会長】 前回ので御質問あったのは覚えておりますけれども、そのときのお返事の趣旨は、セキュリティーそのものは入っておりますけれども、このミッションに固有のセキュリティーについては関係の方々が対応されるものだと理解しておるということです。一般のロケットを打つときに、だれかが入ってきてそこに何かしようかというようなことは、常々警戒範囲を設けて、そこは警戒しているわけです。

【長谷川特別委員】 この部会の中では、範囲の外であるということなんですか。

【松尾部会長】 要するに、ミッション固有のセキュリティーの問題というカテゴリーがあるんですが、そこのところはこの委員会の所掌の外でやると。通常の意味でやったらわかりにくいかもしれませんけれども、ごく通常の意味でそこの防護というんでしょうか、発射上の、それはこの委員会の所掌になるというふうに思います。

【長谷川特別委員】 そうすると、第12条(2)の「安全及びセキュリティ上支障がないこと」の後段に関しては、この委員会での審議の対象ではないということなんですね。

【松尾部会長】 12条ですか。

【長谷川特別委員】 それが、少し明確でないように思うんですけれども。

【松尾部会長】 ここは今のお話で申し上げますと、ミッション固有のセキュリティーの問題というのはここでの所掌ではないということは、そのままここにも適用できるということです。
 ただ、これが例えば情報収集衛星であるということに起因して、何らかのセキュリティーの問題が発生しそうだという場合には、それはここの所掌ではないということだと私は理解しています。事務局、それでよろしいですか。

【関課長】 結構でございます。もし、JAXA(ジャクサ)の方から何かあれば。

【中村(宇宙航空研究開発機構)】 この4条のところなんですけれども、基本的には安全計画というのは地上安全計画、飛行安全計画、これは宇宙開発委員会の指針に基づいて調査審議していただくということなんですけれども、評価基準におきましても、安全評価基準、それから地上安全計画、飛行安全計画にもセキュリティーの項目が調査審議の範囲には入ってございますので、ここは安全計画ということの中にそれが含まれているという理解ですので、あえてここは安全及びセキュリティー計画というふうに呼んでいないということだけだというふうに思います。

【松尾部会長】 ここは範囲を変えたわけではなくて、従来とも含められていたものを外出しにしたときに、用語を使って明確にしたと、そういう意味だと私は理解しておりますが、それでよろしいですか。
 何か御質問ありますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、10分ぐらい前の状態に戻らせていただきまして、これから非公開で行います。よろしくお願いいたします。

(非公開審議)

【三保課長補佐】 外を見てまいりまして、公開を待たれている方が万が一いらっしゃった場合には入っていただきますので、ちょっと確認してまいります。

【松尾部会長】 以上で、本日の議事は終了いたしました。本当にありがとうございました。

【三保課長補佐】 今後の予定など、一言だけ事務局から。
 本日は、6号機に関する件につきまして御審議を再度いただきまして、どうもありがとうございました。今後の予定ということでございます。現時点で何日に何をということはまだ申し上げられないんですけれども、案件といたしましては、本日御議論いただくもとにしておりますロケットに係る打上げの安全の評価基準といったものが、今後見直しが必要になるであろうというふうに考えております。その背景につきましては、H−2Aロケットにつきまして、今後民間移管がなされていきまして、JAXA(ジャクサ)のかかわりが受託による打上げといったところに役割が変わってくるということがございまして、どういった責任関係、どういった業務の背景になるかといったことが、安全評価の観点からも重要な論点になろうかと思いますので、それに対応した安全評価基準の見直しといったものも今後必要になってくるだろうというふうに考えられております。
 また、民間との協力によります新たなロケットの開発なども行われつつあることから、そういったロケットの開発の中でどういった安全評価を行っていくのかといったこともあわせて論点として宇宙開発委員会の方から示されておりますので、そういった部分の安全評価の見直しといったものを今後やらせていただきたいと思っておりますので、また委員の先生方には御協力をいただきまして、見直しの御審議をしていただきたいと思っております。
 また、そのほかにも宇宙ステーション関係など、幾つか宿題をいただいているものもございますし、またそのほかにも若干の案件がございますので、今年度中、また複数回安全部会を開催していただきまして、調査審議をいただければありがたいというふうに思っております。
 今後の予定としては以上でございます。

−了−


(研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付)

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