平成22年12月22日(水曜日)14時~14時10分
文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
池上 徹彦 (宇宙開発委員会委員長) 井上 一 (宇宙開発委員会委員) 河内山 治朗 (宇宙開発委員会委員) 野本 陽代 (宇宙開発委員会委員) 森尾 稔 (宇宙開発委員会委員)
藤木 完治 (文部科学省研究開発局長) 佐伯 浩治 (文部科学省宇宙開発利用課長) 松尾 浩道 (文部科学省研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)) (説明者) 小沢 正幸 (独立行政法人宇宙航空研究開発機構 有人宇宙環境利用ミッション本部 有人システム安全・ミッション保証室室長)
【池上委員長】 第45回宇宙開発委員会を開催いたします。今日は、議題は1つです。国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」の実験装置に係る安全評価結果について、これにつきましては安全部会長の井上委員から説明をしてもらいます。
国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」(JEM)の実験装置(温度勾配炉ラック、多目的実験ラック)に係る安全評価結果について、井上安全部会長から安全部会での審議結果の報告があった。(委45-1参照)
【池上委員長】 何か議論になった点を挙げるとするとどんなことがありましたか。論議を呼ぶようなトピックスというのはなかったでしたか。
【井上委員】 特別御報告するような大きな問題があったとは思いません。少し議論があったのは、実際の「きぼう」の中でそれなりの装置の作業をするときに、宇宙飛行士がかかわったことで安全というものに問題が生ずるようなことがないかとか、そういう結構な質量を持ったものが「きぼう」の中を動いたときに、それが害を及ぼすようなことが考慮されているかとか、そういう種類のことの質問が出ました。それ自身、陽にはそういう項目を挙げて審査されてはいなかったのですけども、それぞれの評価の項目の中に、前提としてそういうものがもともと考えられていたということで、特に問題があったということではないのですが、そのようなやり取りがございました。
【池上委員長】 温度勾配炉ラックのように、結晶成長用の比較的大きな炉というのは初めてですよね。私も陪席していろいろ議論をお聞きしたのですが、問題なければいいということで、今のところは十分チェックしているというお話だったので、私自身も納得いたしましたけれども、やっぱり注目をしておかないといけないですね。
【井上委員】 多目的実験ラックでは、このラックの中に、さらにそれぞれ研究の目的を持った装置が組み込まれて、いろいろな実験が行われるということになります。このラックのさらに向こう側にインターフェースがあって、その向こう側については、これからはJAXAの中で審議していただいて、ここにそれが上がってくることはなるわけですけれども、そういうところで想定されるいろいろなハザードについては、全体に網羅されたということだということです。
【池上委員長】 この安全審査について、JAXAがNASAのほうから任せられた、最初の例になるわけですね。
【JAXA(小沢)】 JAXA有人宇宙環境利用ミッション本部の安全を担当しています小沢でございます。9月にNASAから審査権限が移譲されましたけれども、もう既にこの対象物については、その権限を移譲される前に審査を実施しておりまして、これはJAXAだけでやったものではございません。
【池上委員長】 そうすると、これはNASAの審査とJAXAの審査両方を受けていますが、今後はこの手のものはJAXAでやるということになるのですね。
【JAXA(小沢)】 はい、そのとおりです。
【池上委員長】 何か心配なことは当人としてはありませんか。
【JAXA(小沢)】 今、委員長おっしゃったとおり、今回初めて大型の炉ということで、実験の炉では鉄が溶ける温度の1,600℃まで出せるような温度でございます。しかし、表面温度は、人が触っても大丈夫なように50℃以下に抑えるということで、制御は十分できているということを確認してございます。
【池上委員長】 それでは、こういうことで皆さんご了承いただけますでしょうか。どうもありがとうございました。
1.宇宙開発の現状報告
宇宙開発の現状報告について、事務局から説明があった。(委45-2-1参照)
【池上委員長】 このナイスステップな研究者、前はHTVが表彰されていましたね。
【松尾参事官】 去年、表彰されています。
2.議事要旨
第44回宇宙開発委員会議事要旨(案)について、原案どおり決定した。(委45-2-2参照)
(説明者については敬称略)
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