教科用図書検定調査審議会 平成29年度第9部会商業小委員会(第1回) 議事要旨

1.日時

平成29年8月25日(金曜日) 10時00分~14時40分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎) 15階 15F1会議室

3.議題

  1. 第9部会長の選任等
  2. 申請図書の審査
  3. その他

4.出席者

委員

柿崎委員、上沼委員、久保委員、小西委員、白井委員、鈴木委員、挽委員、柳瀬委員

文部科学省

川畑教科書調査官、並木教科書調査官、岡本教科書企画官、冨森教科書検定調整専門官 ほか

5.議事要旨

 1.情報小委員会の小柳委員が、教科用図書検定調査審議会第9部会の正委員の互選により第9部会長に選任されたこと、農業小委員会の松井委員が小柳部会長より部会長代理に指名されたことが報告された。
 2.平成31年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。(なお、下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は、参考までに記載しているものであり、実際の審議の際は、申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 商業科 経済活動と法】

  ○受理番号29-1(教科書番号355):(東京法令出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 19)
    ・9ページ図の「(「論理解釈」の左下の「拡張解釈」の「○」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
    その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
  ○受理番号29-16(教科書番号354):(実教出版)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 11)
    ・133ページ図の「(「商行為の類型」の「基本的商行為」の範囲)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 
 
【高等学校 商業科 財務会計Ⅱ】

  ○受理番号29-21(教科書番号356):(ネットスクール)
    合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 57)
    ・調査意見8番について、教科書調査官から指摘事項を変更したい旨の申出があり、審査の結果、指摘事項を変更することとした。(検定意見8番)
    ・調査意見40番について、意見が出され、指摘事由を変更することとした。(検定意見40番)
    ・調査意見41番について、意見が出され、指摘事由を変更することとした。(検定意見41番)
    ・199ページの「連結初年度(初めて親会社・子会社の関係になった年度)には、連結貸借対照表のみを作成します。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見42番)
    ・258ページ表の「(「貸借対照表」の「前期末残高」と「当期末残高」) 以下、262ページ「貸借対照表」の「前期末残高」と「当期末残高」、263ページ「貸借対照表」の「前期末残高」と「当期末残高」、265ページ「貸借対照表」の「前期末残高」と「当期末残高」、267ページ「貸借対照表」の「前期末残高」と「当期末残高」も同様。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見48番)
    ・261ページの「売上債権や棚卸資産は資産ですから感覚的に増えたら嬉しいし、減ったら哀しいですよね。逆に仕入債務などの負債は増えたら哀しいし、減れば嬉しいですよね。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見49番)
    その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

【高等学校 商業科 管理会計】

  ○受理番号29-22(教科書番号357):(ネットスクール)
    合否の判定を留保することが適当とした。(検定意見箇所数合計 49)
  ・12ページの「個あたり」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
    ・89ページの「平成×1年 以下、108ページ8行目「平成×1年」も同様。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見21番)
    ・130ページの「Section1 構造的意思決定 以下、133ページ表題「Section2 キャッシュ・フロー見積りとタックス・シールド」、140ページ表題「Section3 設備投資案の評価方法」、143ページ表題「Section4 貨幣の時間価値」、148ページ表題「Section5 資本コスト」、150ページ表題「Section6 正味現在価値法と内部利益率法」も同様。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見35番)
    ・148ページの「社債発行によれば利息の支払いが必要となりますし、株式を発行すれば配当金を支払わなくてはなりません。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見42番)
    ・調査意見40番については、検定意見としないこととした。
    ・170ページの「発生原価」について、検定意見を付すこととした。(検定意見47番)
    その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。


(以上)

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