教科用図書検定調査審議会 平成21年度第9部会家庭小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

平成21年10月9日(金曜日) 10時30分~16時30分

2.場所

中央合同庁舎7号館東館(文部科学省庁舎)6階 6F1会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査(21-21、21-29)
  2. その他

4.出席者

委員

相崎委員、磯田委員、常秋委員、中谷委員、能澤委員、橋本委員、藤原委員、星加委員、山縣委員

文部科学省

工藤主任教科書調査官、脇田教科書調査官、早川教科書企画官、佐々木課長補佐 他

5.議事要旨

1. 平成23年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

【小学校 家庭】

21-21:

  合否の判定を留保することとした。

  • 38頁の、2枚の布を組み合わせてリバーシブルのランチョンマットを作るところについて、違う材質の布を重ねると、洗濯した後に収縮率の違いなどが出ることがあるので、同じ材質の色違いの布を選ぶような指示が必要であるという意見があり、検定意見を付すこととした。
  • 43頁の「主食として何を食べますか。」のところにある「パン類」と「めん類」のデータが逆であるという意見があり、検定意見を付すこととした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

21-29:

  合否の判定を留保することとした。

  • 34~35頁のマル1ランチョンマット、88頁にあるマイバッグについては、縫いにくい部分があるので「しつけ」についての説明が必要という意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • 調査意見31番について、56頁に「目的に合った採光と明るさ」とあるが、「採光」は太陽の光を取り入れることであり、採光基準は、JIS照度基準とは別のものなので、ここで「採光」という言葉を使うのは不適切であるという意見があり、指摘事項及び指摘事由を変更して検定意見を付すこととした。
  • 81頁の脚注にある「いごごち」は「いごこち」の誤りであるという意見があり、検定意見を付すこととした。
  • 88~91頁の製作例マル1マイバッグ、マル2ななめナップザックについて、使用しているイラストは、布の「表」「裏」の文字が布地の柄と重なって、裏表が明確でなく、児童が自ら活動を行えるよう適切な配慮がなされていないという意見があり、検定意見を付すこととした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

 表紙については、いずれの申請図書についても検定意見を付さないこととした。

 後日小委員長に確認するとした点については、11月17日に小委員長により内容が確認され、検定意見を付すこととした。

 また、会議後に検定意見について検討の必要が生じた場合は、教科書調査官の案について小委員長が確認し、決定することとした。

 これに関連し、下記の箇所については、11月17日に小委員長に内容を確認した結果、必要な修正等を行うこととした。

21-29

  • 調査意見47番について、88頁のマイバッグのほか、36~37頁のマル2クッション、マル3カフェエプロン、88~92頁のエプロン、枕カバーについても、しつけの説明が不足していることから、これらを、指摘事項に加えて検定意見を付すこととした。    

(以上)

お問合せ先

初等中等教育局長教科書課

03-5253-4111(代表)(内線3295)