教科用図書検定調査審議会 平成22年度第4部会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成22年6月9日(水曜日)10時00分~18時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)5階 5F4会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

浅井委員、大室委員、岡崎委員、神村委員、川窪委員、榊原委員、杉原委員、寺島委員、友国委員、中本委員、南委員、米澤委員

文部科学省

末澤主任教科書調査官、淺香教科書調査官、加藤(惠)教科書調査官、加茂川教科書調査官、川上教科書調査官、川辺教科書調査官、木部教科書調査官、高橋(直)教科書調査官、冨中教科書調査官、早川教科書企画官、佐々木課長補佐 他

5.議事要旨

  1.平成24年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

 

 【中学校 理科】

  21-178:

   合否の判定を留保することとした。

   ・53頁の「100Wの白熱灯を1秒間つけるのに必要な電気エネルギーは約100Jである。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)

   ・54頁の「「熱エネルギーは光を生み出すこともわかる。また、物体と物体を摩擦力にさからってこすり合わせると、こすり合わせた面が熱くなるので、運動エネルギーによって熱エネルギーを生み出せることがわかる。」の中の「生み出す」及び「生み出せる」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)

   ・69頁の「エネルギ」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)

   ・83頁の「囲みの中の「原子の構造を解明」、「原子の構造の解明」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見25番)

   ・94頁の「「pHは溶液の水素イオンの濃度をもとにした数値で、」及びp100L8-10「水溶液中の水酸化物イオンOH-の濃度がしだいに小さくなったからである。水酸化物イオンの濃度が小さくなるのは」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見27番)

   ・114頁の「「エンドウ」の写真の上右の「花びら」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見32番)

   ・121頁の「上囲み下右「マル3染色体が2つに裂ける。裂けた染色体」(以下、p129L19「染色体が裂けて」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見38番)

   ・122頁の「生物が子孫を残し、なかまを増やすことを生殖という。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見40番)

   ・122頁の「殖やし方を有性生殖という。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見41番)

   ・131頁の「からだの細胞(以下、下囲み伸ばしたの写真の上左「からだの細胞」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見62番)

   ・134頁の「信じられていました。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見64番)

   ・144頁の「「小型の魚」の「ヨシノボリ」及び「小型の魚」に向かう矢印2本」について、検定意見を付すこととした。(検定意見83番)

   ・146頁の「タイトル「食物連鎖にかかわる生物の数量的関係」について、検定意見を付すこととした。(検定意見86番)

   ・147頁の「自然に生育するものは絶滅の危機にあり(以下、P209図4タイトルの「近代に絶滅した日本の動物」、図中の「ニホンオオカミ」の「絶滅したと考えられている。」及びP213左L28-29「絶滅の恐れがあるハラビロトンボやハッチョウトンボ」について、検定意見を付すこととした。(検定意見88番)

   ・150頁の「タイトル「分解者」及び図9「植物の死がいの上になりたつ食物網」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見92番)

   ・154頁の「何億年もかけて地層中に蓄えられてきた有機物」について、検定意見を付すこととした。(検定意見100番)

   ・172頁の「その星が星座の間を動いていくため、その位置を惑わせる星という意味である。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見120番)

   ・176頁の「L7-11「適度な温度を保ち、おだやかな環境を形成している。このほかにも、地球は生命を存在させるすべての条件を完全にそなえている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見124番)

   ・177頁の「2007年」について、検定意見を付すこととした。(検定意見126番)

   ・177頁の「準惑星」について、検定意見を付すこととした。(検定意見127番)

   ・207頁の「「水質調査の指標となる水生生物」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見144番)

   ・236頁の「これらはどれも地球の気候変動に関係があるものです。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見183番)

   ・236頁の「エルニーニョ現象の立体画像」について、検定意見を付すこととした。(検定意見184番)

   ・251頁の「マントルには対流があることが明らかになってきました。このような対流は、プレートの運動に大きな影響をあたえていると考えられています。(以下、P251下右の図のタイトル「マントルの対流」)とP251下右の図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見190番)

   ・255頁の「資料9●ガスバーナーの使い方「火をつけるとき」マル2中の「プロパンガス用では、コックも開ける」及び「火を消すとき」マル2中の「プロパンガス用ではコックを閉める」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見197番)

   ・257頁の「資料13メスシリンダーの読み方の右イラスト及び説明(全体)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見199番)

   ・266頁の「ハワイ諸島のマグマと噴煙」について、検定意見を付すこととした。(検定意見204、205番)

   ・270頁の「資料24原子の種類と原子の記号-周期表-中の●原子番号の説明「質量の小さい原子から順につけられた原子の番号」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見210番)

   ・調査意見6番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないこととした。

   ・調査意見14番については、意見が出され、検定意見としないこととした。

   ・調査意見140番については、意見が出され、検定意見としないこととした。

   ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

 

  21-180:

   合否の判定を留保することとした。

   ・23頁の「図19の「地球表面(地殻)」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見10番)

   ・24頁の「「炭素原子の質量は水素原子の質量の12倍である。★1」及び側注★1の「水素の原子量は1、炭素、銀の原子量は、それぞれ12、108である。」」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、指摘事由を変更することとした。(検定意見13番)

   ・29頁の「下右写真の説明の「ウィルス」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見21番)

   ・74頁の「やってみようの「右写真」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見50番)

   ・88頁の「「オオカナダモの葉の細胞」全体及び「ヒトのほおの内側の細胞」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見62番)

   ・88頁の「液胞という袋」について、検定意見を付すこととした。(検定意見64番)

   ・89頁の「「植物細胞の電子顕微鏡写真」全体及び「動物細胞の電子顕微鏡写真」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見68番)

   ・91頁の「上右「ミドリムシ」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見71番)

   ・91頁の「「マル1プレパラートをつくる。」の説明文2行目「観察1のようにして」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見73番)

   ・94頁の「生物の生きる単位は細胞である。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見78番)

   ・97頁の「動物の体のあらゆる部分に、血管がはりめぐらされている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見84番)

   ・102頁の「「ヒトの心臓の断面図」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見93番)

   ・103頁の「「静脈血」及びL11「動脈血」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見96番)

   ・104頁の「わたしたちヒトも動物も、生きていくためには、呼吸をしなければならないのと同様に、食物を食べなければならない。(以下、p114L4-5「細胞では、生命を維持するための活動にともなって、二酸化炭素以外にもさまざまな不要物ができる」、p116上左「動物は生きていくために、どのように外からの刺激を受けとり、行動しているのだろうか。」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見98番)

   ・104頁の「エネルギーは得られないが、体のはたらきのために食物からとり入れることが必要な養分」について、検定意見を付すこととした。(検定意見101番)

   ・104頁の「「いろいろな食物にふくまれる養分とそのなりたち」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見102番)

   ・105頁の「「実験1」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見107番)

   ・106頁の「「実験結果の例」の表にある「37℃の水」の結果及び「熱湯」の結果」について、検定意見を付すこととした。(検定意見108番)

   ・110頁の「「動物(草食動物)では、臼歯が大きく、じょうぶにできていて、草をすりつぶすのに適している。」及び下の「シマウマ」と「ライオン」の図全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見116番)

   ・110頁の「「草食動物はなぜ植物だけを食べて生きていけるのか」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見117番)

   ・120頁の「ヒトの感覚器官には、目、耳、鼻、舌、皮ふなどがある。それぞれの感覚器官によって視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五つの感覚が生じている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見137番)

   ・121頁の「問い 音楽を聞いているときに使っている感覚器官は、耳以外に何が考えられるか。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見141番)

   ・122頁の「「マル1」の「左目を隠して、右目で●をじっと見る。」及び下の説明文の「右目の盲点に+が入ったためである。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見144番)

   ・122頁の「ピットとよばれる感覚器官」について、検定意見を付すこととした。(検定意見145番)

   ・125頁の「脳、せきずい、神経は協力してはたらき、神経系をつくっている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見151番)

   ・125頁の「脳やせきずいを含む部分(中枢神経系)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見152番)

   ・130頁の「「両生類」の「ヒキガエル」及びその写真」について、検定意見を付すこととした。(検定意見162番)

   ・136頁の「「実習1の結果」の「魚類」と「ハチュウ類」の「体の表面の特徴」の「かたいうろこでおおわれている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見165番)

   ・136頁の「分類の観点」について、検定意見を付すこととした。(検定意見166番)

   ・137頁の「「動物の分類検索表」の「子の生まれる場所」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見167番)

   ・138頁の「「マル1」のザリガニの図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見169番)

   ・139頁の「下中吹き出しの「胴部の外とう膜の内側に見られる骨のようなもの」について、検定意見を付すこととした。(検定意見170番)

   ・140頁の「手あし(以下、L4)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見173番)

   ・140頁の「活発に運動する」について、検定意見を付すこととした。(検定意見174番)

   ・141頁の「外骨格をもち、あしに節のある動物をまとめて節足動物という。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見176番)

   ・144頁の「ダーウィンはガラパゴス諸島を訪れたとき、フィンチという鳥のくちばしが島ごとにちがっていることに気づいた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見181番)

   ・150頁の「下中の文「シダ植物と種子植物の中間の植物であると考えられている。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見191番)

   ・152頁の「最初の生物が地球上の海の中に誕生してから現在まで、数十億年もの時間が経過している。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見200番)

   ・152頁の「多様な種類へと進化してきた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見202番)

   ・220頁の「モーターの原理」について、検定意見を付すこととした。(検定意見236番)

   ・243頁の「グラフ縦軸の「日射量[W/m2]」、図説明の「日射量」及び側注★1の「単位面積あたり単位時間にあたる日射のエネルギーを日射量という。日射量は単位面積あたりのワット数[W/m2]で表す。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見243番)

   ・261頁の「実習1のマル2「ほかの等圧線にならって、上の図のAからBまで等圧線を引く。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見261番)

   ・280頁の「大陸の黄色い土(砂粒)が」について、検定意見を付すこととした。(検定意見274番)

   ・296頁の「電球をつくってみよう(関連→p.167、p.266~p.267)の中の「p.266~p.267」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見294番)

   ・310頁の「元素周期表の「水素」の記号「He」」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見を付すこととした。(検定意見303番)

   ・310頁の「元素周期表の「原子量」の説明の「炭素原子の質量を基準にして、」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見304番)

   ・305頁の「元素周期表の「原子量」の説明の「それと比べた値で表す。この値を原子量という。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見305番)

   ・調査意見55番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないこととした。

   ・調査意見173番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないこととした。

   ・調査意見216番については、意見が出され、検定意見としないこととした。

   ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

    

    

(以上)

お問合せ先

初等中等教育局教科書課