平成22年6月3日(木曜日)10時00分~19時00分
中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)16階 16F1会議室
浅井委員、大室委員、岡崎委員、川窪委員、榊原委員、杉原委員、寺島委員、富岡委員、友国委員、根岸委員、南委員、米澤委員
末澤主任教科書調査官、淺香教科書調査官、加藤(惠)教科書調査官、加茂川教科書調査官、川上教科書調査官、川辺教科書調査官、木部教科書調査官、高橋(直)教科書調査官、冨中教科書調査官、森教科書課長、早川教科書企画官、佐々木課長補佐 他
1.平成24年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。
【中学校 理科】
21-174:
合否の判定を留保することとした。
・資料マル1の「原子量の説明の「炭素を基準とした原子の質量」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・1頁の「「第1学年の内容」及び「第3学年の内容」」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
・37頁の「鉄は銅よりも酸素との結びつきが強いため、酸化鉄から鉄を取り出すには、酸化銅の場合よりも高い温度で加熱しなければならない。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・98頁の「フレミング(1849-1945)によって発見され、」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見を付すこととした。(検定意見26番)
・100頁の「図15の誘導電流の向き(4箇所)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見28番)
・113頁の「100万種以上の動物が生きているといわれている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意34番)
・113頁の「それぞれの動物が、それぞれの環境で、生きていくために活動している(以下、p120上右「動物は、植物とは異なり、生きていくために動かなければならない」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見35番)
・116頁の「液胞とよばれる袋」について、検定意見を付すこととした。(検定意見40番)
・128頁の「炭水化物は分解されると糖になる。(以下、p132上囲み「デンプンは,
だ液のはたらきによって糖に分解される」、p133L1-4「デンプンは,だ液中のアミラーゼという消化酵素のはたらきによって糖に分解される。また,デンプンや糖はさまざまな消化酵素のはたらきによって,ブドウ糖にまで分解される。」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見67番)
・134頁の「つまり、熱として放出されるエネルギーの割合が低く、利用されるエネルギーの割合が高いのです。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見77番)
・143頁の「じん臓では、尿素や水だけではなく、ブドウ糖やアミノ酸、ナトリウムなどのさまざまな物質が血液からこし出されるが、すべてのブドウ糖とアミノ酸、ほとんどの水やナトリウムなどは再び血液にもどされる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見87番)
・152頁の「これは、子宮内の胎盤があまり発達しないためです。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見93番)
・152頁の「下の写真全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見94番)
・160頁の「中左「2億4500万」(以下、p163図6下左「2億4500万」及び「12月12日」)」について、指摘事項を変更することとした。(検定意見101番)
・162頁の「シーラカンスの図にある左側の黄色の骨」について、検定意見を付すこととした。(検定意見103番)
・163頁の「発見しました。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見107番)
・186頁の「また、流されてほかの空気と混ざったり、空気が下降したりしているところでは雲は消えていく。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見113番)
・200頁の「黄砂は、大陸の砂漠などで」について、検定意見を付すこととした。(検定意見119番)
・222頁の「「地域の気象現象を調べよう」の「●川で霧が発生する日の気温、水温、風の有無、霧の厚さなどを調べる。」」について、指摘事由を変更することとした。(検定意見133番)
・調査意見21番については、意見が出され、検定意見としないこととした。
・調査意見34番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないこととした。
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
21-177:
合否の判定を留保することとした。
・17頁の「「有機物のデンプン、タンパク質、脂肪は高分子化合物である。これらの高分子化合物は」及び「有機物の分子モデル」説明「デンプンなどの高分子化合物は」及び脂肪の分解の分子モデル図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
・122頁の「左の「ホウセンカの葉の断面」及びその写真」について、検定意見を付すこととした。(検定意見34番)
・124頁の「右の「ヒトのほおの粘膜」の写真全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見36番)
・124頁の「観察1から、生物のからだはたくさんの細胞でできていることがわかる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見37番)
・126頁の「呼吸したり、栄養とったり、なかまをふやしたりといった、生きるためのすべてのはたらき」について、検定意見を付すこととした。(検定意見42番)
・126頁の「上「動物」の「血管の細胞」の写真、及び「栄養を吸収する細胞」の写真」について、検定意見を付すこととした。(検定意見44番)
・127頁の「上「組織」の帯と「器官」の帯」について、検定意見を付すこととした。(検定意見49番)
・128頁の「エネルギーを生み出したりする(以下、p135L11「エネルギーを生み出します。」、p143L3-4「発生するエネルギー」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見51番)
・128頁の「「シマウマ」の説明文「門歯はうすく先端が平らで、草を引きちぎりやすい。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見54番)
・129頁の「「ヒト」の説明文「雑食動物の歯の役割は、草食動物や肉食動物ほどはっきりしていない。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見57番)
・130-131頁の「「実験1」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見60番)
・132頁の「デンプンがなくなり糖ができた。(以下、L3-4「デンプンは糖に変化しない」、L5「デンプンを糖に変化させた」、L7-8「デンプンは、糖(ブドウ糖)という小さな分子が数多く結合した大きな分子」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見61番)
・132頁の「このように、大きな分子を、体内に取りこめるような小さな分子へと分解することが、消化の主なはたらきである。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見63番)
・133頁の「「小腸」の「タンパク質」の最下段「アミノ糖」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見66、67番)
・134頁の「「ブドウ糖は、肝臓でグリコーゲンという物質に合成されて一時たくわえられる。その後、必要に応じて再びブドウ糖に分解され、全身に運ばれる(図6)。」及び図6全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見71番)
・141頁の「肺と全身から血液がもどってくる部屋が右心房・左心房です。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見84番)
・142頁の「このため、からだの中に効率よく酸素を運ぶことができる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見85番)
・142頁の「説明文の「ばい菌」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見86番)
・147頁の「胃での消化には3~6時間ほどかかり、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見92番)
・150頁の「神経を通じて脳に伝えられる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見97番)
・151頁の「上右の眼の断面図の「ガラス体」の部分にある二つの白い部分」について、検定意見を付すこととした。(検定意見98番)
・151頁の「下右、「触覚」の説明文「刺激を受け取る感覚点が点状に分布している。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見99番)
・153頁の「中枢神経は、それらの信号を選別したり、判断したりして、どのように反応するかを決め、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見104番)
・154頁の「「神経の信号を読み取るロボット」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見105番)
・161頁の「「注意」の「むやみに野外に逃がさないようにしよう。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見110番)
・162頁の「両生類は皮ふからも呼吸するため、皮ふはつねにしめっている必要がある。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見112番)
・162頁の「丸囲みの「ヒキガエルの幼生」及び「イモリのふ化」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見114番)
・166頁の「「アカクラゲ」及び「マナマコ」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見118番)
・167頁の「外骨格は大きくならないで、そのままでは成長できない。節足動物が成長するときは脱皮をする。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見119番)
・167頁の「「節足動物(昆虫のあし)」の図全体」について、指摘事由を変更することとした。(検定意見120番)
・172頁の「「からだのつくりが似通う例」の下から2行目「羽」(以下、p173下左「トンボ」の説明文「羽」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見127番)
・177頁の「動物は、食物などとして植物を必要とするからだと考えられている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見138番)
・197頁の「「雲のでき方と雨や雪の降るしくみ」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見150番)
・198頁の「写真の説明文の「かなとこ雲」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見152番)
・246頁の「資料9●ガスバーナーの使い方「火をつけるとき」マル2中の「プロパンガス用では、コックも開ける」及び「火を消すとき」マル2中の「プロパンガス用ではコックを閉める」について、検定意見を付すこととした。(検定意見170番)
・248頁の「資料13メスシリンダーの読み方のイラスト及び説明(全体)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見171番)
・裏見返しマル7の「資料16原子の種類と原子の記号-周期表-の●原子番号の説明「質量の小さい順につけられた原子の番号」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見174番)
・調査意見32番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないこととした。
・調査意見58番については、意見が出され、検定意見としないこととした。
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
21-183:
合否の判定を留保することとした。
・73頁の「下「赤血球と白血球」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見22番)
・74頁の「72~73ページ、75ページの図1を見ると、植物や動物のからだは、たくさんの細胞が集まってできていることがわかる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
・80頁の「上左の葉の断面図にある「葉緑体」の引出線」について、検定意見を付すこととした。(検定意見30番)
・80頁の「中央「根」の拡大図、及び、それを引き出した植物全体の図の引出枠」について、検定意見を付すこととした。(検定意見31番)
・80頁の「「身近な食品で、組織を観察してみよう」の下右「パセリの茎」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見33番)
・84頁の「デンプンなどの炭水化物は、だ液にふくまれる消化酵素のアミラーゼのはたらきで分解されて、糖になる。(以下、p84L15「デンプンが糖に分解される」、p85下中「ベネジクト液の変化 糖があると、赤褐色の沈殿ができる。」、p86L1-2「デンプンが糖に変化」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見38番)
・85頁の「「実験1」の「マル1だ液とデンプンを反応させる」の最下行「?約40℃の湯で試験管をあたためるのは、なぜか。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見41番)
・90頁の「アルコールも毒物のひとつで、吸収されたアルコールは肝臓で分解されますが、飲み過ぎると処理が間に合わなくなり、全身に回ってしまいます。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見47番)
・92頁の「「吸気(吸う息)と呼気(はく息)の成分」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見51番)
・96頁の「「白血球」の「形」の「球形(異物や細菌をとりこんだときに変形する。)」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見57番)
・103頁の「「皮膚(触覚)」の枠内にある「感じる部分」4ヵ所」について、検定意見を付すこととした。(検定意見65番)
・114頁の「トカゲを観察していると、日なたと日かげを移動していることがある。これは体温を調節するためである。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見75番)
・120頁の「「ナウマンゾウ」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見80番)
・123頁の「表のオレンジ色で示された囲み枠」について、検定意見を付すこととした。(検定意見81番)
・128頁の「種がうまれ、進化が起こる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見89番)
・129頁の「「ウミイグアナ」の説明文「世界で唯一の泳ぐイグアナで、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見92番)
・142頁の「「2.5V0.5A」と書かれている。これは、0.5Aまでの電流を流して使えるということを示している。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見95番)
・193頁の「「簡易気圧計をつくる方法」マル3の「ストローの水面の位置に印をつけ、受け皿の上にのせる。」について、指摘事由を変更することとした。(検定意見118番)
・209頁の「「スノーボードのようす」及び図3「大だこのようす」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見124番)
・214頁の「ユーラシア大陸上に冷たく乾燥したシベリア気団が発達する。この気団が高気圧(シベリア高気圧)となり、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見126番)
・234頁の「「水の循環のようす」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見140番)
・調査意見22番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないこととした。
・調査意見85番については、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、意見としないこととした。
・調査意見105番については、意見が出され、検定意見としないこととした。
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
(以上)
初等中等教育局教科書課