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大学等におけるバイオサイエンス研究の推進について(中間まとめ 概要)(学術審議会特定研究領域推進分科会バイオサイエンス部会 平成11年6月17日))

平成11年6月17日
学術審議会

1 経緯

 21世紀はバイオの時代と言われており、近年のバイオサイエンスの急速な進展に伴い、バイオサイエンスの今後の在り方が学術政策上の最重要課題となっている。
 このため、学術審議会特定研究領域推進分科会バイオサイエンス部会(部会長:井村裕夫  科学技術会議議員)では、大学等におけるバイオサイエンス研究全般の推進方策について基本的考え方をまとめた昭和61年の学術審議会建議が提出されてかなり年数が経過したこと、その後の脳研究、がん研究、ゲノム研究等の種々の報告が成されていること等を踏まえ、今後のバイオサイエンス研究の推進方策についての検討を行い、その成果を中間まとめとして取りまとめた。

2 概要

第1章 「バイオサイエンスの特色と推進の必要性」

 バイオサイエンス研究は、DNAを基盤とした研究を従来の生物学の知識と結びつけ、分子、細胞、個体、生態系に至るあらゆる生命現象の側面を理解しようとする領域であり、組換えDNA等の技術を土台として生体機能の原理を解明することなどに特色がある。また、バイオサイエンスに由来するバイオテクノロジーは、医療、食糧、環境等の問題を解決する鍵を握り、人類の福祉に貢献する。
 バイオサイエンスにおける基礎研究の中で今後推進すべき主要な領域は、基礎生物学研究、ゲノム研究、脳研究、進化・多様性及びマクロの生物学、発生・再生研究、ヒト疾患研究、等。
 なお、バイオサイエンスの推進に当たっては、情報公開が不可欠であり、国民に対して情報が正確に伝わるためにも、科学者とマスメディアとの関係が重要である。
 第2章「大学等におけるバイオサイエンス研究の推進方策」生物諸科学を学ぶ学生数において、アメリカが我が国を圧倒しているように、アメリカでは、バイオサイエンスは教育研究の根幹を成すようになり、物理学から生物学へ重点がシフトしてきている。
 こうしたアメリカにおけるバイオサイエンス重視の動向やバイオサイエンスの急速な進歩に我が国が取り残されないためにも、バイオサイエンスを中心とした研究組織の重点的整備や再編成、新たな組織の構築等について早急に検討を行うべきである。
 バイオサイエンスは未解明の領域が多く残されていることからも、独創性のある若手研究者への支援が不可欠であり、ポストドクターの活用及び支援を図っていくことが重要である。

お問合せ先

学術国際局研究助成課

-- 登録:平成21年以前 --