ここからサイトの主なメニューです

今後の専門高校における教育の在り方等について (理科教育及び産業教育審議会(諮問))

文初職第199号
平成9年5月13日
理科教育及び産業教育審議会(産業教育分科会)

文部省では、平成9年5月、「今後の専門高校における教育の在り方等について」検討するため、理科教育及び産業教育審議会を発足させ、5月13日に文部大臣から諮問が行われた。

〇諮問文
〇文部大臣挨拶
〇補足説明

〇諮問文

 次の事項について諮問します。

今後の専門高校における教育の在り方等について

平成9年5月13日
文部大臣 小杉 隆

(検討の観点)

 産業構造・就業構造の変化、科学技術の高度化、情報化、国際化、少子高齢化等、社会の急速な変化や産業の動向等に対応するとともに、生徒一人一人の多様な個性を生かした専門教育を充実する観点に立って、今後の専門高校における教育の在り方等について検討する。
 審議に当たっては、教科書や指導方法等との関連のほか、産業界や地域との連携の在り方との関連にも留意する。

〇文部大臣挨拶

文部大臣あいさつ

平成9年5月13日
理科教育及び産業教育審議会

1 理科教育及び産業教育審議会の第1回開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。

2 理科教育及び産業教育審議会は、これまで高等学校における職業教育の多様化や情報処理教育の推進、産業教育に関する教育内容の改善等について答申を行い、我が国の専門高校における教育の充実発展に大きな役割を果たしてまいりました。
 このたび、理科教育及び産業教育審議会の委員をお願いしたところ、御多忙にもかかわらず御承諾をいただき、厚くお礼申し上げます。

3 本日ここに、「今後の専門高校における教育の在り方等について」諮問申し上げます。

4 専門高校は、これまで広く産業界を中心に有為な人材を多数輩出し、また、生徒の能力や適性に応じつつ総合的な人間教育という面からも大きな役割を果たして参りました。
 今日、技術革新、国際化、情報化、少子高齢化などが進展し、専門高校における教育をめぐる社会の状況は大きく変化しております。これに対応して、専門高校においても様々な改革が実施されてきておりますが、今後、その変化が一層進んでいく中にあって更なる改革が必要とされております。
 また、高等学校の教育課程は、生徒の能力・適性、進路等の多様化の実態等に配慮し、各学校が学校や地域の実情及び生徒の実態に応じて創意を生かして編成することが一層可能となるように改善されたところですが、より一層生徒一人一人の個性を生かし、ゆとりのある中で「生きる力」を育成する必要が高まっております。
 このような中、専門高校において、今後どのような教育を行っていくかについて検討することは極めて重要な課題となっております。
 今回の諮問は、このような観点に立って行ったものであります。

5 なお、現在、教育課程審議会においては、第15期中央教育審議会の第一次答申を踏まえ、完全学校週5日制の下で、各学校がゆとりのある教育活動を展開し、一人一人の子供たちに「生きる力」を育成するための教育内容について鋭意検討がなされています。
 委員の皆様方には、こうした関連する審議会の動向にも御留意願いたいと思います。

6 以上、諮問に当たり私の基本的な考え方を申し述べました。
 なにとぞ十分な御審議を願い、適切な御答申をいただきたいと存じます。
 これをもちまして、私の御挨拶といたします。

〇補足説明

初等中等教育局長補足説明
平成9年5月13日

 ただいま、大臣から諮問に対する基本的な考え方を御説明申し上げましたが、その趣旨をさらに補足して、具体的に御検討いただきたい課題等について御説明申し上げます。
 まず、諮問事項の検討全体を通して御配慮いただきたいことを二つほど申し上げたいと存じます。

 御承知のように、文部省においては、本審議会から、昭和60年に「高等学校における今後の職業教育の在り方について」答申をいただき、その御提言を昭和62年の教育課程審議会答申「幼稚園、小学校、中学校及び高等学校の教育課程の基準の改訂について」に反映し、それに基づき学習指導要領の改訂を行いました。現行の高等学校の教育課程は、平成元年に告示され、平成6年度から学年進行により実施され、今日、全学年を通して完全実施されております。
 文部省では、教育課程研究指定校を設けるなどして、その実施状況や問題点等の把握に努めてきております。諮問事項の検討に当たっては、これらの成果を参考にしていただきたいと存じます。このことが第一点でございます。

 第二点は、第15期中央教育審議会の第一次答申の趣旨を踏まえた御検討をお願いしたいということでございます。同答申は、これからの学校教育においては、知識の習得に偏りがちであった教育から、自ら学び、自ら考える力などの「生きる力」を育成する教育へとその基調を転換し、ゆとりある教育環境の中で、生き生きとした教育活動を展開する必要があるとしております。
 また、昨年8月には、文部大臣から教育課程審議会に対し、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲学校、聾学校及び養護学校の教育課程の基準の改善について」諮問され、現在、第15期中央教育審議会第一次答申の趣旨を踏まえ、完全学校週5日制の下で、各学校がゆとりのある教育活動を展開し、一人一人の幼児児童生徒に「生きる力」を育成するための教育内容の在り方について鋭意審議が行われています。
 諮問事項の検討に当たっては、このような中央教育審議会の答申の趣旨を踏まえるとともに、教育課程審議会の審議の状況にも御留意いただきたいと存じます。

 次に、大臣の挨拶にもありましたとおり、社会の変化や産業の動向等への適切な対応ということ、生徒一人一人の個性を生かした専門教育の充実ということの二つの観点からの御検討をお願いいたします。
 これらの観点に立って、具体的には次のような事項について御検討いただきたいと存じます。

お問合せ先

初等中等教育局職業教育課

-- 登録:平成21年以前 --