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 ヒトゲノムと遺伝情報

   
  
  
  
  「ヒトゲノム」はヒトの遺伝情報の1セットをいい、ヒトの生命の「設計図」とたとえられるものです。 
  

  
   ヒトゲノムと遺伝情報

  
私たち人間の体は、皆1個の受精卵から始まり、大人では約60兆個もの細胞からなっています。
  
人間の細胞には、と呼ばれる部分があり、その中の24種類の染色体に”遺伝情報”が蓄えられています。
  
この遺伝情報を担っている物質は、DNA(デオキシリボ核酸)で、これがヒトゲノムの実体です。    

DNAには、アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4種類の”塩基”(部品)があり、ゲノム上には、およそ3O億対のDNAの塩基が連なっています。    

このDNAの4種類の塩基の並びが遺伝子、たんぱく質の種類を指定しています。  

すなわち、この塩基の並び方(”塩基配列”)こそがヒトの生物学的”設計図”のもととなります。    

   

  
  
  
        ヒトゲノム研究について