平成23年1月12日(水曜日)午後2時00分から午後4時12分
文部科学省東館16階
16F特別会議室
野間口分科会長、石田分科会長代理、國井委員、中西委員、池田委員、大中委員、岡澤委員、小林委員、斉藤委員、高橋委員、戸嶋委員、鳥養委員、廣瀬委員、松崎委員、吉永委員、和里田委員
合田科学技術・学術政策局長、板倉基盤政策課長、中島専門官ほか
農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、社団法人日本技術士会
午後2時00分開会
○野間口会長 それでは、ただいまから科学技術・学術審議会技術士分科会の第19回の会議を開催いたします。大変お忙しい中、ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。
まず、事務局におきまして、合田科学技術・学術政策局長、及び、板倉基盤政策課長にご出席をいただいておりますので、ご紹介いたします。合田科学技術・学術政策局長でございます。
○合田局長 合田でございます。よろしくお願いいたします。
○野間口会長 それから、板倉基盤政策課長でございます。
○板倉課長 板倉でございます。昨年7月末に着任いたしました。よろしくどうぞお願いいたします。
○野間口会長 よろしくお願いします。
続きまして、事務局から資料の確認をお願いします。
○中島専門官 それでは、本日の議事資料、2セットございまして、次第と書かれた資料と机上資料がございます。まず、次第と書かれた資料につきまして、まず次第が一番頭にございまして、その後に資料1「平成22年度技術士第一次試験の結果について」がございます。続きまして、資料2「平成22年度技術士第二次試験筆記試験の結果について」がございます。続きまして、資料3「平成23年度技術士第一次試験実施大綱(案)」がございます。続きまして、資料4「平成23年度技術士第二次試験実施大綱(案)」がございます。続きまして、資料5「平成23年度技術士第一次試験の実施について」がございます。続きまして、資料6「平成23年度技術士第二次試験の実施について」がございます。続きまして、資料7「平成23年度技術士試験委員の推薦方針」についてがございます。続きまして、資料8「平成23年度技術士第一次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について」がございます。続きまして、資料9「平成23年度技術士第二次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について」がございます。続きまして、資料10といたしまして「平成23年度技術士試験の流れ」の資料がございます。
それ以降、参考資料といたしまして、本分科会の名簿がございまして、参考2として、前回第18回の議事録がございます。
あと、別添といたしまして、机上資料として委員のみに配付した資料がございまして、クリップどめしております資料がございます。机上資料1「技術士試験の在り方について」がございます。机上資料2「平成22年度技術士第一次試験における出題ミスについて」の資料がございます。
以上でございます。何か資料の足らない分がありましたら、言っていただければお持ちいたしますが、特にございませんでしょうか。
では、よろしくお願いいたします。
○野間口会長 よろしいでしょうか。
それでは、議事次第に従いまして、議事を進めさせていただきます。
議題1、平成22年度技術士試験の結果についてであります。事務局から説明をお願いします。
○中島専門官 それでは、資料1「平成22年度技術士第一次試験の結果について」についてご説明いたします。
本年度の技術士第一次試験につきましては、受験申込者数2万7,297名、うち、受験された方が2万1,656名いらっしゃいました。10月11日に北海道から沖縄まで全国12カ所におきまして試験を実施いたしまして、8,017名の合格者が決定いたしました。なお、合格者につきましては、12月22日に官報公告を行い、公表を行っております。
(1)としまして試験結果の総表とありますが、本年度の受験申込者数以降、合格率までが記載されておりまして、昨年度と比べまして、本年度は受験申込み数が2,577名若干減っております。受験者数は2万1,656名で、昨年と比べまして2,371名減っております。合格者数につきましては、8,017名、昨年に比べまして1,981名減っております。合格率につきましては37%、昨年より4.6%今回合格率が下がっております。
(2)といたしまして、その部門別の結果が載っておりまして、受験者数につきましては建設、電気電子、機械等が多うございます。合格率につきましては、各部門、結構ばらつきがございますが、昨年と比べまして、本年度、上昇したところが繊維とか衛生工学、応用理学、環境等が昨年よりも合格率が伸びております。逆に、金属、資源工学、建設、原子力等が昨年よりも合格率が落ちております。この傾向につきまして技術士会のほうで評価しましたが、特に問題等は見当たらないと、若干、問題がやっぱり昨年よりも難しかったということが推測されております。
2ページ目が過去の推移でございまして、昭和59年から、合格者数は本年度をもちまして13万4,836名、累計で行っております。平均の合格率は35.8%となっております。
3ページ目が若干の結果の表がございまして、特徴といたしまして、(2)の年代別試験結果、これを見ますと、大体30代が中心になりまして、20代、40代が多うございます。一次試験の目指す20代後半から見れば、若干まだ合格者の年齢は高いかなと思っております。
そのほかに、申込者数は30代が一番多うございますが、合格率につきましては20代が一番高いと、30代、40代と下がっている傾向がございます。
あと、(3)といたしまして、どういう勤務先が多いかとなりますと、一般企業や建設コンサルタント等が多うございます。
4ページ飛ばしまして、5ページ目に表がございます。過去からの申込者数、合格率が表になっておりますが、平成15年をピークに若干下がっていると。この制度がJABEE認定の方が免除という制度になっておりまして、今後これは下がるのが制度的に仕方ないとは思っております。
下の表が合格率の表になっておりまして、一次試験の問題として、部門別の合格率に差が大き過ぎると。さらに、部門内においても年度別に差が大きいというのが若干この第一次試験の問題となっております。
第一次試験の結果につきましては、以上のとおりになります。
あと、続きまして、資料2のほうの説明をさせていただきます。
資料2「平成22年度技術士第二次試験筆記試験の結果について」。平成22年度の技術士第二次試験につきましては、受験申込者数3万6,432名、うち2万7,862名の方が受験されました。8月7日、8日に北海道から沖縄まで全国12カ所で筆記試験が行われまして、5,011名を筆記試験合格者として決定いたしました。
この合格者の方につきましては、今現在、口頭試験を行っている最中でございまして、最終合格者は3月4日に官報公告等により公表する予定となっております。現在は中間の筆記試験のみの結果となっております。
結果総表が(1)となっておりまして、平成22年度は申込者数3万6,432名、昨年よりも1,818名増えております。受験者数につきましても、2万7,862名、昨年より1,119名増えております。合格者数につきましては5,011名、昨年よりも128名、こちらは逆に減っております。
(2)は総合技術監理部門を除く技術部門、いわゆる20部門と言われている一般の部門がございまして、こちらにつきましては合格者数は昨年よりも48名伸びておりまして、4,344名。(3)の総合技術監理部門、こちらが合格者667名で昨年よりも176名減っております。本年度の合格者の減少は総合監理部門が若干昨年よりも悪くなったという結論になっております。
1枚飛びます、3ページ目に表がございまして、こちらにつきましては、平成15年が制度の変わり目がありまして減っておりますが、それから毎年若干数伸びております。下の表につきましては合格率の表になりますが、こちらにつきましては、二次のほうは一次と違いまして大体安定して、同一の部門につきましては大体同じぐらいの合格率となっております。若干、船舶・海洋、航空・宇宙、繊維、資源工学等がばらつきがございますが、こちらにつきましては受験者数が若干少ない部門でございまして、その少ない人数の関係で若干合格率の変動がございます。それ以外の大きな部門につきましては大体安定しております。
以上です。
○野間口会長 説明は22年度については以上ですかね。
ただいまの説明に対しまして、ご質問、ご意見等ございましたら、よろしくお願いします。
○松崎委員 ちょっとよろしいですか。川崎重工の松崎です。一次試験の受験者数のトップ5の中で、建設がかなり38%の合格率が22に落ちている。これが全体のこの合格率を下げている理由だと思いますけども、これは何か問題ないのかどうかということが1点と。2点あります。
それから、下から2つ目の環境ですね。13.5前年、今年は53.2というふうに、受験数は非常にトップ5に入る部門でも、13.5と53.2という、これほどの合格率の変動があるというのは何か問題がなかったのかどうか、その2点。
○社団法人日本技術士会 日本技術士会でございます。
ただいまのご質問でございますが、昨年の合格率が非常に13.5という低い数字になったというとき、我々なりに解析しましたところ、新任の試験の作問される方がついはりきって難しい問題を出してしまうのかなという、そういう傾向が若干感じられまして、それについては、できるだけ経験のある方とかそういった人にやってもらったり、あと、そういうアナウンスをしてできるだけ難しくないというとあれですけど、普通の問題を出してもらいたいというようなことを試験委員総会などで申し上げております。
それで、建設につきましては、現在ちょっと検討、中身をサーベイしているところでありますけど、やはりそれと似たような傾向があるのかなという感じが若干しております。
簡単ですが、以上でございます。
○野間口会長 よろしいでしょうか。
○松崎委員 ありがとうございます。
○野間口会長 ほかにございませんでしょうか。
それでは、また全体的に議論する時間があるかと思いますので、次の議題2に入りたいと思います。
平成23年度技術士第一次試験実施大綱について、及び、議題3の平成23年度技術士第二次試験実施大綱についてでございます。
平成23年度技術士第一次試験及び第二次試験を実施するに当たり、試験の基本的な方針を定める実施大綱を決定する必要があります。事務局からその説明をお願いします。
○中島専門官 それでは、資料3の第一次試験の実施大綱、及び、資料4の第二次試験の実施大綱につきましてご説明させていただきます。
まず、資料3「平成23年度技術士第一次試験実施大綱(案)」につきましてです。
こちらにつきましては、技術士試験を実施するに必要な今日決めるものでありまして、まず、1.としまして「技術士第一次試験の実施について」がありまして、2.「技術士第一次試験の試験方法」の2点がございます。
1.につきましては、省令であります技術士法施行規則等の規定から大綱がつくられておりまして、こちらについては昨年と変わっておりません。簡単にご説明いたします。
まず、(1)としまして、技術士第一次試験は、機械部門から原子力・放射線部門までの20の技術部門ごとに実施すると。技術士となるに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識、及び、技術士法第4章の規定の遵守に関する適性、並びに、技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するか否かを判定するとなっております。
(2)としまして、試験は基礎科目、適性科目、共通科目、専門科目の4科目について行うと。基礎科目につきましては科学技術全般にわたる基礎知識、適性科目につきましては、技術士法第4章、技術士等の義務の規定の遵守に関する適性、共通科目につきましては、技術士補として必要な共通的基礎知識、専門科目につきましては、技術士補として必要な当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識となっております。
試験の程度につきましては、共通科目につきましては4年生大学の自然科学系学部の教養課程程度、基礎科目、専門科目につきましては同学部の専門教育課程程度となっております。
2.の技術士第一次試験の試験方法、こちらにつきましては、毎年度変えることもございますが、今年度につきましては試験制度の見直しは特に行っておりますが、23年度についてまだ行うものはございませんでした。昨年同様となっております。
(1)としまして、試験方法。試験は筆記により行い、全科目択一式として行う。(2)としまして、試験の問題の種類及び解答時間は次のとおりとすると。基礎科目が1時間、適性科目が1時間、共通科目が2時間、専門科目2時間の計6時間となっております。
2ページ目に行きまして、(2)採点ですね。採点につきましては、基礎科目につきましては15点、適性科目につきましては15点、共通科目につきましては2科目選択で40点、専門科目につきましては50点満点となっております。
以上が一次試験になります。
続きまして、資料4の二次試験の実施大綱案につきまして。こちらにつきましても、1.としまして試験の実施についてがございまして、2.としまして試験方法がございます。1.につきましては、先ほどと同じように省令であります施行規則からとっておりまして、今年度も変更ございません。簡単にご説明いたします。
技術士第二次試験は、機械部門から総合技術監理部門までの21の技術部門ごとに実施すると。当該技術部門の技術士となるに必要な専門的学識、及び、高等の専門的応用能力を有するか否かを判定する。試験は必須科目及び選択科目の2科目について行う。出題につきましては、総合技術監理部門を除く技術部門20部門につきましては、必須科目については当該技術部門の技術士として必要な当該「技術部門」全般にわたる論理的考察力と課題解決能力、選択科目につきましては、当該「選択科目」に関する専門知識と応用能力について問う。総合技術監理部門につきましては、選択科目については、総合技術監理部門を除く技術部門の必須科目及び選択科目と同様の問題の種類を問う。必須科目については、「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力となっております。
試験の程度につきましては、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計等の業務に従事した期間が4年等であることを踏まえたものとする。筆記試験及び口頭試験を通して、作問、採点、合否判定については方針や考え方を統一するとなっています。
2.につきましては試験方法になりますが、こちらにつきましても、制度検討委員会の検討につきましてはまだ23年度の変更には至っておりませんで、今年度も昨年と同様となっております。
(1)筆記試験につきましては、必須科目については、総合技術監理部門を除く技術部門においては記述式により行う。総合技術監理部門においては択一式及び記述式により行う。また、選択科目については記述式により行うとなっております。
試験の問題及び解答時間は下記の表になっておりまして、20の部門につきましては選択科目3時間30分、必須科目2時間30分の計6時間で行っております。2ページ目に参ります。総合技術監理部門につきましては、選択科目が6時間、必須科目が5時間30分となっておりまして、2日にかけて行っております。
(2)の口頭試験につきましては、口頭試験は筆記試験の合格者に対してのみ行うと。筆記試験合格者については、専門的事項に関する技術的体験論文を口頭試験前に提出すると。少し飛びまして、「なお」としまして、口頭試験においては、技術的体験論文は口頭試験の一部として使用し、その内容を踏まえた上で口頭試験の採点を行うとなっております。あと、3ページ目に試験の時間が書いてございます。
下のほうに(3)採点といたしまして、20の部門につきましては合計得点を100点満点とすると。選択科目50点満点、必須科目50点満点の計100点満点となっております。
4ページ目へ行きまして、総合技術監理部門につきましては、選択科目と必須科目それぞれが100点満点となっておりまして、下記のとおりとなっております。口頭試験につきましては、合計が100点満点とすると。1の受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容と応用能力が40点満点、必須科目並びに選択科目に関する技術士としての必要な専門知識と見識が40点、技術士としての適性及び一般的知識が20点の計100点満点となっております。
あと、総合技術監理部門につきましては、こちらが選択科目に対応するものと必須科目に対応するもの、それぞれが100点満点となっております。計200点満点となっております。
以上でございます。
○野間口会長 ありがとうございます。
資料5はこの次ですね。
ただいまの説明に関しましてご質問、ご意見ございませんでしょうか。池田先生。
○池田委員 よろしいでしょうか。これは先ほどの議題に関係するかもしれませんが、JABEEの卒業生といいますか、プログラムの修了生の二次試験の受験者数は何人、どの程度になりましたでしょうか。あるいは、合格率はたしか前はちょっと低かったと思うんですが、そのあたりの動向は今、今年はどうなっていますでしょうか。
○社団法人日本技術士会 今年度でよろしいでしょうか。
○池田委員 はい。
○社団法人日本技術士会 たしか300名受験しております。それで、合格者が30名をちょっと超していたと思います。
○池田委員 じゃあ、10%強。
○社団法人日本技術士会 はい。
○池田委員 去年が100名ぐらいとおっしゃっていなかったでしょうか。
○社団法人日本技術士会 はい、そのとおりです。
○池田委員 じゃあ、数は増えていっているということですね。合格率も増えていってないですか。合格率、去年低かったですよね。
○社団法人日本技術士会 おととしが1名合格しまして……。
○池田委員 おととし、1名ですか。
○社団法人日本技術士会 昨年が5名ということでございまして、今年は今残っている30名から考えまして、2けたいってほしいなと思っております。
○池田委員 わかりました。
○野間口会長 よろしいでしょうか。
ほかにございませんでしょうか。
分科会長の私が聞くのも何ですが、6ページの参考のところとJABEEの卒業生との関係はどう考えたらいいですか。卒業したては、やっぱりゼロ年からスタートするわけですか。受験者の経験年数。
○社団法人日本技術士会 大学院を卒業している場合はそれを一定程度カウントすることができます。カウントできますけども、それ以外、学部卒でありましたら、ゼロからスタートすることになります。
○野間口会長 わかりました。
ほかにどなたかございませんでしょうか。
○小林委員 よろしいでしょうか。JABEE卒業生の動向というのは技術士試験の受験者数等において非常に重要な事項だと思いますので、資料を出されるときに、JABEEの卒業生の内訳を括弧にするなり、そうした資料にしていただけると非常に全体像がわかってありがたいなと思うんですが、よろしくお願いいたします。
○野間口会長 ぜひ次回からそういうふうに。
○板倉課長 次回から。
○石田会長代理 おっしゃるとおりだと思います。なかなかこの資料ですと公平に試験をするという立場と、その結果をご報告する立場があるものですから、JABEEだけ何とかというのは非常にやりにくいところがあるんだと思います。でも、おっしゃること、非常に大事ですので、何かもっと資料を工夫して、別立てでもいいから、この会にきちんとJABEEの結果がわかるような、そういう資料に仕上げていただければ非常にありがたいと思いますが、いかがでしょうか。
○板倉課長 次回、そのように次回から。
○野間口会長 貴重な提言であります。よろしくお願いします。
ほかにございませんでしょうか。
それでは、平成23年度技術士第一次試験実施大綱、及び、平成23年度技術士第二次試験実施大綱につきまして、これは資料3及び資料4ですね、説明をしまして、皆さんご議論いただいたものでございますが、このとおり決定といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○野間口会長 ありがとうございます。
続きまして、議題4、平成23年度技術士第一次試験の実施について、及び、議題5の平成23年度技術士第二次試験の実施についてに入ります。
これらについては、試験部会の決定事項になっておりますので、本日の会合では報告事項となっております。事務局から説明をお願いします。
○中島専門官 それでは、資料5「平成23年度技術士第一次試験の実施について」、及び、資料6「平成23年度技術士第二次試験の実施について」をご説明いたします。
まず、資料5の平成23年度技術士第一次試験の実施についてですが、これにつきましては、大綱を受けまして、その下の詳細を決定するものとなっております。
まず、1.としまして、受験資格。年齢、学歴、業務経験等による制限はなし。2.としまして、試験は筆記試験により行う。3.試験科目につきましては、試験は総合技術監理部門を除く20の技術部門について行う。基礎科目については科学技術全般にわたる基礎知識、適性科目として技術士法第4章、技術士の義務の規定の遵守に関する適性です。共通科目としまして、数学、物理学、化学、生物学及び地学のうち、受験者があらかじめ選択する2科目、専門科目としまして、受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識となっております。
4.としまして、試験の日時、試験地及び試験会場。期日につきましては、平成23年10月10日となっております。この下線部が今回変わっている部分でございます。時間としましては午前9時から午後5時までの間であらかじめ受験者に通知する時間となっております。試験地及び試験会場につきましては、北海道から沖縄県までの12カ所となっておりまして、受験者があらかじめ選択する試験地において行うとなっております。
5.としまして、受験申込受付期間。平成23年6月8日の水曜日から7月4日の月曜日までとなっておりまして、受験申込書類は社団法人日本技術士会あてに書留郵便で送付するか、または、同会に持参となっております。
2ページ目の旧(2)のインターネット受付につきまして、今回これが変わっておりまして、これにつきましても昨年の分科会でちょっとございましたが、実際このインターネット受付につきましては若干もう実施困難ということになりまして、今年度から廃止いたしまして、郵便のみの受付となっております。
6.といたしまして、受験申込書類としまして、技術士第一次試験受験申込書と、そのほか、必要となります証明書及び書面を提出するとなっております。
7.としまして、受験手数料1万1,000円。試験の実施につきましては、指定試験機関の社団法人日本技術士会で行っております。
合格発表につきましては、平成23年12月に試験に合格した者の氏名を技術士第一次試験合格者として官報で公告すると。また、本人あてに合格証を送付いたします。
あと、試験の正答につきましては、試験終了後、すみやかに試験問題の正答を公表するとなっております。
以上が第一次試験になります。
続きまして、資料6「平成23年度技術士第二次試験の実施について」となります。
まず、1.としまして受験資格とございまして、こちらにつきましては、技術士法第6条、及び、施行規則第10条にあります受験資格をそのまま転記してございます。まず、最初としまして、技術士補となる資格を有し、次のいずれかに該当する者。技術士補として技術士を補助したことがある者で、その補助した期間が通算で次に定める期間を超える者。20の部門につきましては4年間、総合技術監理部門につきましては7年間となっております。
(2)といたしまして、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価、又は、これらに関する指導の業務を行う者の監督のもとで当該業務に従事した者で、その従事した期間が技術士補となる資格を有した後、通算して次に定める期間を超える者となっておりまして、こちらにつきましても20の部門につきましては4年間、総合技術監理部門につきましては7年間となっております。
(3)としまして、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価、又は、これらに関する指導の業務に従事した期間が通算して次に定める期間を超える者となっておりまして、こちらにつきましては20の部門につきましては7年間、総合技術監理部門につきましては10年間となっております。
なお書きにありますとおり、修士課程、もしくは、専門職学位課程を修了した、又は、博士課程に在学し、若しくは、在学していた者にあっては、2年間を限度としてその期間を減ずるとなってございます。
2.試験の方法。技術士第二次試験は筆記試験及び口頭試験により行い、口頭試験は筆記試験に合格した者について行うとなってございます。
3.の試験の日時、試験地及び試験会場。筆記試験につきましては、総合技術監理部門の必須科目につきましては平成23年8月6日、総合技術監理部門を除く技術部門、20部門及び総合技術監理部門の選択科目につきましては23年8月7日となっております。
時間につきましては、午前9時から午後5時までの間であらかじめ受験者に通知するとなってございます。
試験地及び試験会場につきましては、北海道から沖縄までの全国12カ所となっておりまして、会場につきましては7月上旬に官報に公告するとなってございます。
口頭試験につきましては、平成23年12月から平成24年の1月まで、あらかじめ受験者に通知する1日となっております。時間につきましては、午前9時から午後5時30分までの間で、あらかじめ受験者に通知するということでございます。試験地及び試験会場につきましては、東京都で行いまして、試験会場はあらかじめ受験者に通知するとなってございます。
4.受験申込受付期間につきましては、平成23年4月11日から5月9日まで、受験申込書類は社団法人日本技術士会あて書留郵便で郵送、又は、同会持参となっております。インターネット受付につきましては、一次同様、今年度から廃止となっております。
5.の受験申込書類。技術士第二次試験受験申込書ほか、業務経歴証明書、ほか各証明書が必要となってございます。
3ページに参りまして、6.技術的体験論文の提出。筆記試験に合格した者は、技術的体験論文をあらかじめ受験者に通知する期日までに社団法人日本技術士会あてに書留郵便で送付するか、又は、同会へ持参するとなってございます。
受験手数料につきましては1万4,000円となってございます。
試験を実施する機関につきましては、指定試験機関、社団法人日本技術士会となってございます。
9.合格発表。筆記試験につきましては平成23年10月に合否を通知するとなっております。口頭試験については、平成24年3月に試験に合格した者の氏名を技術士第二次試験合格者として官報に公告するとともに、本人あてに合格証を送付いたします。
10.正答の公表。筆記試験終了後、速やかに択一式問題の正答を公表するとなってございます。
以上でございます。
○野間口会長 ありがとうございました。
ただいまのご説明に対しまして、ご質問、ご意見を賜りたいと思います。國井委員、どうぞ。
○國井委員 インターネット受付をおやめになる理由をもうちょっと教えていただけますか。
○社団法人日本技術士会 インターネット受付、これまで40%ぐらいの利用というふうに申し上げておったんですけども、私もそういうふうに聞いて非常に使われているのかと思っていたところ、よくよく調べましたところ、げたをはいた数字というとちょっと聞こえが悪いんですけど、要するに、インターネットだけで完了する手続と、それから、紙だけで完了する手続と、そして、その中間の両方やらないと完了しないという部分が非常に多くありまして、40%といってもその紙の手続も必要な部分を除きますと、10%から20はなかなかいかないという数字でずっと推移してきておりまして、これでなかなか、一時は上がっていたんですけど、また下がり始めたりしていることとか。
それから、あと、実は総務省からヒアリングがございまして、そのときに、おたく、まだインターネット申請やっていたんですかと、こう言われて、おたくだけですよとまで言われてしまいまして、そういったもろもろのことがございまして、今回合理化の一環ということにもなるかと思うんですけども、やめさせていただくということを考えております。
○國井委員 使いづらくてそうなるわけですか。
○社団法人日本技術士会 それは今後改善できることがあったら、復活というのもあるかと思いますけども。
○國井委員 ペイするかどうかはわからないので、別に反対というわけではないんですけれど、私はIT分野にいるので、なぜお使いにならなくなったのか、知りたかっただけです。
○石田会長代理 よろしゅうございますか。試験部会長として、その辺のお話を申し上げたいと存じます。
インターネット、電子申請をやるかやめるかとずっと去年から問題になっておりまして、基本的には事務方、あるいは、実務を司っておる技術士会では、できうればやめたいという、そういう意向を強く持っておられました。これは一時新聞にもかなり大きく出ましたけれども、政府全体として電子申請というのはかなりわっと一時ものすごく称揚したわけでありますけれども、実際なかなか二重手間になるとかというようなことがあったりして、一般的な資格試験で電子申請をずっとやり続けるというのは非常に難しいということでございました。
それでも、実は去年の試験部会では、そうではあるけれども、電子申請のほうがむしろ進むべき方向ではなかろうかという議論があったりしてやめなかったのですが、さらにいろいろ聞いてみますと、非常に財政負担も結構あって、要するに、電子申請をやるために非常に金がかかるという、そういうことでありました。
試験部会では、いや、本当はもっと安くできるんじゃないのという議論も随分あったわけでありますけども、技術士会からのご説明では非常にお金もかかるということであったものですから、しかも、今若干高木専務からお話がありましたように、なるべく、特に総務省の行政評価局はこういう資格試験に掛かる費用をなるべく減らしなさいと、望むらくは、受験料なんかもなるべく減らす方向で努力しなさいということを言ってきておるものでありますから、それも踏まえまして、試験部会ではかなりかんかんがくがく議論があったんですが、その結果として、電子申請はやめるということでこの案を出したわけでございます。
それで、今はまだ考えておるとお話がありましたけど、これは本来、大綱をこの技術士分科会でお決めいただいて、その大綱に基づいて試験部会で決めるという、そういうものであるわけでありますけども、試験部会を分科会の前後2度やるのは、何といいましてもかなり試験部会は大きな会合であり手間なものですから、一応前もって分科会で大綱をお決めいただいたら、その大綱に従ってこの実施要領を決めるという、そういう前提でこれ、やってきておるわけでございます。
そういう経緯があって、全体、いろいろかなり議論があったんですけども、結果、電子申請をやめるということにしたと、そういうことでございます。
○野間口会長 ありがとうございます。
昨年もこれは大分議論になりまして、電子化、インターネット化しても、それで完結しないような、証明書類を付けろとか、日本社会のおくれている面があったり、e-Japanを推進するためには、それなりのやっぱりもっと環境を整えないかんといういい警鐘だと思います。
ほかにございませんでしょうか。大中先生、どうぞ。
○大中委員 この案のとおりで結構でございますけど、参考のためにちょっと質問したいと思います。
これは今までこういう日にちとか時間等だけの議論でしたけども、今日最後の議題になりますけども、次の試験をどうするかということで問題になったのは口頭試問にかかる費用の問題です。約1億円かかるというように私の記憶が正しければなっているんだと思いますけど、そうしますと、約5,000人に対して1億円の費用をかけてる、つまり一人2万円の費用をかけているということになります。受験料は約1万ですから、2倍の費用がそれに対してかかるということになりますね。
これが将来の口頭試問に対する時間を制約するということで、単に時間だけではなくて、やはり費用、それが今後問題になるのではないかと思います。
とりあえずは、正しい情報として約一人2万円の費用がかかっているということは確かかどうか。で、そのうち、それをホテルで実施しているというふうに理解しておりますけれども、その費用の内訳がどうなっているかと。つまり、もっと安くなる可能性はないのかと。そういうことも実は重要な審議項目に入るんではないかという気がしておりまして、とりあえず情報だけを、もしわかれば、教えていただきたいと思います。また、それに対して、今後そういう審議をどうするのかということも、それはあずかり知らぬことなのか、ここでやはり議論すべきことなのか、そういう点も議論していただければと思います。
○板倉課長 口頭試問の経費につきましては、ちょっと今、手元に情報がないんですが、技術士会さんは何か情報ありますでしょうか。
○社団法人日本技術士会 口頭試験、受験者一人に対しまして1万6,800円ほどかかっております。
○板倉課長 あと、そもそも試験のコスト自体をどうとらえるかということなんですけども、まさに受験者からの受験料をもとに試験を運営している以上、基本的にはその範囲の中で運営しなければならないということでございます。そういう観点から、まさに今、制度検討委員会のほうでも、全体のコストも考慮に入れつつ、新しい制度をどうしたらいいかという議論をしているところでございますので、また、そういった情報も取りまぜながら、その今後の検討をさせていただきたいと思っております。
○高橋委員 数ある資格の中で、口頭試験にかなり力を入れているのは技術士試験だけなんですよ。これは私は非常に大事な試験科目であって、費用がかかるから口頭試験を、30分を45分に増やしたばかりですけども、これをまた15分戻すとかいうことに対しては、ちょっと技術士資格そのものの価値を低めるおそれがないかというふうに私は思います。ただし、45分が長過ぎるか、いいかどうかはまた別問題としても、口頭試験が重要な役割を果たす試験であってほしいと思います。
○戸嶋委員 同じ意見でありますけれども、資格取得にお金がかかるからというのでそれを減らそうというのはやっぱり問題があると思います。やっぱり技術士の後に議論されるあり方、試験のあり方の問題なんかでも、やっぱりこの技術士のステータスをどうやって上げるかということが問題なわけで、司法試験にいろいろ金がかかるからといって、それをコスト下げようなんて、そんな話は起こらないわけでありますから、そんなところで遠慮する必要は毛頭ないというふうに思います。
○板倉課長 今のお話につきましては、またこの後の議題7でしょうか、議論の中で少し議論を深めていただければと思いますが。
○野間口会長 コストの問題もありますけども、よりよい方を技術士として選ぶという、日本、わが国としても大変重要なことだと思います。ただ、全体のこの口頭試問にかかわっている方、審査委員の方々のご苦労というのも大変なものだと聞いておりまして、その辺のところを勘案して、より合理的な方向を見出していくということで考えていただきたいと思います。
ほかにございませんでしょうか。
それでは、これにつきましては、試験部会でも大変ご議論いただいたと聞いておりますが、ただいまの報告に対しまして、報告でございますので、皆さん、了としていただきたいと思います。
それでは議題6になりますかね。平成23年度技術士試験委員の選出についてであります。これにつきまして、試験部会の決定事項になっております。当部会、分科会では報告事項となっておりますので、事務局から説明をお願いいたします。
○中島専門官 それでは、資料7「平成23年度技術士試験委員の推薦方針」、資料8「平成23年度技術士第一次試験試験委員の推薦時期及び推薦数」、資料9「平成23年度技術士第二次試験試験委員の推薦時期及び推薦数」、資料10「平成23年度技術士試験の流れ」の4資料につきましてご説明させていただきます。
まずは、資料7につきまして、「平成23年度技術士試験委員の推薦方針」。こちらにつきましては、試験委員の推薦に対する大もとについての項目の方針となってございます。
平成23年度技術士試験委員の候補者を推薦するに当たっては、技術士制度は高い職業倫理を備え、十分な知識、経験を有し、責任を持って業務を遂行できる技術者としての能力を保証する資格である。また、優秀な技術者の育成上の重要な機能を有することであることを認識すると。もって、試験委員を推薦するとなっております。
次の事項を留意し、試験委員としてふさわしい適格者を選考するとなってございまして、1.から6.までございます。
まず、1.としまして、大学教員、又は、技術士第二次試験合格者等の技術士試験の執行について必要な学識経験及び実務経験を有する者とありまして、広い視野に立って選考するとございます。
2.としまして、秘密保持義務等の重要性を十分認識し、重視する者であると。さらに4点ございまして、秘密保持に関する規定等を正確に理解する。現に行っている職務が試験委員として適正な業務の遂行に支障を及ぼさない。3)としまして、受験の指導等に試験委員の任期中に関与しない。4)としまして、技術士試験を受験しないとなってございます。
3.になりまして、必要に応じて関連する部門間、科目相互間の試験委員を兼務することができるとなってございます。
4.としまして、試験委員の任期は1年以内とすると。統一の試験において、当該委員を再選する場合は、原則として連続4回を超えないものとするとなってございます。
5.としまして、過去の試験との継続性を考慮し、第一次試験は各試験科目、第二次試験は1選択科目において、少なくとも1名は前年度の試験委員とするとなってございます。
その下の旧6.が今回抹消となっておりまして、従来、口頭試験は東京都に在住する者をできるだけとなってございましたが、こちらにつきましては今回から抹消されております。なかなか東京都に在住は困難、選出は困難であるということで、抹消といたしました。
新しい6.ですね。試験委員は、試験部会の専門委員が推薦すると。専門委員からの推薦については、部会長の承認をもって部会の決定とするとなってございます。
以上が資料7でございます。
資料8が「平成23年度技術士第一次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について」。こちらにつきましては、試験部会が試験委員を推薦するその時期及びその数について取り決めてございます。
1としまして平成23年度技術士第一次試験試験委員の構成としまして、作問委員及び審査委員とすると。作問委員につきましては、問題案の作成を担当するものとすると。審査委員につきましては、出題問題の正確性、妥当性をチェックするものとするとなってございます。
2としまして、試験委員の推薦について。作問委員については、各科目担当の試験部会専門委員が推薦すると。審査委員については、指定試験機関である社団法人日本技術士会の専務理事の職にある試験部会専門委員が推薦すると。
3推薦時期となりまして、作問委員の推薦期間は1月下旬までとし、作問委員による試験委員総会を3月上旬に開催すると。審査委員につきましては、推薦時期を4月上旬から4月中旬までとし、審査委員による試験委員総会を7月上旬に開催すると。
4が推薦数となっておりまして、こちらは別紙となっておりまして、2ページが各部門科目の推薦数となっております。一次試験につきましては、作問委員が158名、審査委員が59名、合計で217名の試験委員となってございます。
3ページ目以降はその推薦する様式となってございます。
続きまして、資料9「平成23年度技術士第二次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について」。こちらは二次試験の試験委員についてでございます。
1としまして、平成23年度技術士第二次試験試験委員の構成。試験委員の構成は、作問委員、審査委員、及び、採点委員とするとなってございます。作問委員につきましては、問題の作成、及び、答案の採点を担当すると。審査委員につきましては、択一式の出題問題の正確性、及び、妥当性をチェックするとなってございます。採点委員につきましては、答案の採点を担当する者となってございます。
2、試験委員の推薦について。作問委員及び採点委員については、各部門担当の試験部会専門委員が推薦すると。審査委員については、指定試験機関である社団法人日本技術士会の専務理事の職にある試験部会専門委員が推薦するようになっております。
3の推薦時期及び推薦数につきましては、作問委員の推薦は1月下旬までとし、作問委員による試験委員総会を3月上旬に開催すると。審査委員につきましては4月上旬から4月中旬までとなっております。
2の推薦数につきましては別紙となっております。こちらにつきましては、3ページ目以降から各部門、科目の推薦数となってございまして、作問・採点委員が合計で374名、審査委員が5名となってございます。
戻りまして、1ページ目の一番最後、4に行きまして、採点委員の推薦時期を6月上旬から7月中旬に行うと。2ページ目に行きまして、採点委員数は受験申し込み者数を踏まえ決定すると。その際には、一人当たりの採点量が過剰にならないように措置するとなってございます。
その他につきまして、作問委員は出題の目的、採点基準等を採点マニュアルで明確にするとなってございます。
最後に、資料10といたしまして「平成23年度技術士試験の流れ」としまして簡単なスケジュールを書いてございまして、一次試験につきましては6月8日から7月4日に申し込みを行いまして、試験は10月10日、発表は12月となってございます。
二次試験につきましては、受験申し込みを4月11日から5月9日に行いまして、筆記試験が総合技術監理部門の必須科目が8月6日、総合技術監理部門以外の試験につきましては8月7日、筆記試験合格発表を10月に行いまして、口頭試験を23年12月から24年1月までに行います。最終合格を24年3月に行う予定となっております。
以上でございます。
○野間口会長 ありがとうございます。
それでは、ご意見、ご質問ございませんか。
○斉藤委員 いいでしょうか。
○野間口会長 斉藤委員。
○斉藤委員 私は日本機械学会というところから来ているんですが、試験部会の専門委員をたしか制度が変わった年から4年間務めたと思いますが、そのときに、機械の方面では10個の枠に、二次試験ですか、分かれておりまして、二人の専門委員でこの10個の専門分野をカバーするということは実際上は不可能でして、機械学会の場合は、各部門がございますので、その部門長さんにお願いして、どなたかいい人がいないかどうかというのをご推薦いただいて、何とかその頭数をそろえてきたというのが実情なんですけども。
そうやって頭数は何とかそろえられるんですが、この人たちは普段部門が違うものですから、必ずしも顔を合わせたこともないという、そういう人たちで、試験問題、先ほど来、試験問題が難しかったり、易しかったりするという話がございましたけれども、どうしてもそうなりがちでありまして、私が専門委員をやっていたとき、一度、機械学会さんにお願いして、全員を一カ所に集めて、あんまり難しい問題を出すなという、この程度にしておいてほしいという議論をしたことがあります。
それが今も続いているかどうか知りませんが、だんだん作問委員が変わってくると、問題がまた難しくなったり、また、極端に易しくなったり、そういうことになるんで、何か、例えば全体会議がたしかあると思いますけれども、その後でもちょっと二次試験の作問委員だけでも集まれるような会を設定していただければ、もう少しましになるんじゃないかなと思います。
○野間口会長 石田先生。
○石田会長代理 おっしゃるとおりのこと、試験部会でもご議論、当然ありましたし、全体の二次試験につきましては、これ、別紙をごらんになっても機械は確かに細かく分かれておりまして、なかなかまとまって対応するのは難しいところがあると思います。おっしゃるように、なるべく難易度をちゃんとそろえるには、なるべくそういう機会があったほうがいいと思いますが、技術士会で実務的に集まっていただくこと等は、可能ならぜひやっていただいたほうがいいと思うんですけど、どんなもんでしょうか。
○社団法人日本技術士会 部門長会とか、それから、その部門ごとに集まるということはやっておりまして、その際、先ほど申し上げましたような、平成23年3月8日火曜日、「試験委員(作問)総会」というところで一応全員集まって話す機会は設けてございます。
それで、そういう際に、先ほどちょっと申し上げました、新任の方がちょっと難しいのを出したりするということについて、できるだけ注意喚起したり、あと、別なやり方としては、過去問を少し、例えば半分とか入れるような方法でも平準化を図っていくというような努力をしている次第でございます。
○石田会長代理 よろしゅうございますか。それで、今の斉藤委員からお話にあったように、なるべく部門ごとの先生方の連絡を密にするような、そういう機会を、なかなか実務的には結構難しいところもあるのかもしれませんが、それを踏まえながら、なるべく、特に二次試験等については先生方のご連絡をよくしていただいて、それで、あんまり振れないような努力をしていただくということ、少しでもそちらの方向に行っていただければありがたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○社団法人日本技術士会 仰せの方向で、より密に連絡をとってやれるようにして、努力していきたいと思います。
○野間口会長 よろしくお願いします。
それじゃ、ほかにご意見。
○石田会長代理 もう一点、よろしゅうございますか。あと、今のご説明にもありましたけれども、全体、資料7、8とも推薦数を目安と書いてありますように、実は試験部会でも理解しておりますのは、当然、先生方のご専門の関係等々があって、ここに書いてある数字ぴったりとなるというわけでもなくて、推薦の過程において若干これが上下する、特に二人の先生でお願いするということにならざるを得ないということがありますので、ここはあくまでここにも書いてありますように、あくまで目安の数であるということをぜひご認識賜れば幸いと思います。
なるべく先生方と連絡をよくしていただいて、あんまり難易度が振れたりしないような努力をしていきたいということを試験部会でも考えております。
○野間口会長 高橋委員。
○高橋委員 第一次試験ですけれども、毎年のように、50%以上の年があったり、次の年は30%に落ちたり、試験を出す作問委員の先生方も大変苦労されていると思うんです。どれくらいの難しさにすればちょうどいい合格率になるか、いろいろ当てっこみたいにやっていらっしゃるんだと思うんですけれども、この辺、ちょっと問題が私はあるように思います。環境の例、ありますね。15%がいきなり53%になると。
こうなってきますと、試験委員の方が受験者に対してどの程度のレベルを要求するかというときに、試験委員の方もこのくらいの問題だったらどのくらいできるかというのはわからないわけですよね。審査委員というのを最近設けていただきまして、技術士が中心となって、この試験は妥当かどうかというチェックをしているんですけども、それも十分に機能しているとは言いがたいんですよ。
したがいまして、提案ですけども、正答率50%というのを、合格率50%に変えていただけないかと思いますけど、そういう考えはいかがでしょうか。そうすれば、作問委員の先生方も難し過ぎるか易し過ぎるかと心配なく、比較的自由に問題がつくれると思いますけど。第一次に限った話です。
○野間口会長 これについては。石田先生。
○石田会長代理 本件につきましては、確かに何%以上にするかというのはまさに問題との関係もありますので、ぜひその辺、作問委員の先生方と採点の先生方と協議していただいて、必ずしも物理的に60余とか何とかということではないということもあると思いますので、そういうご議論があったことを先生方にお伝えして、その辺、しかるべく対応していただくということでいかがでございましょうか。
○高橋委員 今までもしかるべく対応していただいてずっと来ているんですよ。しかし、成果が見られないんですね。そこで、ちょっとドラスティックな提案をさせていただいているわけです。母集団が1万人、何千人となった場合に、20%から50%まで変動するというのはちょっと試験として体をなしてないし、受験者がディスカレッジしますよね。その辺のところをどう解決していくかの知恵ですね。
一次試験というファーストステップでこういうのがあるから、あの年に受かった人は運がよかったとか、そんな話になってしまうんですね。
○石田会長代理 おっしゃるとおりのことがあろうかと思いますので、特に高橋委員からこのお話があったことをぜひ先生方にお伝えして、もう少し全体の難易度についてしっかり考えて、若干ドラスティックでもいいから、その線引きを少し工夫、考えるようにということをお伝えして対応していただくと、でいかがでしょうか。
○池田委員 よろしいでしょうか。
○野間口会長 どうぞ。
○池田委員 例えば、部門ごとに正答率、この問題は正答率幾ら、この問題は非常に難しくて例えば20%とか、そういう過去の問題を今度新しく試験委員になられる方にお示しをして、それで、この程度の問題だったら何%受かりますよと、大体の目安がわかるように、あらかじめお渡ししておくのも少し考えられるかなという気がするんですが、そういうことは今なさっていますでしょうか。
○社団法人日本技術士会 やっております。
○池田委員 やっていても、そんなに変動しますか。そうですか。じゃあ、やっぱり努力はされているんですね。わかりました。
○社団法人日本技術士会 すべて分析しまして、選択率、正答率、全部データを出しております。
○池田委員 それを試験委員の方に。
○社団法人日本技術士会 試験委員の方に、作問委員の方にはわかるように、全部資料をお渡ししております。
○池田委員 そうですか。
○野間口会長 選抜試験にするか、絶対レベルを見るかという、非常に考え方の重要なポイントですからね。弁護士会の会長さんから、選抜試験的な相対評価でというのは、今の時代、考え方はあるんじゃないかという指摘がありましたけども。
○高橋委員 冷やかしで受ける人というのはまずいなんいですよ。したがって、将来技術士になりたいという人が第一次試験を受けにくるわけですから、やっぱり20%なんていうのは低過ぎるんです。一次試験。で、50%にしてくれという要求を随分出して、一時50%になってよかったと思っていたんですけど、また下がったり、変動が激しくなってきましたでしょう。
○社団法人日本技術士会 ちょっとよろしいですか。
○野間口会長 どうぞ。
○社団法人日本技術士会 ただいまのご指摘、ぜひ実態の実績という意味では高橋委員のおっしゃったとおりではございますけども、最近、審査委員のほうも少し強化しておりまして、そちらのほうで、例えば産業政策上、こんな問題というのは妥当であるかどうかも含めまして、要するに問題の質を少しチェックしていこうということで強化しております。長い目で見れば、だんだん成果が出てくるように考えております。
○野間口会長 大変これは大きな制度変更という、考え方の変更になりますので、非常に貴重な意見ですね。絶対的なレベルを追求するか、相対的にとか、技術士というのをもっとどういうふうにしていきたいんだという、相対的な評価でいこうかという判断だと思うんですが。
○高橋委員 一次に限って。一次にね。
○野間口会長 はい。これは問題提起としていただいて、今ご指摘のような点を踏まえて、少し試験部会の先生方で議論いただくと。で、事務方のほうもぜひこの辺、非常に大きな変革だから、やるからには思い切ってそういう発想で心構えをきっちり決めて、変更する上での哲学みたいなものをしっかり持ってやりたいですね。その辺、よろしく。
○板倉課長 その点に関しましては、この後の議題になりますけども、制度検討委員会の中でも大きな制度の変更を議論してございます。その中で、その一次試験のあり方、さらには、あと、問題の水準のそろえ方についても議論を進めておりますので、その中で同時並行で今後も議論させていただきたいと思いますし、取り入れられるものはなるべく早く取り入れるというようなこともあるかと思います。
いずれにしましても、この後の議題でご議論いただきます。
○野間口会長 ということでありまして、23年度はこういった形でやらせていただくという報告になっておりますので、よろしくお願いいたします。来年の会がちょっと大変だなという気がしますけども、しっかりと検討したいと思います。
それでは、議題7、制度検討作業委員会における検討状況についてに入ります。
本件は、公開することにより、公正かつ適正な試験を実施することが困難になるおそれがありますので、技術士分科会運営規則第4条により、非公開で行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○野間口会長 それでは、報道関係の方、及び、一般の傍聴者の方、ご退席をお願いします。
(試験問題に関する情報の公開等、公正かつ適正な試験を実施することが困難になるおそれのある案件を含むため、技術士分科会運営規則に基づき議題7は非公開)
○野間口会長 事務局から。
○中島専門官 本日の会議の議事録につきましては、後日、事務局より本日ご出席の委員の皆様にお送りさせていただきます。ご了承いただいた上で、ホームページに公開させていただきたいと思っております。
以上でございます。
○野間口会長 どうもありがとうございました。
ということで、本日は大変貴重なご意見を賜りましたけども、第5期の科学技術・学術審議会での会合としましては最後でございます。大変活発なご議論をいただきまして、本当にありがとうございました。
次期、次の科学技術基本計画では科学技術イノベーションというのを基本的なコンセプトとして我が国で取り組んでいこうということになっておりますけども、イノベーションがつけ加わりますといったことにもありますように、実際に社会に生かされる科学技術政策が、役に立つ科学技術政策が進められていくと思いますが、この科学技術・学術審議会での技術士分科会でカバーしております技術士の皆さんの我が国における重要性というのは、私はますます重要になっていくんじゃないかと思っております。
私も委員の一人ですので、いただきましたいろんな機会に意見は主張していきたいと思っております。
本当にありがとうございました。
それでは、この第5期の終了に当たりまして、局長及び課長のほうから、どちらでも。
○板倉課長 この2年間にわたりまして、大変熱心なご議論をいただきまして、大変ありがとうございます。
このおかげをもちまして、技術士試験は2カ年にわたりまして、最後、残念ながらちょっと出題ミスのご報告をさせていただきましたけれども、全体としてはおおむね順調に試験が実施できたということ、さらには、将来に向けての制度改正に向けての議論が進んだと。
本日はいろんな貴重なご意見も賜りましたので、これをしっかり次期に引き継いで、それで、さらによりよい試験制度に変えていくべく、しかも、技術士のステータスをより高めるという観点も重要でございますので、そういったことも考えながら、しっかりと検討を続けていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
○合田局長 本当に2年間にわたり、大変ご熱心にご審議いただきまして、まことにありがとうございました。
今日もお話を伺っておりまして、技術士制度、大変大事な時期に差しかかっているなという感じがいたします。引き続きお願いできる先生も、できない先生もおられるようでございますけれども、いずれにいたしましても、ぜひ私どもも一生懸命取り組みたいと思いますので、先生のお立場で今後とも引き続きご指導いただけると大変ありがたいと思っております。
よろしくお願い申し上げます。
○野間口会長 どうもありがとうございました。
午後4時12分閉会
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