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技術部門の大括り化については、部門によって業務連動があるので、もう少し時間をかけて議論をする必要がある。今回原子力・放射線部門を設置することについては、一般部会で「なぜ今原子力・放射線部門なのか」という議論や遅きに失したという意見もあった。
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技術部門の大括り化については、意識しなければならないが、腰を据えて議論しなければならないということだろう。 |
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時代とともに技術が変化する部門については、技術部門の大括り化は望ましいが、技術があまり変化しない部門については、独立させるのか、大括り化するのか議論しなければならない。全部門を対象に一括して大括り化の議論をすることは無理である。また、第一次試験と第二次試験では受験する部門が異なってもよいので、第一次試験については部門を大括り化し、第二次試験で専門の部門を受験するという考えもある。
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今回の見直しでも内容の見直しを行った部門とそうでない部門があるが、これはその部門の特殊性であろう。様々な部門を一括して見直すことは困難であるが、常に見直しの意識を持つことは必要である。
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結果としてあまり変更のない部門であっても、議論の過程で様々問題点が浮かび上がってきたこと、また、そのような意識を関係者に認識してもらったことはよかった。また、部門の見直しに当たっては、試験の実施方法との関係も考えなければならない。
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技術部門の大括り化については、最後まで理解できなかった。技術士は法律上部門名を表示しなければならないことについて、理解できない。医師や建築士はその資格を表示するだけである。部門名の表示は、義務付けられるべきものではなく、必要に応じて表示すればよい思う。
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なぜ今まで原子力・放射線部門がなかったのかという疑問には同感である。今回の諮問を受けた審議会で技術士法改正の理念をようやく議論し始めた。試験の中身にも様々な問題が浮かび上がってきた。日本が科学技術創造立国となるには、多くのエンジニアが責任ある資格を持って国を背負っていかなければならない。試験制度についても議論を継続しなければならない。
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今回の技術士の改革は、技術士の数を増やすことが目標の一つであった。第二次試験受験のための第一次試験合格の義務化は、制度的には技術士になる門戸を狭めた。しかし第一次試験の合格者数が少ないことを受けて第一次試験の専門科目の見直しを行ったが、十分ではなかった。今回過渡的に一応このような形にまとめたが、もう少し議論が必要である。その場合、技術士の入口となる第一次試験について、部門を大括り化することも視野に入れて議論を進めるべきである。
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技術部門名の表示義務規定については、次の法律改正の時に削除すべきである。部門名の表示義務は、日本のみである。前回の法律改正時にはそこまで考えが至らなかった。技術士資格の国際整合性の確保及び技術士は将来柔軟に様々な分野で仕事をする人が若いときに取得する資格であるという発想が正面に出たために、部門名表示のあり方については、議論が十分に行われなかった。
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技術部門の大括り化については、試験問題の作成のあり方やそのフィードバックを行わないと議論が進まない。「電気・電子部門」を「電気電子部門」に変更することについて、大学で電子を専攻した者は、電気の勉強をしていないので、電気と電子の両方を勉強しないと合格しない。この意味で既に電気・電子部門は、既に大括り化されている。
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部門別の名称を廃止するか否かについては、技術士が社会的にどのように活用されているのかを整理しなければならない。技術士を社会的に認知し、活用してもらうことが重要であると旧技術士審議会報告書に記載されているが、どのように活用されているのか評価しなければならない。
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部門の大括り化に際しても必要な部門は存在する。そのような実情を示すデータやどのような技術士を必要とするのかを示すデータがあれば技術部門の大括り化の議論の参考になる。
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技術部門は、今日の科学技術体系に合った部門構成になっているのか。今の技術士制度の理想に合っているのか。一長一短があるが、現状の技術部門の構成が一番よいことを説明できるようにしておくことが、これからの議論の中で大事である。
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技術士の活用については、調査しなければならない。日本では、経歴や業績ではなく資格にとらわれる傾向がある。外国では、資格を取得するだけでなく、過去の経歴も問われる。外国では若い時に技術士資格を取得しておかないと、年配になってからでは合格できない。日本でも、将来の科学技術創造立国を担う卵を養成しようとする大学では、大括り化の議論がかなり行われており、それが技術部門の大括り化の議論に弾みをつけた。技術士資格を若いときに取得するという話しは出ている。それが実現できるのか、あるいはそれが良いことなのか悪いことなのかという議論ができなかった。外国では、しかるべき大学を卒業した者については、第一次試験が免除され、その後の4年間でどのような実務経験を積んだのかが問われる。技術士制度が科学技術創造立国に役立つためには、どのような資格であり、どのような人が合格し、そのための試験がどのようなものなのかを議論しなければならない。
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第2期科学技術基本計画では、国際的に通用する技術者の育成が記載されているが、その中で技術士をどのように位置付けるのか明確にしないと議論がまとまらない。今後の審議会の検討事項である。
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今まで品質保証については、国が関与してきたが、それが十分ではなかったので、属人的な資格が必要ということになった。必ずしも組織だけで保証しきれないことがあり、組織と個人の両者で安全性を担保する必要性が認識されはじめた。 |