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技術士分科会(第5回) 議事要旨

1. 日  時 平成15年2月19日(水)10時00分~12時00分

2. 場  所 文部科学省別館大会議室(文部科学省別館11階)

3. 出席者 (敬称略)
     委      員: 谷口一郎(分科会長)、西野文雄(分科会長代理)、垣生園子
  臨時委員: 池田駿介、佐藤清、大橋欣治、大橋秀雄、小野田武、金子尚志、亀若誠、佐藤進、杉浦賢、布施洋一、渡邉定夫
  関係機関: 総務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、(社)日本技術士会
  事  務  局: 井上科学技術・学術政策局次長、倉持基盤政策課長、長瀬基盤政策課企画官ほか
  
(議  題)
  1.分科会長の選任等について
  2.平成14年度技術士試験の結果について
  3.平成15年度技術士第一次試験実施大綱について
  4.平成15年度技術士第二次試験実施大綱について
  5.平成15年度技術士第一次試験の実施について
  6.平成15年度技術士第二次試験の実施について
  7.平成15年度技術士試験試験委員の推薦について
  8.技術士試験における技術部門の見直しについて
  9.その他
 
(配布資料)
   1. 技術士分科会委員名簿
2. 平成14年度技術士試験の結果について
3. 平成15年度技術士第一次試験実施大綱(案)
4. 平成15年度技術士第二次試験実施大綱(案)
5. 平成15年度技術士第一次試験の実施について
6. 平成15年度技術士第二次試験の実施について
7. 平成15年度技術士試験委員の推薦方針
8. 平成15年度技術士第一次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について
9. 平成15年度技術士第二次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について
10. 「技術士試験における技術部門の見直しについて」(科学技術・学術審議会への諮問)
11. 技術士制度における技術部門の見直しに関する基本的な考え方について
12. 技術士部門見直しのためのWGの設置について
13. 技術体系の検討用イメージ
14. 技術士試験科目の見直しについて
15. 技術部門見直しに係る議論の流れ
16. 第二次試験必須科目における技術体系別出題について(報告メモ)
17. 第二次試験必須科目における技術体系別出題の取扱い
18. 「技術士試験における技術部門の見直し」における原子力部門設置の要望(社団法人   日本原子力学会)
19. 「原子力」部門設置の必要性について(一般部会技術部門見直しWG委員提出資料)
20. 「原子力」部門設置の必要性
21. 部門見直しスケジュール


(参考資料)
  ○  第4回技術士分科会(14.3.12)以降の各部会審議状況
  ○  技術部門及び選択科目
  ○  技術部門の変遷
  ○  技術士登録者数の技術部門別一覧
  ○  技術部門別受験者数・合格者数の推移
  ○  技術士試験部門別受験者数及び登録者数の推移


  (議事要旨)
(1)    委員の互選により、谷口一郎委員が技術士分科会長に選任された。また、谷口分科会長の指名により、西野文雄委員が技術士分科会長代理となった。

(2)    資料2「平成14年度技術士試験の結果について」について、事務局から説明があった。なお、委員から次のような意見が述べられた。

第一次試験の結果は、大きな問題を提起している。通常の大学理工系卒業者に限ると、合格率は8.6%である。また、部門によって合格率に差がある。これは、今後技術士を増やしていく方向性に逆行する。原因は、出題内容にあると思うので、それを分析して15年度の出題に反映して欲しい。

第一次試験合格は、第二次試験受験の必須条件となっているので、第一次試験の合格率の低さを見ると、技術士制度の将来が心配である。受験者側及び出題者側の分析が必要である。

第一次試験の問題が難しい。技術士法上、文部科学大臣が指定した大学課程の修了者には、第一次試験の受験が免除されることになっているが、これとの整合性がとれるのか疑問である。第一次試験のレベルは、大学卒業程度の学力を確認するようにした方がよい。

テクノロジーの視点から見ると、第一次試験の内容は難しくない。大学教育とミスマッチがあるのではないか。

第二次試験は、第一次試験に合格して経験を積んで、技術士にふさわしいか否かを判断するものである。それを第一次試験で技術士にふさわしいか否かを判断してふるい落とすのはよくない。

作問に当たる試験委員に連続性を持たせるとともに、問題作成について試験委員を指導する体制が必要である。

JABEE認定課程修了者にとって、第一次試験が難しいとは思わない。大学卒業直後の受験者と卒業後一定期間を経過した受験者を同時期に試験するのは難しいのではないか。個別のことよりも基礎総合力を判定する見地にシフトしていかないと合格率は上がらないだろう。

第一次試験の受験申込者数が10年前に比べて約10倍になっていることは、世間の認知が高まったからであり、その点は評価すべきである。

技術士法改正の趣旨が試験委員に伝わっていないのが原因ではないか。第一次試験の出題範囲について、トンネル等現在の大学で教育していないものも含まれているので、変える必要がある。第一次試験の試験委員に大学教員を多く選任する必要がある。また、部門の中で共通的な問題を出題するのも改善策の一つではないか。アメリカのFE試験は、大学在学中に受験できる。大学卒業直後に受験するレベルであることが徹底されれば出題内容もそれに応じたものとなる。第一次試験の結果がこの水準で推移すると、文部科学大臣が指定した大学課程の修了者に第一次試験の受験を免除する技術士法の規定は、死文化することになる。

(3)    資料3「平成15年度技術士第一次試験実施大綱(案)」及び資料4「平成15年度技術士第二次試験実施大綱(案)」について、事務局から説明があった。特に第一次試験専門科目について、同科目が知識を問うものであり、択一式のみによる試験にしても支障がないと考えられること等から、平成15年度技術士試験から全て択一式にする旨説明があった。いずれも原案のとおり決定された。なお、委員から次のような意見が述べられた。

第一次試験実施大綱に試験の程度が明記されているにもかかわらず、出題内容には大学で教育していないものが含まれている。試験委員の選任方法を変えれば相当程度改善できるのではないか。

改正前の試験制度を引きずっている面がある。現在は制度改正後の過渡期ではないか。

試験委員の任命について、第一次試験は大学卒業程度の能力を認定するものだから、大学教員を選任するのがよい。ただし、各大学によって教育プログラムが違うので、その中の共通事項に絞った出題をすればよい。

(4)    資料5「平成15年度技術士第一次試験の実施について」及び資料6「平成15年度技術士第二次試験の実施について」について、事務局から報告があった。

(5)    資料7「平成15年度技術士試験委員の推薦方針」、資料8「平成15年度技術士第一次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について」及び資料9「平成15年度技術士第二次試験試験委員の推薦時期及び推薦数について」について、事務局から報告があった。

(6)    資料10「「技術士試験における技術部門の見直しについて」(科学技術・学術審議会への諮問)」、資料11「技術士制度における技術部門の見直しに関する基本的な考え方について」、資料12「技術士部門見直しのためのWGの設置について」、資料13「技術体系の検討用イメージ」、資料14「技術士試験科目の見直しについて」、資料15「技術部門見直しに係る議論の流れ」、資料16「第二次試験必須科目における技術体系別出題について(報告メモ)」、資料17「第二次試験必須科目における技術体系別出題の取扱い」、資料18「「技術士試験における技術部門の見直し」における原子力部門設置の要望(社団法人 日本原子力学会)」、資料19「「原子力」部門設置の必要性について(一般部会技術部門見直しWG委員提出資料)」、資料20「「原子力」部門設置の必要性」及び資料21「部門見直しスケジュール」について、事務局から報告があった。
   第二次試験必須科目への技術体系別出題導入の見送り、及び「原子力」部門の新設について、基本的に認める方向で検討を行うこととし、今後ワーキンググループにおいて、その必要性及び内容等について、より詳細に検討を行うこととする一般部会決定を承認した。なお、委員から次のような意見が述べられた。

昨年2月の一般部会報告「技術士制度における技術部門の見直しに関する基本的な考え方について」は、考え方自体はよかったが、部門に結びつけることに無理があった。部門によっては業務資格となっているものもあり、部門を変えるのは困難であるというのが大方の意見であった。また、原子力部門については、 1現在五十数基の原子力発電所が動いており大事な分野であること、 2それに係るトラブルに当たって安全性、職業倫理の確立が重要であること等からその設置の必要性がある。

原子力部門が設置された場合には、一定数の受験者の確保、有資格者の活用策、CPDの実施方策を検討して欲しい。

部門の大括り化については、試験のあり方論と技術士の活用論の二つの観点から議論を行うべきである。試験のあり方論では、第一次試験の専門科目と第二次試験の必須科目の関係を明確にすべきである。技術士の活用論では、産業の実態や将来の動向に応じた検討を行うべきである。

(科学技術・学術政策局基盤政策課)