第2回制度検討特別委員会における主な発言

技術士補、IPDの在り方について

  • 毎年一定数の登録が行われているため無くすことはできないが、今後も維持していくためには技術士補に登録することのメリットが必要ではないか。また、登録条件についても見直しが必要か。(指導技術士を見つけることが難しいため。)
  • 一次試験合格者に名称を与え、名刺などに書けるようにすべき。
  • IPDの制度がしっかりしていないため、技術士試験合格者の平均年齢が高くなってしまうのでは。
  • IPDの充実は必要であるが、実務経験についても確認していく必要がある。
  • 一次試験合格、JABEE認定課程修了の後、技術士補登録の有無でどの程度の差があるのか(二次試験の合格について)を結果として求められるだろう。

第一次試験について

  • 現在当委員会で検討している一次試験の目的と、JABEEが認定の際に基準としていることにずれが生じているのではないか。
  • 第一次試験の適正化を図るためには専門科目(前期までの議論の結果をベースに改めて検討)だけでなく、GAを確認することを目的として、基礎科目と適正科目のあるべき姿についても検討を進める必要がある。

IEA会合について

  • APECエンジニアに加盟している各国の技術士資格については、相互性を持たせ、マルチラテラルなものにしていくべきという議論が起こっている。
  • 日本は来年レビューを受けることとなる。近年審査基準が厳しくなる傾向があるため、国際的通用性のある制度設計をしっかりと行っていく必要がある。

今後の検討方針について

  • 1つずつ課題を解決していくことで技術士の全体像が見えてくるのかを検証すべき。
  • 制度全体として最終的な目標、目的となるもの(例:国際的通用性)を1つの軸として、現在の制度設計や課題整理でよいのかを検討していくべき。
  • 分科会は技術士制度の大枠を議論するものなので、当委員会である程度話を詰めてから課題をあげなければいけない。また、作業部会も同様に当委員会で議論を進め、作業部会では実際の実行に向けての作業を行うべきである。

更新制、CPDについて

  • 資格の信用を保つためには、登録された技術士がどこでどのような業務を行っているのかを確認する必要がある。
  • 努力義務であるものを必須にするならば、何か更新をすることによるメリットを持たせる必要がある。

【更新の方法について】

  • 技術士の中にも様々な考え方、資格の使用状況があるため、全員に同じ条件の更新要件を課すことは難しいのではないか。更新制を導入する場合はいくつかの更新方法を用意するべきか。
    ※:資格として登録を維持したい場合

    研鑽を行い技術士資格を活用して働いている場合(能力保証が必要)

    国際的に活動する場合(APECエンジニアと同等の研鑽が必要)       など
  • CPDと更新制を結びつけるならば、
    海外の資格との連携
    国際的同等性を確保するため)
    CPD
    の計算の方法等(CPDの講習等の時間確保が難しい場合もあるため)
    などについても工夫しなければならない。
  • 更新を義務にはせず、その都度更新を行っている人に対しては加点を行うような仕組みはどうか。

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科学技術・学術政策局 人材政策課

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